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上級者向け 受験マニアックス

2016年10月号 No.2 2017年度入試の変更点

東京・神奈川・千葉・埼玉の私立・公立高校の入試の変更点をご紹介します。

私立高校

東京23区
高校名 入試の変更点
郁文館 一般クラス→進学クラス
神田女学園 特進クラス→アドバンストクラス
進学クラス→フューチャークラス
グローバルクラス新設(アドバンストクラス・フューチャークラスとは別募集)
関東国際 普通文系コース→日本文化コース
京華女子 文理コース→進学コース
麹町学園女子 完全中高一貫校→高校募集再開
※募集コースは「東洋大学グローバルコース(2017年度新設)」(一定の成績があれば原則として東洋大学に進学することを前提とするコース)
駒込 理系先進コース新設、一般入試の科目は英数理
アドバンスコース→アドバンス本科コース
芝浦工大 学校名を「芝浦工業大学附属」に変更
板橋区→江東区豊洲に移転
女子クラス新設、男女別学に移行
自由ヶ丘学園 特別選抜コース新設
選抜進学コース→総合選抜コース
総合コース募集停止(総合進学コースは変更なし)
淑徳巣鴨 選抜プレミアムコース新設(現行のアルティメットクラスが国公立への進学を目指すのに対し、私大の最難関への進学をめざすコース)
成城 定員80名→20名
成立学園 スーパー特選国公立コース・スーパー特選難関私大コース→統合してスーパー特選コース
特進コース選抜クラス・特進コース総合クラス→統合して特進コース
帝京大帝京 文理コース→進学コース
貞静学園 大進コース特別進学クラス→特進コース
大進コース総合進学クラス→総合進学コース
東亜学園 普通科体育コース募集停止
東京家政学院 特進コース→アドバンストコース
総合進学コース→スタンダードコース
東京女子学院 総合進学コース→普通科総合コース
トキワ松 美術コース→美術デザインコース
新渡戸文化 女子校→共学化
医療系進学コース→特進(医療・理系)コース
特進(文系)コース新設
キャリアデザインコース→美術、音楽、スポーツ、クッキングの4コースに分離
日本音楽 普通科幼児教育コース→音楽科幼児教育コース
日本工大駒場 工業科→理数工学科と創造工学科(機械・建築・電気情報システム科)に改編(男子のみは変更なし)
2年次からコース分け
国際工学科(カナダ留学前提)募集停止、留学は普通科総合進学コースの2年次での選択に移行
日大豊山女子 A特進クラス新設
普通科→N進学クラス
理数科→理数Sクラス
日出 特進クラス新設
国際クラス新設
総合クラス→進学クラス
宝仙学園女子部 特待選抜クラス募集停止
目黒学院男子部 普通総合コース募集停止
立正大付属立正 一般入試科目:国語・英語・数学→国語・英語・数学または英語・数学・理科または国語・英語・社会
東京多摩地区
高校名 入試の変更点
錦城 普通コース→進学コース
国立音大 普通科特進コース新設
普通科コース→総合進学コース
国際基督教大 外国籍入試→国際生徒枠
聖徳学園 難関特進コース→難関国公立コース
進学コース→文理進学コース
昭和第一学園 総合工学・機械・電子情報・建築デザイン→統合して工学科
立川女子 総合・文理コース→普通科総合コース
八王子学園八王子 総合進学(音楽・美術含む)コース→総合(文科・美術・音楽)コース
八王子実践 調理科募集停止
特進J新設(ただし特進コース内の特待生として位置づけて授業は特進コースとして実施)
武蔵野女子学院 薬学理系コース→理系医療コース
背連発文系コース→文系創造コース
明星 MGSクラス:2/10・20名、2/12・10名→2/10・30名、2/12・若干名
神奈川県

コースの改編等は、表をご覧いただくとして、入試日程で大きな変更があります。慶應義塾高校の一般入試が、1次・2月10日(2016年度は12日)、2次・2月13日(同は15日)になります。この結果、早稲田実業と日程が重なるだけでなく、桐朋や山手学院、桐光学園などを10日に押さえで受験し、12日に慶應義塾に挑戦しよう、といった受験パターンが組めなくなります。男子の難関校受験生に大きな影響が及ぶことが考えられます。

