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私立中高進学通信

2021年11月号

注目!News and Topics

関東学院中学校

「OLIVE STREAM」を合言葉に
100年の伝統を今に伝える

「前任校はメソジスト、本校はバプテスト。教派に違いはありますが、生徒や教員の雰囲気には共通するものがあります」と森田校長。

「前任校はメソジスト、本校はバプテスト。教派に違いはありますが、
生徒や教員の雰囲気には共通するものがあります」と森田校長。

信仰の“R”を加えた「OLIVE STREAM」
キャッチフレーズは「オリーブ」「ストリーム」と韻を踏んでいます。ロゴは美術科の教員が作りました。キャッチフレーズは「オリーブ」「ストリーム」と韻を踏んでいます。ロゴは美術科の教員が作りました。

 横浜バプテスト神学校をルーツに、『人になれ 奉仕せよ』を建学の精神とする同校では、2021年4月、名古屋学院名古屋中学校・高等学校から、森田祐二校長が着任しました。

「横浜は好きな街でしたが、まさか自分が横浜にある学校の校長になるとは思いませんでした」と語る森田校長に、これからどんなことに力を入れていくか抱負をお聞きしました。

「本校は今年で創立102年です。長い年月をかけて受け継がれてきた伝統は、キリスト教に基づく人間教育を含め、学校生活全般にさまざまな取り組みとなって現れています。しかし、それが生徒や保護者、外部の方々に伝えきれていない側面があるとも感じました。その点を皆さんにアピールできれば、本校についての理解をさらに深めていただけるのではないかと考えています」

 新しいキャッチフレーズ「OLIVE STREAM」には、森田校長の生徒への思いが詰まっています。

「オリーブは、ノアの箱船で鳩がくわえて戻ってきた植物で、本校の校章にも使われています。『STREAM』の“R”は宗教(Religion)の頭文字です」

 グローバル社会を生きるにあたって、宗教を学ぶことは大切だと森田校長は言います。

「世界では宗教を中心に物事が動いているといえます。経済誌でも宗教の特集が組まれ、『宗教を学ばないビジネスマンは成功しない』とも言われているほどです。クリスチャンスクールにいると自然と宗教に関する学びを深めることになります。アメリカ人の75%はキリスト教徒で、日曜日はどんないたずらっ子でも教会へ連れて行かれますし、ムスリムだったら一日数回お祈りをします。相手のバックグラウンドを尊重できるのは、宗教を学んだ人の特徴でもあります」

英語、理科、リベラルアーツの
独自の取り組み

「STREAM」のSはScienceの頭文字です。同校には生物、物理など理科の実験教室が5つあり、それぞれを有効活用した授業が行われています。その影響からか、女子生徒の理系選択者の割合が高いことも特徴です。

「T=Technologyは、オンライン英会話。高1はオンラインでフィリピンとつながり、年間で20回ほど、20分から30分のマンツーマンレッスンをしています。E=Engineeringでは、技術部が協働してエコカー製作に取り組んでいます。教材は市販のものではなく、教員が手作りしています。A=Artでは陶芸が必須。校内に電気窯があり、自分でろくろを回して焼きます。中1でピーマンの置物を作るのですが、これがなかなか見事です。M=Mathematicsでは、数学オリンピックをめざしたいですね」

 また、EにはEnglishの意味も込め、英語に力を入れているのも同校の特徴です。

「英語は週8時間のうち、5時間が教科書、1時間はネイティブ教員による英会話。残りの2時間は、英会話教室ベルリッツの講師を招いて、一クラスを3つに分けて少人数で授業をします。その結果、英語検定は中高で準1級が27名、1級が1名います。オンライン英会話は、内容が英検の二次試験に似ているので、英検取得にも有効です」

 森田校長は英語科の教員でもあります。

「英語教員から見て、本校の英語教育は現代の流れに沿っています。将来は留学生や帰国生をさらに増やして、それによって一般生徒が刺激を受け、夢や目標につながることも期待します」

“一生を通じて学び続ける姿勢が大切”と話す森田校長。同校では、グローバル社会に不可欠な能力や宗教観を身につけた生徒たちが、日々育まれています。

タブレットを使って自然観察をし、それをまとめる生徒たち。
タブレットを使って自然観察をし、それをまとめる生徒たち。

タブレットを使って自然観察をし、それをまとめる生徒たち。

2019年全国高等学校フラ競技大会「フラガールズ甲子園」で、総合3位という実績をもつダンス部。文化祭や福祉施設でもすてきなダンスを披露しています。2019年全国高等学校フラ競技大会「フラガールズ甲子園」で、総合3位という実績をもつダンス部。文化祭や福祉施設でもすてきなダンスを披露しています。
森田校長が自らアップしているブログ。インスタグラムのように読みやすい短文で、学校生活を鮮やかに描写しています。英語の教員らしくキャッチは英語です。森田校長が自らアップしているブログ。インスタグラムのように読みやすい短文で、学校生活を鮮やかに描写しています。英語の教員らしくキャッチは英語です。©2020 Kanto Gakuin Junior & Senior High School
ベルリッツの授業は、学んだ英語をアウトプットする実践の場。さまざまな国の講師を迎え、相手の文化をリスペクトする姿勢を育てていきます。
ベルリッツの授業は、学んだ英語をアウトプットする実践の場。さまざまな国の講師を迎え、相手の文化をリスペクトする姿勢を育てていきます。
ベルリッツの授業は、学んだ英語をアウトプットする実践の場。さまざまな国の講師を迎え、相手の文化をリスペクトする姿勢を育てていきます。

ベルリッツの授業は、学んだ英語をアウトプットする実践の場。
さまざまな国の講師を迎え、相手の文化をリスペクトする姿勢を育てていきます。

部活動や自由参加の希望制講座も充実
森田祐二 校長先生森田祐二 校長先生

 部活動は音楽が盛んで、学校の部活動としては珍しく150名のオーケストラ部があります。コントラバス11台、チェロ20数挺、ビオラも多く保有しています。横須賀海軍に教えてもらったという日本で最初のマーチングバンド部は、ラグビーのW杯や『NHK紅白歌合戦』など、大きな舞台にも登場しました。

 また、本校には自由参加の希望制講座がたくさんあります。例えば、週1回の韓国語講座や中国語講座。各20名程度で、興味のある生徒が集まって楽しんで勉強しています。K-POPや韓国ドラマが好きで受講した女子生徒が、梨花女子大に進学した後、韓国系企業に勤め、今は日本と韓国を橋渡しする仕事をしています。華道や茶道も部活動ではなく、講座として自由に受講できます。何年か続けると免状がもらえるのも魅力の一つだと思います。

 自分で選択してさまざまなことに挑戦できる環境が、本校には用意されています。

(この記事は『私立中高進学通信2021年神奈川版』に掲載しました。)

関東学院中学校  

〒232-0002 神奈川県横浜市南区三春台4
TEL:045-231-1001

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