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私立中高進学通信

2024年9月号

中1の始め方

帝京大学系属帝京中学校

安心して通える環境を第一に
学習面も手厚くフォロー

入学後すぐに実施されるオリエンテーション。「楽しい思い出をつくることから、中学校生活をスタートしてほしいと思っています」(山﨑先生)

入学後すぐに実施されるオリエンテーション。
「楽しい思い出をつくることから、中学校生活をスタートしてほしいと思っています」(山﨑先生)

入学直後に行われる『オリエンテーション』や『学習ガイダンス』を通じて、友達作りや学習のスタートをフォロー。親子ともども、安心して中学校生活を送れるように努めています。

中学校生活は
友達づくりからスタート

 昨年、創立80周年を迎えた同校。「正直・礼儀」を校訓とし、目標に向かい、最後まで諦めず努力をする心を養い、変化の激しい多様な社会で活躍できる人を育成しています。

 期待と不安で胸いっぱいのなかスタートする中学校生活。同校では、新入生や保護者が中学校生活へスムーズになじめるよう、さまざまな工夫をしています。

「入学後に何よりも重視しているのが、安心して通学し、学校生活を楽しく過ごしてもらうこと。クラスメートや先生との交流が深められるように、入学式の翌日から、1泊2日の日程で『オリエンテーション』に出かけます」(中学統括主任・中学生徒指導部主任/岡田大介先生)

 オリエンテーションでは、学校生活のルールなどに加えて、レクリエーションや飯ごう炊さんなどの活動を通じて、生徒同士がコミュニケーションをとり、親睦を深める時間を多く設けています。5月には、保護者参加の校外学習行事『親子探究ツアー』が実施されます。

「埼玉県にある『むさしの村』での収穫体験や防災学習センターの見学、バーベキューなどを通じて交流を深めます。保護者の方には、お子さんの学校での様子を見ていただく機会としています。また、教員と顔なじみになることで、何か気になることがあった際に、学校とのコミュニケーションをとりやすくするねらいもあります。中学校生活をスムーズにスタートできるように、学校と家庭で連携をとりながら、生徒の成長を見守る姿勢を大切にしています」(社会科/小林悠己先生)

ガイダンスで
学習面もフォロー

 中学段階における学習法を知ってもらうため、学習面においてもていねいな指導が行われています。

「中1は、成長の個人差が大きな時期でもあるので、初めから自分でコツコツと学習を進めるのが得意な生徒がいる一方で、どのように学習したらよいのか戸惑う生徒もいます。そのまま勉強に苦手意識をもってしまうことがないように、入学直後の『学習ガイダンス』や2・3学期に行われる『教科相談』などの機会を通じて、自分に合った学習習慣を身につけられるように指導しています」(教務主任・一貫進学(中)コース主任/山﨑辰也先生)

 4月に実施される『学習ガイダンス』では、英語・数学・国語・理科・社会科の主要5教科について、普段やテスト前の学習方法を、各教科の担当教員が具体的に説明します。このガイダンスには保護者も参加できるため、「中学の学習について漠然と感じていた不安を減らせた」と好評を得ているそうです。

『教科相談』は、学習に慣れてきた2・3学期に実施されます。希望する教科の担当教員に直接質問をしたり、学習方法のアドバイスを受けたりする機会となっており、2学期の中間テストの直後と、期末テストの前後に合計3回実施しています。中1の2学期は、つまづきなどが生じやすい時期なので、学習の悩みを教員に相談し、つまずきから立ち直るきっかけをつくるねらいがあるのです。また、3月には家庭学習の時間をどのように確保するかを考える『学習時間創出ガイダンス』を設け、中だるみしやすい中2以降の学習を見据え準備をしていきます。

「学習ガイダンスや教科相談には、多くの教員に親しんでもらおうという意図もあり、中1を担当していない教員にも指導にあたってもらいます。さまざまな教員と接点をもつことで、質問や相談がしやすい教員を見つけたり、多くの目で見守られている安心感を得たりしてほしいと思っています。充実した学校生活や学習面での成長は、まず生徒が楽しく通学できる環境が土台にあってこそのものです。そのうえで、学習についても徐々にペースをつかんでいってほしいと思っています」(岡田先生)

『親子探究ツアー』は、中学全学年で実施しているという、保護者も参加できる校外行事。学校生活の様子を保護者に見てもらう貴重な機会でもあります。『親子探究ツアー』は、中学全学年で実施しているという、保護者も参加できる校外行事。学校生活の様子を保護者に見てもらう貴重な機会でもあります。
入学直後に行われる部活動紹介の様子。先輩たちが楽しく各部活動の魅力をアピールします。入学直後に行われる部活動紹介の様子。先輩たちが楽しく各部活動の魅力をアピールします。
左から小林悠己先生、岡田大介先生、山﨑辰也先生左から小林悠己先生、岡田大介先生、山﨑辰也先生

学習への不安を解消する『学習ガイダンス』
『学習ガイダンス』は保護者も参加しやすいよう、保護者会と同じ日程の土曜日に実施しています。『学習ガイダンス』は保護者も参加しやすいよう、保護者会と同じ日程の土曜日に実施しています。

 環境だけではなく学習面においても、小学校との違いに戸惑うことがある中1の導入期。同校では、『入学者説明会』『オリエンテーション』『学習ガイダンス』などの機会を活用しながら、少しずつ中学の学習についての理解を深める時間を設けています。

 学校にも慣れてきた4月下旬に実施される『学習ガイダンス』では、「予習や復習の仕方」「定期試験の勉強の仕方」など、これから本格化する中学の学習ポイントを担当教員が具体的に説明します。その後は、生徒たち自身が学んだ内容の「まとめ」を実施。話を聞くだけではなく、自分たちの手で学習方法のポイントについてまとめ直すことで、理解をより深めていきます。

先生の話を聞きながらとったメモをもとに、クラスメートと話し合いました。
先生の話を聞きながらとったメモ

先生の話を聞きながらとったメモをもとに、クラスメートと話し合いました。

進学通信 2024年9月号
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