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上級者向け 受験マニアックス

2023年11月号 2024年度首都圏高校入試の変更点(私立・国立)
(第2弾:2023年7月〜10月発表分)

受験マニアックスの7月号では、2023年4月〜6月に発表された首都圏高校入試の変更点を紹介しました。今回は、7月以降に発表された変更点を、私立と国立を中心に紹介します。ぜひ、7月号とあわせてご確認ください。各校の変更点の一覧については、末尾添付のPDFをご参照ください。

なお、現段階で全ての学校の入試の変更点が発表されているわけではありません。入試に向けては、各校の募集要項をあわせて確認してください。

国立高校の変更点

東工大附属(東京都港区)

推薦入試について、これまでは2年次以降の専攻分野をあらかじめ決めていましたが、2024年度からは、2年次からの専攻分野を決めずに入学できる枠が新たに設けられます。また、7月号でも紹介したように、2026年4月に現在の田町から大岡山の新キャンパスに移転することが決まっています。

筑波大附属駒場(東京都世田谷区)

2024年度から、通学区域を拡大することを発表しました。新しい通学区域は下表の通りです。黄色マーカー が、新しく追加される地域です。

2024年度からの通学区域(中学校・高等学校とも)

東京都 23区、昭島市、稲城市、清瀬市、国立市、小金井市、国分寺市、小平市、狛江市、立川市、多摩市、調布市、西東京市、八王子市、東久留米市、東村山市、日野市、府中市、町田市、三鷹市、武蔵野市
埼玉県 上尾市、朝霞市、川口市、さいたま市(浦和区、大宮区、北区、桜区、中央区、西区、南区)志木市草加市所沢市、戸田市、新座市、富士見市ふじみ野市三郷市八潮市、和光市、蕨市
千葉県 市川市、浦安市、習志野市船橋市松戸市
神奈川県 厚木市海老名市、川崎市、相模原市(南区、中央区、緑区の相原・大島・大山町・上九沢・下九沢・田名・西橋本・二本松・橋本・橋本台・東橋本・元橋本町)、座間市、大和市、横浜市(青葉区、旭区、泉区、神奈川区、港南区、港北区、瀬谷区、都筑区、鶴見区、戸塚区、中区、西区、保土ヶ谷区、緑区、南区

言わずと知れた最難関校の通学区域拡大は注目すべきトピックスで、来年の入試では応募者が増え、倍率が上がるかもしれません。難易度に関しては、すでに上限に到達していますので、変わることはなく、ボーダーライン付近が厳しくなりそうです。

私立高校の変更点

校名変更
小石川淑徳学園(東京都文京区)

「淑徳SC中等部・高等部」が2024年度から校名変更し、所在地の地名を冠した「小石川淑徳学園中学校・高等学校」になります。

学科・コース・定員の変更など

2024年度に向けて、各校いろいろな変更点を発表していますが、その中から「受験の選択の幅が広がる変更を行う学校」と「受験の選択の幅が狭まる変更を行う学校」を挙げます。各校の変更内容については、末尾添付のPDFをご確認ください。

  • 受験の選択の幅が広がる変更を行う学校
    郁文館、郁文館グローバル、神田女学園、関東国際、共栄学園、城西大城西、駒沢学園女子、聖徳学園、浦和学院、西武文理、昭和第一学園

  • 受験の選択の幅が狭まる変更を行う学校(一部、難易度アップの可能性もあり)
    芝国際、新渡戸文化、日本学園、日本女子体育大二階堂、文京学院大女子、目黒日大、安田学園、横浜創英、国府台女子、広尾学園小石川、叡明、星野

受験生たちの姿勢について

最近の中学3年生の高校受験に向かう姿勢として、「いまの自分の学力で入れる学校に行く」という考え方が目立つと感じています。「この学校に行きたいから頑張って勉強して学力を伸ばす」のではなく、「高望みや努力はせず、合格できる学校を探す」という生徒が多数派になってきているのです。そして条件に合った学校に実際に見学に行ってみて、「ぜひここに入りたい」とは思えなくても、特段悪い印象を受けなければ「ここでいいか」と安易に志望校を決めてしまうのです。実際、各地で開催されている合同相談会の状況を見ても、中学3年生がいまひとつ集まっていない模様です。

この背景の一つには、長引いたコロナ禍があるのかもしれません。今の中学3年生は中学入学時にすでにコロナ禍に入っていたため、積極的に外の世界に触れる機会が少なく、安全志向や地元志向が知らず知らずに身についているのではないでしょうか。コロナ禍においては指導する大人の方も、「合同相談会や学校見学会に積極的に行って、幅広い視野で学校を選びなさい」といったアプローチはしてきませんでした。

また、首都圏の高校の校風の均質化傾向も、背景の二つ目としてあげられます。マスコミでは今でも一部の高校のブラック校則が取り上げられますが、特に首都圏では、校則が非常に厳しい学校や荒れている学校は少なくなり、「どこの学校に行っても違いは小さい」という状況になっています。宗教系の学校は宗教行事に特徴がありますが、こうした学校でも毎日の学校生活の多くの時間は、あまり宗教を意識することがありません。ですから、学校を見学しても、「この高校に行ってこんな高校生活を送りたい」というイメージが湧きにくく、高校生活が中学校の延長のように感じがちです。しかし、表面的な校風には違いがないように見えても、生徒たちが学びに向かう姿勢には、学校間でかなり違いがあります。各教科の学びについて、生徒たちが積極的に調べものをしたり友達同士で議論するような学校では、生徒本人の学びに対する意識が少々薄くても、周りに感化されて、仕方がないと思いつつも、余暇時間を学びに使おう、といった意識が起きてきますが、学びに対する意識が薄い生徒が多い学校では、授業が終わるともっぱら部活しか頭にない、集中して勉強するのは定期テスト前だけ、といった学校生活になりがちで、本人の意識が薄くても、「みんな同じだから」と、のんびりしてしまうことが珍しくありません。

面倒に感じることもある志望校選びですが、「自分に合った学校」「本当に行きたいと思える学校」を見つけることができれば、入試に向けて力をつけていくことができて、自分の将来の可能性を広げることができます。受験生の皆さんには、ぜひ積極的な志望校選びをしていただきたいと思います。

なお、合同相談会の場では、秋以降になって中学1、2年生の参加が増えてきています。コロナ禍が明けたこともあり、中学1、2年生の中でも熱心な子たちの間には、積極的な学校選択をしたいという意識が徐々に広がっているのかもしれません。2025年度入試以降、ボリュームゾーンの受験生たちの学校選択の傾向はあまり変化がないかもしれませんが、一部の生徒たちの間では、行きたい学校を積極的に探して勉強に励むという動きも出てくるのではないでしょうか。

2023年7月〜10月に発表された変更点一覧

現段階(2023年11月時点)で判明している2024年度首都圏高校入試の変更点一覧を紹介します。



[筆者紹介]

首都圏中学受験・高校受験に関わるようになって○十年。現在でも多くの私立学校説明会やイベント、研究会などに顔を出し、日々私立学校の情報を収集・発信している。

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