高校名 入試の変更点
大西学園 商業科募集停止
柏木学園 情報経済科(通学型通信制)募集停止
聖ヨゼフ学園 完全中高一貫校→高校募集実施
※開校以来初めて公募での高校募集実施。募集コースはアドバンスト・インターナショナルコースと総合進学コース。両コース計40名予定、入試は推薦と一般、一般入試は書類選考のみを予定。
千葉県
高校名 入試の変更点
市川 前期:3教科→5教科
敬愛学園 人間科学コース募集停止
芝浦工大柏 後期廃止
前期3教科→GSクラスのみ3教科または5教科
渋谷幕張 後期日程廃止
昭和学院秀英 3教科→5教科
聖徳大附属女子 自己推薦新設、1/24に特待で5教科入試
東邦大東邦 高校一般募集停止、帰国生のみの募集に変更
千葉英和 普通科(特進選抜・特進文理・総進文理コース)入試科目:国語・英語・数学→国語・英語・数学または英語・数学・理科または国語・英語・社会
千葉明徳 後期→日程繰り上げで前期Dに変更の予定
成田 特別選抜コース→特進αコース
日出学園 特進コース新設、在来コースは進学コースと呼称
埼玉県
高校名 入試の変更点
浦和麗明 特進→特進Ⅱ類
特選と特進Ⅱ類との間に特進Ⅰ類を、進学コースと特進Ⅱ類の間に進学αコースを新設
福祉進学募集停止
ペットマネジメントコース募集停止
大宮開成 特進SⅡコース募集停止
特進SⅠコース→特進Sコース
埼玉栄 特別進学コース・総合進学コース→統合して新「特進」コース
城西川越 特進コース特選クラス→特選コース
星野女子部 国際教養コース新設
武蔵越生 特選コース・特進コース→統合してS特進コース
進学選抜コース→選抜Ⅰコース
進学コース→選抜Ⅱコース
アスリート選抜は変更なし
山村国際 特進コース→特進コースA
特進コースB新設(従来2年次から編成を、1年次からに前倒し)

公立高校

東京
1.各校が決める入試内容の変更(主なもの)

① 推薦入試

高校名 入試の変更点
日比谷 小論文150点→250点
城東 小論文200点→作文200点
千歳丘 面接・集団討論400点→300点
作文200点→300点
文京 作文150点→小論文150点
調布南 作文300点→小論文300点
拝島 調査書の内申 観点別→5段階評定
国立 調査書500点→450点
面接・集団討論150点→200点
大島海洋国際 小論文200点→作文200点

② 文化・スポーツ等特別推薦

高校名 入試の変更点
目黒 新規実施 種目は硬式野球とバスケットボール
大森 新規実施 種目は吹奏楽、硬式野球、バレーボール
桜町 バレーボールのみ実施→とりやめ
鷺宮 硬式野球新設
杉並 バスケットボール新設
淵江 新規実施 種目は硬式野球
深川 普通・英語ともサッカー新設
富士森 陸上競技新設
松が谷 普通科 剣道新設
小平南 バレーボールとりやめ
府中西 新規実施 種目は硬式野球、ハンドボール、ラグビー
墨田川 水泳とりやめ
バレーボール新設
飛鳥 美術とりやめ
千早 バレーボール新設
科学技術 科学探究→理科探究
世田谷総合 吹奏楽とりやめ
サッカー新設
東久留米総合 サッカーのみ実施→とりやめ
青梅総合 硬式テニスとりやめ
バレーボール新設
墨田工業 ラグビーとりやめ
足立工業 バスケットボールとりやめ
硬式テニスとりやめ
硬式野球新設
多摩工業 卓球とりやめ

③ 一般入試(学力検査等による選抜、第一次募集)

(1)学年制普通科の男女別定員緩和とりやめ

  • 杉並
  • 足立
  • 足立新田

(2)学年制普通科の男女別定員緩和新規実施

  • 井草
  • 江北
  • 府中東
  • 東村山西

(3)分割後期廃止

  • 保谷

(4)学力検査の傾斜配点

  • 田柄・外国文化:英語1.2倍を廃止
  • 科学技術:数英理1.5倍→数理1.5倍

④ 国際高校・国際バカロレアコースについて

国際高校の国際バカロレアコースは、一般入試ですが推薦入試と同時に実施される入試で、今までは学力検査として数学(200点)を実施、その他の検査として小論文(200点)、個人面接(200点)、集団討論(100点)と、英語運用能力検査(100点)を実施していました。このうち、英語運用能力検査は、合否判定の合計得点算出には用いられない代わりに、基準点を下回ると、他の得点や内申がいくら良くても不合格になる、いわば入学資格審査の検査でした。2017年度から数学も活用能力検査(100点)となり、英語運用能力検査と同様に入学資格審査に変更され、得点そのものは合否判定時に他の小論文などとは合計しないことになりました。また、内申は従来50点満点に換算していましたが、来春からは30点満点に変更されます。

