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私立中高進学通信

2024年9月号

Students' Chat Spot

城西大学附属城西中学校

超“実践型”の多彩な探究活動を通して
新たな自分を発見し、大きく成長

2018年より『JOSAI Future Global Leader Program(JFGLP)』をスタート。また、外部組織と連携したプログラムも導入し、企画力・問題解決力の育成を図っています。JFGLPの一環として、さまざま探究活動に関わってきた生徒と先生による座談会の様子をお届けします。

Tさん(高3)
Tさん(高3)

「探究活動の成果を活用して、総合型選抜で難関大学をめざしています」

Mさん(高2)
Mさん(高2)

「探究で学んできたことを活かして、新しいプロジェクトを企画しています」

佐藤 聖先生(地理公民科)
佐藤 聖先生(地理公民科)

「生徒たちの探究活動をサポートしています。また、軟式野球部の監督も務めています」

探究活動で取り組んだ内容を教えてください

佐藤先生
Tさんは高2の10月に行われる探究型修学旅行の前に、春休みを利用したバリ島の海外研修プログラムにも挑戦していましたよね。

「人前で話すことが得意になりました」「人前で話すことが得意になりました」

Tさん
はい。中3の時から関心をもっていたSDGsについて、バリ島で現地企業と連携し、ゴミ問題や環境問題に取り組みました。この経験が大きな一歩を踏み出すきっかけとなり、その後の探究型修学旅行にも積極的に取り組むようになりました。

佐藤先生
現地とオンラインでつないで情報収集に取り組むなど、5月からの事前準備にも積極的に取り組んでいましたね。

Tさん
探究型修学旅行では広島、愛媛、徳島へ行き、徳島では初めての民泊を経験しました。農家に滞在し、畑で果物の収穫を手伝ったり、一緒に食事を準備したりして地域との交流を深め、地域活性化のためのアイデアを話し合い、最終日には地域の方の前で発表も行いました。現地では、自分たちの想定とは異なる現実に直面しました。特に、公共交通機関の利便性が不十分だったり、家と家の距離が遠かったりなど、普段の私たちの生活環境からは想像に至らなかった部分もあり、インターネットで調べただけではわからないことが多いと気づきました。

何よりも、民泊でお世話になった方々が困っている現状を目の当たりにし、課題を自分事として考えられるようになり、「助けになりたい」という思いがいっそう強くなりました。

佐藤先生
Mさんの学年では高1から全員参加型の探究学習『BEYOND』(※1)がスタートしています。Mさんはどのようなことが印象に残っていますか?

Mさん
私は「メディア」に関するテーマを選択し、スリランカで活躍する日本人記者の方にモデレーターとなっていただきました。印象に残っているのは、実際に海外で活躍している日本人の方をオンライン取材し、記事を作成したことです。その記事をあるメディアが採用してくださり、インターネット上で公開された時は本当にうれしかったです。

佐藤先生
もともと文章を書くことが得意だったのですか?

Mさん
全くそんなことはありません。モデレーターに文章を褒められた時、「自分はこんな分野が得意だったんだ!」と自信が湧いて、書くことが好きになりました。探究心も高まり、自分の好きなことを調べて文章にまとめるようになり、いつの間にか模擬試験での記述問題が得意になっていました。

佐藤先生
普段会えない人と出会い、当たり前の枠を超えることで、新たな「好き」と出会うのがこの取り組みのねらいなんです。Mさんが新たな才能を発見できてうれしいです。

※1 『BEYOND』……それぞれの業界で活躍するプロフェッショナルの方々がモデレーターになり、メディア・気候変動・化学・テクノロジー・国際協力・教育などさまざまなテーマの探究にチャレンジします。

『αゼミ』(※2)での取り組みは?

佐藤先生
2人はαゼミに参加しましたか?

Tさん
私はαゼミで海洋生物に被害を与えるマイクロプラスチックについて調査・研究を進め、個人でも探究を行っています。ゼミで企業にインタビューをする機会があり、自身の働き方や職業観について考えるきっかけにもなりました。

「個性的な先生が多くて楽しい!」「個性的な先生が多くて楽しい!」

Mさん
私もマイクロプラスチックの課題を探究するゼミに参加しました。東京湾での実地調査やゴミ拾いのほか、日本と海外の取り組みを比較するため、オーストラリアの高校生とオンラインを通して話し合いも行いました。

昨年は「課題解決に向けた広報活動」という観点からチームでポスターを作り、その効果を検証しました。

佐藤先生
αゼミの参加者は、総合型選抜で難関大学をめざす生徒も多くいます。Tさんもそうですか?

Tさん
はい。これまでの学びを通して、問題に対して実際にアクションを起こし、人を笑顔にするやりがいを学びました。「誰かを手助けしたい」という気持ちが高まり、奉仕活動を行う『インターアクト部』に参加したり、学校説明会でプレゼンテーションをしたりなど、さまざまな活動に結びついていきました。これらの活動を振り返り、総合型選抜に向けて準備を進めています。

佐藤先生
Mさんは、現在新しい活動を企画しているそうですね。

Mさん
はい。演劇部に所属する友人と一緒に、不登校の子どもたちに演劇を通じて体を動かしてもらう企画を考えています。先月、αゼミで出会った俳優の先生を参考にしました。その先生のワークショップで、私は演劇を通して新しい自分を発見できたのです。その喜びを不登校の子どもたちにも知ってほしいと思っています。

※2 『αゼミ』……高校生の希望者を対象に、NPOや大学、企業など外部団体と連携した取り組みを行い、キャリアデザインにもつながる特別講座です。

この学校の魅力は?
「自慢の生徒たち! 広報活動にも貢献してくれています」「自慢の生徒たち! 広報活動にも貢献してくれています」

Tさん
探究活動が多彩なので、興味ややりたいことの幅を広げるチャンスに必ず出会えます。「とにかく参加してみよう」という姿勢が大切です。先生方がサポートしてくださるので、不安を感じる生徒でも安心してチャレンジができます。このような環境があったからこそ、私も大きく成長できたと思います。

Mさん
この学校の先生方は個性豊かで、探究心を学べるロールモデルがたくさんいらっしゃいます。『αゼミ』などもそうした先生方の手で運営されています。自分の興味に寄り添ってくれる先生が必ず見つかり、そこから興味を広げていけることも、この学校の魅力の一つです。

(この記事は『私立中高進学通信2024年9月号』に掲載しました。)

進学通信 2024年9月号
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