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私立中高進学通信

2024年9月号

卒業生が語る私の成長Story

共栄学園中学校

母校の教員になりたい!
在学中に抱いた夢を実現

共栄学園 数学科教諭
岡田 里菜さん

「この言葉は、私の中学入学時に、前校長先生が入学式でお話しされていた言葉です。
その時からこの言葉は私のモットー。勉強も普段の生活も、この言葉を思い出して頑張ってきました」

共栄学園に在学中「教員になる」という夢を抱いた岡田里菜さん。現在は同校の数学科教員として、日々生徒たちと向き合っています。そんな岡田さんに、中高時代のことや教員をめざした理由などを聞きました。

生徒会活動で培った経験が
大きな糧に
インタビューに応える岡田さんの写真です「活発な生徒が多い学校です。個性豊かで、好きなことに一生懸命。それは私が学生だった頃から変わることのない“共栄カラー”だと思います」

「母校で教員として働きたい」という在学時からの夢を叶え、現在は出身校である共栄学園で数学科の教員として働いている岡田里菜さん。

 もともとは「制服が可愛い」というわかりやすい理由で同校を中学受験したといいます。

「アニメに出てくるような可愛いセーラー服を着てみたいという単純な理由で選んだ学校でした。ですが実際に入学してみて、先生が生徒一人ひとりとしっかり向き合ってくださる姿勢、そして距離が近くどんなことでも相談できる環境にとても魅力を感じました。特に中学時代の担任だった加藤渉先生には、学習面はもちろん、学校生活のことでも相談に乗ってもらい、たくさんのサポートをしていただきました」

 同校に在学していた6年間で、岡田さんは生徒会活動に力を注ぎました。小学校で児童会に入っていたことから、中学に入学しても「生徒会に入り、学校の活動に携わりたい」という思いが強かったようです。

「生徒会では、球技大会や文化祭の中夜祭を主催し、学校行事のサポートも担っていました。特に印象に残っているのは、やはり体育祭や球技大会の運営です。大変なこともたくさんありましたが、私のなかで大切な思い出になっています」

 そうした生徒会の活動は、岡田さんの大きな糧になっています。

「私は高1の頃に教員になろうと将来を定めたのですが、当時は人前で話すことがとにかく苦手でした。人前で緊張せず話せるようになりたいと思っていましたが、なかなかそうした機会はありません。生徒会には入っていましたが、中学の頃は会計を担当しており、あまり人前で話す機会もなかったんです。そこで高校では生徒会長を務めようと思い立ち、立候補しました。生徒会長になってからは、入学式や卒業式など、人前で話す機会が必然的に多くなるため、いつしか臆せず話せるようになりました」

数学が好きという思いが
夢への活力に

「教員への夢」に向かって在学中から努力を重ねていた岡田さんですが、もともとは看護師になりたいと思っていたそうです。

「中学生の頃は看護師に漠然とした憧れをもっていたのですが、高1の夏休みに学校で看護体験に行く機会があり、私は血が苦手なことに気づいてしまいました。それで看護師の道は諦めることにしたんです。その時に、改めて自分の好きなことは何だろうと考えて、数学に携わりたいと思うようになりました。中学生の頃は数学の授業が大好きだったので、私もそんな授業をしたいと思って教員をめざすようになりました」

 小学生の頃から算数が得意で、中高時代の得意科目も数学だった岡田さんは、高2の夏に『数学甲子園』にも挑戦しました。

「クラスメート数人を集めてエントリーして、とにかく一生懸命勉強したことを覚えています。数学検定もそうですが、学生時代は数学にまつわることならどんなことでも積極的に関わろうと励んでいました」

 そうした数学科教員への思いは、大学に入学した後も途切れることはありませんでした。

「大学時代は塾講師のバイトをして、生徒たちがどんなところでつまづくのか、どんなことを考えているのかを知りました。私は人見知りなので、それを克服するためにコンビニでもアルバイトをして、さまざまなお客さんにスムーズな対応ができる力をつけようと考えました」

 教育実習も同校での実習を経験。その後も、「母校の教員」をめざして大学生活に打ち込みました。

「教員になることと同じくらい、母校の教壇に立つということが私にとっての大きな夢でした。それは、この学校にまた戻ってきたいと思わせてくれる先生方が多かったからだと思います。日頃から生徒のことを温かい目で見守ってくれる、アットホームな学校です。私はやっぱりこの学校が大好きなんだと思います」

「この学校を卒業して良かった」
と生徒に感じてもらいたい

 岡田さんは現在、中1の副担任として生徒たちに向き合う日々を送っています。

「中高時代の私は決して“いい子”ではなかったと思いますが、そんな私でも先生方はしっかりと見守り、向き合って、声をかけ続けてくださいました。私も尊敬する先生方と同じように、生徒たちの細かい変化まで見逃さず、気にかけてあげられる先生になりたいと思っています。私の目標は、共栄学園を卒業した生徒たちに『この学校に入って良かった。この学校を卒業して良かった!』と思ってもらうこと。私自身がそう感じているので、生徒たちにそう思ってもらえる環境を私の手で作ってあげたいんです」

恩師からの応援メッセージ
抱え込まずに多くの先生を頼ってほしい
中学時代の担任だった加藤渉先生と岡田さんの写真です中学時代の担任だった加藤渉先生(写真右)と。現在は先輩教諭として、たくさんのことを教わっています。

 岡田先生から「数学の先生になりたい」と聞き、非常に驚いたことを覚えています。私自身多くの仕事を抱えていて、この仕事の楽しさだけでなく難しさや苦しさも感じていた時期だったので、岡田先生が本校に教員として戻ってくれた時は「本当に先生になっちゃった!」という期待と心配が混在したような気持ちでした。大学時代の様子も時々聞いており、教員になる過程で大変な努力をしていたことも知っていたので、岡田先生の在学時代からの信念を改めて感じました。それは岡田先生の素晴らしい長所だと思うので、いつまでも変わらずにいてほしいと思います。そして、自分の知らないことやわからないこと、悩んだことを抱え込まず、多くの先生を遠慮なく頼ってほしいと思います。岡田先生の誠実さはみんなが知っています。誠実な人に対してはそれ以上の誠実さで、どの先生もみんな支えてくれると思います。(加藤渉先生)

進学通信 2024年9月号
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