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私立中高進学通信

2024年9月号

中1の始め方

西武台新座中学校

学校と家庭が連携しながら
生徒一人ひとりを見守る

オリエンテーション合宿ではグループワークの一環として、飯ごう炊さんを実施しています。

オリエンテーション合宿ではグループワークの一環として、飯ごう炊さんを実施しています。

入学後すぐに実施されるオリエンテーション合宿で、学校のルールを学ぶ新入生たち。普段の学校生活では、『コツコツ日誌』やオリジナルの学習法を通して学びを深めていきます。

めざすべき生徒像を話し合う
オリエンテーション合宿
合宿地近くの体育館で、集団行動のルールを学びます。合宿地近くの体育館で、集団行動のルールを学びます。

 中学校が併設されて今年で13年目となる西武台新座。「地球サイズのたくましい人間力を育む」をコンセプトに、生徒一人ひとりに向き合う教育を実践しています。中1学年主任の渡辺達矢先生に、最初に体験する行事・オリエンテーション合宿についてお話を伺いました。

「オリエンテーション合宿は、入学して1~2週間後に2泊3日の日程で実施します。合宿中は集団行動のほか、校歌、オリジナルの『西武台体操』の練習など、学校生活に必要なことを学びます。また、グループワークでは入学からの日々を振り返り、今後めざす生徒像とはどんなものかを話し合う場を設けたり、協力しながらカレーづくりを行ったりします。この合宿を通して本校の生徒であるという自覚が芽生えるのか、帰宅後は保護者から『子どもの顔つきが変わった』との声が寄せられることもあります」

日々の学習をフォローする
『コツコツ日誌』
中1生への指導について熱く語る渡辺先生。中1生への指導について熱く語る渡辺先生。

 普段の学校生活では、担任とのコミュニケーションツールとしても役立っている『コツコツ日誌』や、定期テスト用の学習計画シートを活用しています。

「『コツコツ日誌』は連絡帳としての役割と、学習の振り返りを兼ねています。今年の中1生の取り組みとして“今日のMVP”を書く欄を設け、その日頑張っていたクラスメートの名前と理由を記入してもらいます。1カ月ごとに集計して“月間1位”を発表するなど、お互いのモチベーションアップにつなげています」

 さらに今年から、定期テストの2週間前から書き込める、専用の学習計画シートも導入しています。

「これまでは成績について保護者からコメントをもらうのは通知表のみでしたが、今年から学習計画シートにもコメントを記入してもらうようにしています。生徒自身、教員、ご家庭と、複数の目で各自の計画性や学習進捗状況を正確に把握して次に活かしていきます」

 三者面談で生徒が「成長プレゼン」を披露するのも同校ならでは。将来の夢や短期的な目標に向かって自分がどれだけ成長したか、保護者と担任の前で発表することにより、生徒のサポート体制が取りやすくなります。

オリジナル学習で能力を高める
『西武台式英語』と探究学習

 学習面においては、『西武台式英語』と呼ばれる独自の英語学習を取り入れています。

「特に中1・中2の基礎期には週3回、朝の20分間を“Sタイム”として、口や唇の形、舌の動き、息の出し方やその強弱、歯の使い方までわかりやすく指導しています。進めるのは1日に一音ずつ。“今日はAの日”というように、英語の発音に必要な形状記憶の再設定をていねいに行います。中2になると、講師と1対1で行うオンライン英会話を実施します。テキストの難易度は高めになっており、中1で学んだ発音の基礎を活かしながら、さらに英語力を磨きます。昨年度担任を務めた高3の内部進学クラスでは、『西武台式英語』を通して英語の理解力や聞き取り能力、コミュニケーション能力が高まったことを実感し、英検の得点率も上がっていました」

 SDGsをテーマとする探究学習は、中1~中3の縦割りグループで、1年をかけて探究を重ね、その成果を2月の『スタディフェスタ』で発表します。

「1グループの構成は6~8名で、グループごとに興味のある内容をピックアップします。例えばアウトドアが好きな生徒がいるグループでは、環境汚染や騒音の問題で川でのバーベキューを禁止とするエリアが増加するなか、どんな改善を行えば川で楽しくバーべキューができるかを調べて提案していました。『スタディフェスタ』は授業参観の場でもあるので、保護者の方に生徒の成長ぶりを見ていただくこともできます」

 学校と家庭が連携して生徒一人ひとりを手厚く見守り、成長する姿を応援しています。

毎日の学習記録や“今日のMVP”を書き込む『コツコツ日誌』。毎朝提出し、担任がコメントをつけて返却します。毎日の学習記録や“今日のMVP”を書き込む『コツコツ日誌』。毎朝提出し、担任がコメントをつけて返却します。
『西武台式英語』では、基礎期となる中1段階で、一音ずつ徹底して発音・発声を学びます。『西武台式英語』では、基礎期となる中1段階で、一音ずつ徹底して発音・発声を学びます。
2月に行われる『スタディフェスタ』に向けた中間発表。SDGsに関するテーマを探究し、成果を発表します。2月に行われる『スタディフェスタ』に向けた中間発表。SDGsに関するテーマを探究し、成果を発表します。
何事にも全力を尽くして挑戦しよう
中1学年主任・理科/渡辺達矢先生中1学年主任・理科/渡辺達矢先生

 中1の学年目標は「得意に油断せず、好きに甘えず、苦手に挑戦し、たくましい人間力を養う」です。好きなこと、やりたいことだけに特化して成果を出すのではなく、何事にも全力を尽くし、挑戦して初めて「努力した」「頑張った」と言えるのです。そうした環境を教員一同で作れるように尽力していきます。

ていねいな指導に定評あり

 教員目線から見た渡辺先生は温厚で、生徒への声かけがていねいで優しく、中1生の対応に長けています。学校と家庭を分けるのではなく、中高の6年間、両者が協力しながら生徒の成長を促し、自己実現につなげたいというビジョンがはっきりしているので、中1担当の教員も自信をもってクラス運営に当たっています。(中1教諭/大場彩子先生)

(この記事は『私立中高進学通信2024年9月号』に掲載しました。)

西武台新座中学校  

〒352-8508 埼玉県新座市中野2-9-1
TEL:048-424-5781

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