神奈川県
1.公立高校再編

神奈川県では2017年度から公立高校の再編成を実施します。

〈2017年度に予定されている改編〉

(1)コースを専門学科に改編して専門性を強める

  • 厚木北・スポーツ科学 
  • 弥栄・スポーツ科学、芸術科音楽→音楽科、芸術科美術→美術科
  • 白山・美術
  • 上矢部・美術陶芸→美術科

(2)コース制を廃止し、普通科としての募集のみになる

  • 有馬・英語
  • 生田・自然科学
  • 磯子・グローバルコミュニケーション
  • 西湘・理数
  • 弥栄・外国語、理数(※通常の普通科を新設)
  • 綾瀬西・福祉教養
  • 高浜・福祉教養
  • 荏田・体育
  • 山北・スポーツリーダー
  • 横浜南陵・健康福祉

(3)総合学科を普通科や専門学科に転換する

  • 大師、横浜清陵総合、横浜緑園総合:
    単位制普通科に転換。もともと普通科だった高校を改編したものだが、普通科に戻ることになる。
  • 吉田島総合:
    農業科(大学科)に転換、小学科として都市農業科、食品加工科、環境緑地科を設置。2019年度からはさらに生活科学科も設置。

(4)通常の普通科を新設する

  • 弥栄(外国語、理数の募集停止の代替)
  • 小田原総合ビジネス:
    2008年に商業系の学校だった小田原城東と普通科の湯河原の統合で誕生した学校。実質的には湯河原の募集停止だが、当時とは異なるレベルでの普通科設置になりそう。
  • 川崎市立商業:校名を「川崎市立幸高校」に変更。

(5)通常の普通科のクリエイティブスクール化

  • 大井、大和東:
    学び直しや進路発見を中心としたクリエイティブスクールに転換する。クリエイティブスクールのニーズは高いようで、現在設置されている3校では不足、という判断からの転換。
〈2018年度以降に予定されている改編〉
  • 相模原青陵:2018年度から弥栄に統合して募集停止。
  • 大楠:2020年度から横須賀明光と統合。
  • 横須賀明光:2018年度から国際科の募集を停止。2020年度から大楠を統合してクリエイティブスクールが大楠から移る、福祉科は残る。
  • 磯子:2018年度から氷取沢に統合して募集停止。
  • 平塚農業初声分校(昼間定時制):2018年度から三浦臨海に統合。三浦臨海に全日制で農業科新設。
  • 平塚農業と平塚商業:2019年度から統合。
  • 大楠:2020年度から横須賀明光と統合。
2.マークシート式導入

今春の入試で採点ミスが発覚したことから、県教育委員会では「再発防止・改善策」を作成・公表しています。採点ミスの原因は、「記号選択で正答を確認せずに記憶に頼った採点だった」、「○×の記入欄が小さい」、「点検時にチェックするレの印が小さく見間違えた」、「点検者の採点ミスはないだろうとの思い込み」「時間的に厳しい学校があった」などさまざまなものが挙げられていて、「単純に原因が特定できるものではなく、様々な要因が重なり合って発生した」としています。

そして、採点ミス防止対策の一つとして、記号選択式の問題でマークシート式を導入することになりました。その他の対策には、「採点日を1日増やす」、「合格発表日以降、全受験者に答案用紙の写し(コピー)を交付する」、「記述式問題の採点・点検欄を設ける」などがあります。解答用紙のサンプルは12月に公表される予定です。

