Oops! It appears that you have disabled your Javascript. In order for you to see this page as it is meant to appear, we ask that you please re-enable your Javascript!
LINEで送る

スクールポット中学受験版 - 首都圏版学校情報検索サイト スクールポット中学受験版 - 首都圏版学校情報検索サイト

X フェイスブック

私立中高進学通信

2024年9月号

中1の始め方

東京家政学院中学校

行事を重ねるたびに成長
学年を越えた親睦が深まる

オリエンテーション旅行で訪れた『クルックフィールズ』にて。自然との共生をめざす施設でSDGsへの取り組みを体験します。

オリエンテーション旅行で訪れた『クルックフィールズ』にて。自然との共生をめざす施設でSDGsへの取り組みを体験します。

1クラス20~25名と少人数制の同校では、自律を促す多様な学びと体験を大切にしています。中1担任の先生に、導入期の行事や教育プログラムについてお話を伺いました。

「聞く力」の大切さを学ぶ
コミュニケーション講座

 100年の歴史を有し、個性を認め合いながら共感力・社会力のある自立した女性を育てることをモットーとする同校。

 新しい友達関係を築いてのびのびと学校生活を送るため、中学入学後の早い段階で「コミュニケーションプログラム」を実施しています。

「外部から専門の講師をお招きして、『今日の私のベストいいこと』というテーマについてペアで話します。『きちんと話を聞く人』『相手の目を一切見ないで話を聞かない人』の両パターンで実践してみると、相手の話を聞かない人については、最後までうまく話せない生徒がほとんどです。いかに聞く姿勢が大切かを体感できます」(中1担任/有益万紀子先生)

少人数で役割分担するからこそ
行事は成長できるチャンス
オリエンテーション旅行では、千葉県の伝統工芸「房州うちわ」づくりを体験。オリエンテーション旅行では、千葉県の伝統工芸「房州うちわ」づくりを体験。

 1学期から毎月のように行事があり、生徒が学校になじみやすくなるよう工夫しています。5月には1泊2日で千葉県の房総エリアを訪れ、オリエンテーション旅行を実施しました。

「この旅行では、あまり話したことのない生徒同士を同じ班にすることで、徐々に友達の輪が広がって仲良くなる姿が見られました。慣れない集団行動で失敗もありましたが、『今の挨拶は良かったね』など、ポジティブな声かけをしました。旅行後も継続してくれる姿が見られてうれしかったです」(中1担任/髙橋祥乃先生)

 6月の中間テスト最終日には、生徒会主導で球技大会を実施しました。中学3学年が入り混じったチーム編成で、試験終了後に体を動かしながら他学年と交流できる機会となっています。

「チーム戦が終わった後には、エキシビションマッチとして3年生中心の『生徒会執行部』対『教員チーム』でドッジボールを行います。生徒も教員も、普段教室では見られない姿が見られるので盛り上がります」(有益先生)

 行事ごとに担当委員やグループが変わることで、特定の友達と一緒にいることがなくなり、クラス全員が仲良くなっていきます。

「学年を越えて一緒に取り組むイベントがいくつもあり、本校の“風通しが良い”校風につながっています。少人数なので、一人ひとりがいろいろな役割を経験して成長する場面が多いのです」(髙橋先生)

チャレンジ精神を大切に
サポートする学習プログラム

 同校では多彩な入試方式が設定されており、得意分野を活かした入試を選択できる点に特色があります。小・中での学習連携を図るため、特に得意・不得意の差が生じやすい数学と英語で習熟度別授業を導入しています。中1・中2はしっかりと基礎学力を定着させるため、オリジナルの『チャレンジドリル』を活用しています。

「5教科で年間100日分、決められた日に1ページずつ家庭で取り組み、翌朝に専用ボックスに提出。各教員が終礼までに丸つけをして生徒に返却しています。どの教科もまんべんなく学習することで学習習慣を身につけられます」(有益先生)

 また、『チャレンジシート』という学習記録ノートに目標や成果を記入。達成度が目に見えてわかるようにしています。

「生徒は毎週月曜日の朝に提出し、担任がコメントを書いて返却しています。学習の進捗だけでなく、部活動や家庭での様子がわかりますし、保護者とのコミュニケーションツールにもなっています」(髙橋先生)

 少人数制ならではのきめ細かなサポート体制を敷くことで、行事から学習まで目が行き届き、学校全体で生徒の成長を見守っていけるのです。

1週間の学習の振り返りと次週の計画を記入する『チャレンジシート』。

1学期の中間テスト後に行われる球技大会。教員チームとのゲームもあり、白熱します。1学期の中間テスト後に行われる球技大会。教員チームとのゲームもあり、白熱します。
中1で「大和花道」の先生からお花の活け方を習います。命と向き合い、感性を磨く時間となっています。中1で「大和花道」の先生からお花の活け方を習います。命と向き合い、感性を磨く時間となっています。
『サバイバルウォーク』で災害対策
有益万紀子先生(中1担任・英語科)有益万紀子先生
(中1担任・英語科)

 大きな行事以外で保護者に好評なのが『サバイバルウォーク』です。普段使っている駅が使えない場合を想定して、ほかの駅から帰宅したり、避難場所やターミナル駅まで歩いたりということを実施しています。シミュレーションだけでなく実際に体験することで、災害時も行動しやすくなりますね。

SDGsや探究授業に力を入れています
髙橋祥乃先生(中1担任・理科)髙橋祥乃先生
(中1担任・理科)

 オリエンテーション旅行では、廃材利用やソーラー発電などSDGsに注力している施設を訪れ、各自が発見したことについて発表する場があります。また、3学期には中2生と協働して近隣の企業や商店を取材し、ポスター制作とプレゼンテーションを行う『ポスタビ』というプログラムも実施します。

進学通信 2024年9月号
紹介する学校
共学校 共学校   女子校 女子校   男子校 男子校
この号のトップに戻る 進学通信一覧を見る
ページトップ