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私立中高進学通信

2025年12月号

自慢の学校行事みてください!

聖望学園中学校

地域や生徒同士の“つながり”を
意識して取り組む中山祭

 9月に開催された文化祭『中山祭』では、地域の企業と連携した取り組みについて、中間発表を行いました。文化祭は日々の学びや活動を発表・実践する大切な場となっています。

 中山祭は、主に中学生たちが、授業や探究活動などで得た学びを自分たちの言葉で表現し、来場者に伝える場となっています。今年も、学校の所在する飯能市と連携して進めている地域課題の解決に向けた探究活動『サステナブルデザインキャンプ』について、中間発表が行われました。中3生は商店街の活性化や高齢者にとって快適な街づくりなど、飯能市が抱える実際の課題に1年をかけて挑んできました。

 中3を担当する3名の先生方は次のように話します。

「中3生は春から地元の事業所と協力して調査を重ね、中山祭では成果をまとめたパネルの横で来場者に発表し、フィードバックをもらいます。最終的には2月に発表会を行うため、中山祭で行う中間発表はそこにつながる大事なステップなのです」(中根好先生)

 さらに今年は新しい試みとして、中3修学旅行の事前学習を、プレゼンテーションする場も設けました。

「発表すること自体が力になります。生徒も詳細を調べて話そうとしますし、来場した方々も真剣に耳を傾けてくださるので、生徒にとって貴重な経験になりました」(中根先生)

 北村恵理先生も「イキイキと接客したり、一生懸命に説明したりする姿を目にし、普段の授業とは異なる生徒の様子を見ることができます。中山祭ならではの光景です」と目を細めます。一般の来場者とも触れ合う機会が、生徒を大きく成長させているようです。

 金子教之先生は「テニス部による飲料販売や呼び込みなど、中学生が初めて“販売”に関わる体験も良い刺激になりました」と振り返ります。中1生は緊張しながらも先輩に支えられ、大きな声で呼び込みができるようになるなど、学年間のつながりも自然に生まれています。

 先生方は共通して、「サステナブルデザインキャンプでの学びの深まりも活用して、さらに生徒たちでつくる中山祭へ」という展望を語ります。

「コロナ禍を経て、今は新しい形の伝統を築いていく時期。小規模だからこそ、一人ひとりの声や工夫が形になりやすいんです。これからも自由な発想で挑戦してほしいですね」(中根先生)

「中学生は協力して一つのものをつくる力があります。高校生のように有志の企画や発表がもっと増えたら、個性がより輝くと思います」(金子先生)

「『自分たちでもっと盛り上げたい』という声が出てきていて、今後の中山祭がますます楽しみです」(北村先生)

 最後に先生方は声を揃えます。

「中山祭を通じて、新しい挑戦や出会いを経験してほしい。聖望学園は、生徒の“やってみたい”を応援し、自分の可能性を広げられる学校です」

 中山祭は、これからも新しい形へと進化を続けていきます。

中3生は地域課題の解決に向けた探究活動「サステナブルデザインキャンプ」の成果を発表。
来場者から直接アドバイスをもらえることが、生徒にとって大きな成長のきっかけになっています。

日頃の学習を通して発表に自信を深めてきた生徒たちのために、中山祭ではさまざまな発表の場が設けられました。今年は中3生が、10月に行われる長崎・熊本修学旅行の事前学習について、プレゼンテーションソフトを活用して発表を行いました。
今年で62回を数える伝統の弁論大会。本選で入賞した生徒たちが、堂々たる話しぶりで弁論を披露しました。

日本文化部は、日本の伝統を活かした手作りの小物を販売。
また、地元の和菓子店とコラボレーションし、地域と結びついた企画を実施しました。

飯能市内の商店とのコラボレーションにより、洋菓子やパンの販売も行われました。
地域とのつながりを活かした取り組みも、中山祭の大きな特色のひとつです。

学年合唱やハンドベル部によるミニコンサートなども中山祭の見どころです。

日頃の学習成果を紹介する展示も見応え十分。
国語科の展示では、中1・中2による書籍紹介や、
中3が将来を見据えてまとめた職業調べのリーフレットが並べられていました。
さらに、飯能市硬筆展覧会に選出された作品や、
中2の創作短歌も展示され、生徒一人ひとりの思いや個性が感じられるコーナーになっていました。

金子教之先生
金子教之先生

「発表や販売などを通して、普段は見えない生徒たちの意外な一面が発揮されています」

北村恵理先生
北村恵理先生

「子どもたちが主体的に取り組み、責任感をもって活動する姿を楽しんでいただきたいです」

中根好先生
中根好先生

「中学生の努力や素直さが大いに評価される場でもあります。その一生懸命さをぜひ見てほしいです」

進学通信 2025年12月号
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