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私立中高進学通信

2024年9月号

私学の英語最前線

聖望学園中学校

生徒の英文を活かした
Writing指導で意欲を引き出す

さまざまな授業で、「自分の意見を英語で表現する」ことが求められます。

さまざまな授業で、「自分の意見を英語で表現する」ことが求められます。

生徒が実践的に英語を使う機会を大切にしている同校。ネイティブ教員による「Writing指導」やネイティブ講師との「オンライン英会話」など、生徒が1対1で英語を学ぶ授業が行われています。

生徒の表現を活かす
ネイティブ教員による「Writing指導」
Writing指導を行うエリック・ロス先生。Writing指導を行うエリック・ロス先生。

 ていねいできめ細かな指導を積み重ね、本物の英語力を養うことを教育目標とする同校。少人数制・習熟度別授業で、ネイティブ教員によるWriting指導やオンライン英会話などを取り入れ、さまざまな面から生徒の英語力を伸ばしています。どのような英語教育が行われているのか、英語科の中根好先生、北村恵理先生、荒井大希先生に伺いました。

「入学後に英語のテストを行い、その結果に基づき最初から15人ほどの習熟度別クラスで授業を行います。英語に苦手意識をもつ生徒もいるかもしれませんが、基礎からていねいに学習するので心配ありません。
 習熟度別クラスは、定期テストごとに成績順で入れ替えます。例えば、中間テストの結果が悪くても、期末テストで頑張って成績が上がれば、上級クラスに入ることができます。本格的に英語を学び始めた中学生には、学習へ意欲的に取り組んでほしいので、頑張った結果がすぐに成果として現れるようなシステムにしています」(中根先生)

 Writingの指導も、生徒の意欲を引き出すことを大切にしています。

「本校では、ネイティブ教員がWriting指導を行っています。指導を担当しているエリック・ロス先生は、『この単語を足すと、表現したいことに近づくよ』『前置詞はこちらを使って、わかりやすい英文にしよう』など、生徒の英文をできるだけ活かすことを大切にしてくださっています。和文から英文へ、最短距離で正解へ導くための添削ではなく、生徒が自分の意見を英語で表現できるように、英語が好きになるように働きかける姿勢は、日本人教員にとっても学ぶものが多いです」(荒井先生)

授業で学んだ表現を対話で応用する
「オンライン英会話」

 同校では、中1・中2で月1回「オンライン英会話」を行っています。

「海外のネイティブ講師とマンツーマンで英会話をします。英語のみで25分間やりとりするには集中力が必要ですが、生徒は楽しそうに取り組んでいます。普段の授業ではあまり手を挙げない生徒が、自分から積極的に会話を広げる姿も見られます。授業で学んだテーマや文法に沿って会話が展開するので、生徒がある程度見通しを立てて臨めるのも良い点です。『オンライン英会話』で授業の学びがコミュニケーションに役立つ経験をするので、普段から意欲的に授業を受ける姿勢も養われます。『自分の英語が通じる!』という自信は、生徒がこれから長く英語を学んでいくうえで、大きな力になるでしょう」(北村先生)

「Interviewテスト」と「Speakingテスト」で
英語を実践的に使う

 同校は、前期・後期に1度ずつ、「Interviewテスト」と「Speakingテスト」を実施しています。

「中1生・中2生はネイティブ教員と1対1で『Interviewテスト』を行います。生徒に絵を提示し、その絵についてネイティブ教員の質問に答えるテストです。出題は6問あり、日本人教員が記録係として生徒の答えを書き取ります。あらかじめ練習問題にも取り組みますが、質問されたことにサッと答える瞬発力が必要なテストです。本校は英検(実用英語技能検定)の二次試験の合格率が高く、その理由の一つが『Interviewテスト』での学びにあると感じています。
『Speakingテスト』には、中3生が取り組みます。5〜6人のグループで与えられたテーマについて5分間ディスカッションをします。これまで磨いてきた英語力が試されるテストで、“文法や表現が正しく使えているか”、“内容は適しているか”、“全員参加で会話が成立しているか”などが問われます。3つのテーマが事前に告知され、生徒は下調べと準備をしますが、どのテーマでテストするかは本番までわかりません。発言の回数も重要ですが、グループのメンバーに質問したり、意見を求めたりといった、双方向性も大切な基準にしています。生徒は『Speakingテスト』を3年間の英語学習の集大成と捉えて、積極的に取り組んでいます。
 このように、本校では幅広い活動やテスト、教材から広く学び、総合的な英語力を高めていく指導を行っています」(中根先生)

POINT1
「Writing指導」の学びを深める
国際交流

 Writing指導では、生徒が自分の意見を英語で表現することに重きをおいています。

「英語で表現する技術も大切ですが、自分の意見をもつことが最優先です。本校では、生徒がさまざまな事柄に興味・関心をもち、自分のアイデアを打ち立てられるよう、Writing指導にも国際交流を取り入れています。本校の英語科教員のつながりで、アメリカ在住の教科書作成に携わる方とオンラインで交流し、オハイオ州の学校生活について、制服やランチ事情、校則など、生徒に身近なテーマで質問に答えていただき、Writingのリサーチに役立てています」(荒井先生)

POINT2
授業の一環として全員参加で行う
「オンライン英会話」

「オンライン英会話」は、授業の一環として行われています。

「ネイティブ講師は質問や出題を通じて生徒の理解度を測り、知識が身につくようにサポートします。発音も、生徒が正しくできるまで、細部にわたりていねいに指導してくれます」(北村先生)

担当の先生より
生徒たちが楽しく学べることを大切に
一人ひとりを見守り、手厚く対応しています
英語科/荒井大希先生英語科/荒井大希先生

 本校は一つのクラスを複数の教員で担当する「チーム担任制」を導入しています。英語も習熟度別クラスを採用していることもあり、多くの教員の視点で生徒一人ひとりを見守って情報を共有しているので、変化にも気づいて対応しやすいです。


英語科主任/中根好先生英語科主任/中根好先生

 本校はキリスト教に基づく教育を実践するミッションスクールなので、海外のネットワークを活かした国際交流が盛んです。本校の宿泊施設に海外からのゲストをお招きする機会もあり、学校にいながらにして、さまざまな交流ができます。


英語科/北村恵理先生英語科/北村恵理先生

「生徒たちが楽しく学べる」ことを大切にして、新しい試みにも積極的に挑戦する学校です。体験型英語学習施設『TOKYO GLOBAL GATEWAY』が近隣にオープンした際も、いち早く校外学習で訪れるなど、行事が充実しています。

進学通信 2024年9月号
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