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私立中高進学通信

2024年9月号

基礎学力の育て方

京華中学校

苦手科目が得意に!
手厚いサポートで夢に近づく
確かな学力を獲得

左から、入試広報主任の池本和樹先生、高3のSさん、Kさん。「生徒には、自分の得意・好きな分野を見つけて、それを進路につなげられるように頑張ってほしい。教員はそれをしっかりサポートします」と池本先生。

左から、入試広報主任の池本和樹先生、高3のSさん、Kさん。
「生徒には、自分の得意・好きな分野を見つけて、それを進路につなげられるように頑張ってほしい。
教員はそれをしっかりサポートします」と池本先生。

学校の勉強だけで大学受験に打ち勝つ学力を養成する「学校完結型」の学習プログラムを展開する同校。どのように学力を高めていったのか、2名の高3生に語ってもらいました。

毎日15分の朝学習で
確かな学力が定着

 手厚い学習サポートで、学校完結型の学習プログラムを実践している京華。中学は習熟度別の2クラス制、高校は志望校別の3コース制を導入し、学力を最大限に伸ばす教育を行っています。S特進コースに在籍する高3生・理系のKさんと文系のSさんに、同校の学力支援について聞きました。

 中学生の基礎学力養成の要は、朝礼前に毎朝15分、国・数・英3教科の基礎固めを行う『朝学習』です。数学はプリントの問題を解き、解答・解説を読み、丸つけ。わからなければ教員に質問。英語は英単語や動詞の活用形のテストを反復します。

「数学では、百ます計算やGoogleの入社試験問題など発展的な問題も解き、基礎学力をつけながら学問の面白さを知ることができました。国語では毎回、文章問題が1~2問出題され、15分で解き終える習慣がつきました。大学入試の勉強をしている今も役立っています。中学から訓練できて良かったです」(Sさん)

「朝学習があることで、授業に集中しやすくなりました。短い時間でも勉強ができると実感し、隙間時間で勉強する習慣も身につきました」(Kさん)

Sさん(高3/S特進コース文系)Sさん(高3/S特進コース文系)
Kさん(高3/S特進コース理系)Kさん(高3/S特進コース理系)
基礎学力を
夏期講習で応用・発展

 中1・中2の長期休暇には、全員参加の『夏期講習』『冬期講習』があり、習熟度別クラスで、発展的な問題に取り組みます。

「英語では、シャーロックホームズシリーズの原文を読む難易度の高いクラスもありました。夏期講習の英語は難しく、ついていくのに必死でしたが、負けず嫌いなので、かえってやる気が高まりました」(Kさん)

「数学も興味を引く発展問題に挑戦するなど、難しくも面白い授業でした。国語は時間内に読み切る練習が多く、時間配分をする力が磨かれました。答え合わせの後、もう一度答えを作り直す課題もあり、自分の弱点が明確になって大変役立ちました」(Sさん)

 中3・高1では夏休みに3泊4日の勉強合宿『進学教室』に全員参加。中3は習熟度別に細分化した少人数授業を実施。午前中に習った内容が午後のテストで出題され、理解できるまで復習します。高1はコースごとに発展演習を実施。高2・高3では長期の夏期講習、冬休みには特別講座を設けて、大学受験へスパートをかけていきます。

苦手科目を克服!
志望大学に挑戦できる学力が身についた
入試広報主任/池本和樹先生入試広報主任/池本和樹先生

 高校での特徴的な取り組みが、Z会通信添削の活用です。S特進コースが対象で、他コースは希望制です。導入のねらいを、入試広報主任の池本和樹先生は次のように話します。

「月に1度ある添削提出の状況を担任がチェックするので、生徒は締め切りまでに提出できるように取り組みます。つまずいた時は生徒が質問に来るため、Z会の添削と教員による二重サポートで、生徒の学力向上を後押ししています」

 その効果を実感しているという2人。

「添削の解説を見直して、解答を作り直す習慣を続けたところ、成績が伸びてきました。解答の作り直しは、夏期講習の経験が活きています」(Sさん)

「提出日が近づくと先生が背中を押してくれるシステムは、とても素晴らしいと思います。期日までに課題を提出する習慣がつきました」(Kさん)

 同校は学力の育成と同様に、部活動や行事、探究学習などの経験を通して、自分の得意を見つけることに重きをおいていると池本先生は言います。

「得意なことがあると、苦手なことに対しても『克服しよう』と頑張れます。幅広い経験を提供しながら、希望する進路に進める学力を育てています」

 中1からコツコツと学習を積み重ねてきた2人。高3の今、何を感じているのでしょうか。

「学校で “基礎を固めて応用に展開”を繰り返すことで、勉強する習慣が身につき、確かな学力がついたと実感しています。小学校の先生になりたくて、どうしても行きたい大学があります。その志望大学に挑戦できる力を身につけることができたと思います」(Sさん)

「京華には、部活動や行事を通して自分の興味を広げていける素晴らしい環境が整っています。僕は理科部の先輩との交流を通して、理学部の生物学科に進んでもっと研究したいと思うようになりました。数学が苦手でしたが、熱心に指導してくださる先生方のおかげで数学が得意になり、志望大学をめざす学力がついたと思います」(Kさん)

行事を通して“好き・得意”を育てていく同校。中1の6月に実施される「白樺オリエンテーション合宿」では、アクティビティを通して交流を深めます。行事を通して“好き・得意”を育てていく同校。中1の6月に実施される「白樺オリエンテーション合宿」では、アクティビティを通して交流を深めます。
多彩な競技で競い合う『スポーツフェスティバル』。これも生徒を成長させる行事の一つ。KさんとSさんも全力で取り組みました。多彩な競技で競い合う『スポーツフェスティバル』。これも生徒を成長させる行事の一つ。KさんとSさんも全力で取り組みました。

育成のポイント
成績が伸び悩む
生徒へのサポートも万全
自学自習の習慣と、わからないことを積極的に質問する姿勢を、中学から徹底的に養っています。自学自習の習慣と、わからないことを積極的に質問する姿勢を、中学から徹底的に養っています。

 定期試験の成績が下位の生徒に向け、週1回ずつ、英語と数学の指名補習『放課後キャッチアップ講座』を実施。既習範囲を基礎から理解できるように指導し、学習の遅れが生じないようにします。

 三者面談、二者面談を頻繁に行い、保護者との連絡を密にして、学習習慣の確立を学校と家庭で温かく見守る体制も同校ならでは。卒業生が指導する『ティーチングサポート』も行っており、卒業生のチューターがつまずきやすい部分や学習のポイント、さらには進路相談や学生生活に関することを含め、ていねいに指導・助言してくれます。

学年の先生からのメッセージ
苦手に立ち向かい
希望の進路へまっすぐに

 数学が苦手だったKくん。夢を叶えるために、逃げることなく苦手科目に真正面から取り組み、休み時間や昼休みに、教員をつかまえてわかるまで質問していた姿が印象的です。今では数学が得意科目になり、英語も英検準1級の1次試験に合格するまでに成長しました。

 Sくんは、どの科目にも学ぶ楽しさを感じながら学習できるタイプ。着実に学習を積み上げて学力を高めてくれました。2人に共通しているのは、やるべきことを完遂する粘り強さと、好きなことをとことん探究する好奇心です。2人の向上心があれば、大学受験も必ず乗り越えられると確信しています。

進学通信 2024年9月号
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