3.各校が決める入試内容の変更(主なもの)
高校名 入試の変更点
鶴見 内申:学力検査:面接=2:6:2→4:4:2
上矢部 美術の実技比率4→3
市立南 自己表現新規実施、比重1
金沢総合 学力検査重点化廃止、内申:学力検査:面接=4:3:3→4:4:2
市立川崎(普通) 学力検査重点化廃止、内申:学力検査:面接=4:4:2→3:5:2
麻生総合 内申:学力検査:面接=5:3:2→4:4:2
秦野総合 内申:学力検査:面接=5:2:3→4:4:2
小田原総合ビジネス
(総合ビジネス)
内申:学力検査:面接=5:3:2→4:4:2
厚木北 内申:学力検査:面接=6:2:2→4:4:2
座間総合 内申重点化、英×2・国数各×1.5→点数の高い1教科×2
弥栄(音楽) 実技比重3→4
弥栄(スポーツ科学) 学力検査3教科→5教科、実技比重3→4
相模原総合 内申:学力検査:面接=5:3:2→4:4:2、内申重点化新規実施
千葉県
1.公立高校再編
  • 木更津高校:理数科新設。
  • 匝瑳高校:英語科を募集停止とする代わりに、普通科に国際に関するコースを新設。
2.各校が決める入試内容の変更(主なもの)
高校名 入試の変更点
千葉北 前期志願理由書事前提出廃止
市立千葉(理数) 前期定員60%→75%
八千代(普通) 前期面接廃止、集団討論実施
八千代(家政) 後期適性検査廃止
柏陵 前期自己表現廃止、適性検査新設
関宿 前期自己表現廃止、作文新設
下総(航空車両整備) 前期定員75%→100%、面接廃止、適性検査新設
成東(理数) 前期定員100%→90%
茂原樟陽(全科) 前期自己表現新設
君津 前期面接廃止、自己表現新設
上総・園芸 前期定員80%→70%
君津商業 前期定員80%→100%、適性検査の廃止、自己表現新設
船橋古和釜
(アクティブスクール)
1期定員80%→100%
埼玉県
1.入試のしくみ

(1)英語と数学で「学校選択問題」の実施

埼玉県の公立高校入試問題は、2010年度に記号選択や短答型の問題が多い出題形式から記述式が多い出題形式に変更され、一気に難しくなりました。結果、正答率が極端に低い問題も現れ、県議会でもその問題が取り上げられるようになったため、改善されることになりました。

基本的な改善策としては、現行の出題を簡単に得点しやすくします。しかしそれだけでは、難関校の入試では得点差がつかなくなってしまいます。そこで、難しい応用的な問題を別に用意し、学校側が、通常の問題か難しい問題かを選択することができるようにしました。この難しい方の問題を「学校選択問題」といいます。

「学校選択問題」は、英語と数学の2教科で実施されます。出題のすべてが別の問題になるわけではなく、英語のヒアリングをはじめ、一部は共通の問題も出題される予定です。作成は、県教育委員会が行います。

2017年度に「学校選択問題」を実施する学校は以下の通りです。なお、制度面では英語・数学のうち一方だけ実施することが可能ですが、2017年度はこれらすべての学校で英語・数学の両方とも実施されます。

浦和、浦和第一女子、浦和西、大宮(普・理とも)、春日部、川口北、川越、川越女子、川越南、熊谷、熊谷女子、熊谷西(普・理とも)、越ヶ谷、越谷北(普・理とも)、所沢、所沢北(普・理とも)、不動岡(普・外とも)、和光国際(普・外とも)、蕨(普・外とも)、市立浦和

(2)理科・社会の試験時間を40分から50分に延長

2016年度までは、理科と社会の試験時間は40分とされ、英語・数学・国語の50分よりも短く設定されていました。しかし、記述式の問題が以前よりも多くなり、時間が足りなくて解答が不十分になるケースが見られるようになっていました。そこで、しっかりと考えられる解答時間を確保するために、試験時間を40分から50分に延長することになりました。

時間延長に伴って出題数を目立って増やすことは考えられていないようです。ただ、文章記述やグラフを描くなど、時間をかけてじっくりと解答するタイプの出題はやや増えるかもしれません。

2.各校が決める入試内容の変更(主なもの)
高校名 入試の変更点
浦和西  調査書換算点348点→336点
川口北  調査書換算点350点→334点
鳩ヶ谷(全科)  面接実施50点、調査書換算点500点→450点
蕨(普通) 調査書換算点428点→335点
蕨(外国語)  調査書換算点458点→334点
鴻巣(全科) 調査書換算点335点→750点
所沢中央  調査書換算点342点→354点
児玉白楊(全科) 調査書換算点400点→500点
秩父農工科学(全科) 面接50点→100点
越ヶ谷 調査書換算点340点→335点
草加南(全科)  調査書換算点480点→375点
吉川美南(全日制総合)  調査書換算点500点→400点
吉川美南(定時制Ⅰ部)  調査書換算点375点→533点

 



[筆者紹介]

首都圏中学受験・高校受験に関わるようになって○十年。現在でも多くの私立学校説明会やイベント、研究会などに顔を出し、日々私立学校の情報を収集・発信している。

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