Oops! It appears that you have disabled your Javascript. In order for you to see this page as it is meant to appear, we ask that you please re-enable your Javascript!
LINEで送る

スクールポット中学受験版 - 首都圏学校情報検索サイト

ツイッター フェイスブック

私立中高進学通信

2021年11月号

実践報告 私学の授業

三輪田学園中学校

生徒の可能性を伸ばす探究ゼミ
『MIWADA-HUB』が始動

多彩な講座が2021年度よりスタート
講座の一つ『数学を極める』での1コマ。中2生が自分たちの考えたやり方で、中1生に数学の授業を行いました。

講座の一つ『数学を極める』での1コマ。中2生が自分たちの考えたやり方で、中1生に数学の授業を行いました。

社会や環境ともつながる
多彩なゼミがスタート

 1887(明治20)年より『豊かな人間性と高い学力を併せ持った女性を育てる教育』を実践してきた同校。これまでの伝統を踏まえ、学問や社会へと興味・関心を広げ、課題を発見し、粘り強く解決策を導き出す力の育成を目的に、探究ゼミ『MIWADA-HUB』を2021年度よりスタートさせました。

 初年度は中2生を対象に、9講座を開講。その内容は、歴史散策や英語ディベート、エシカルライフの研究、ドローンのプログラミングなどバラエティ豊か。講座の指導は各教科の教員が担当しますが、普段の教室では体験できない、広がりのある活動が魅力です。グループワークを通して協働する力も身につけられ、今後は企業とのコラボレーションも予定されています。

「本校のカリキュラムポリシーはリーダーシップ、フォロワーシップを育むことです。そうした力の大切さを理解してもらおうと考えています。また、指導の際は生徒からどんな意見が出ても否定せず、『それ、いいね』という言葉がけから始めることを意識しています」

 と、数学科の斉藤幸弘先生は話します。斉藤先生は、『数学を極める』という講座を担当しており、前期講座では数学のオリジナル教科書を作ったり、中2生が中1生に数学を教えたりする活動を行いました。「わかりやすい!」と中1生に大好評だったそうです。

中2生ならではの発想力に
先生たちも驚く

「『MIWADA-HUB』での体験が、生徒に変化をもたらしました」

 環境や人権に配慮した消費生活を考える『エシカルライフ』講座を担当する家庭科の三浦槙子先生は、次のように話します。

「アニマルウェルフェア(※)について研究していた生徒が、近くのスーパーに手紙を書いて、平飼いの卵と普通の卵について質問したそうです。『家族と買い物に行って、商品の表示を調べるようになった』など、うれしい報告が多いですね」

『Hotai Inquiry(保体探究)』の講座を担当している体育科の伊藤和樹先生は、「保健分野では遺伝子やがんについて調べる生徒もいれば、スポーツのパフォーマンスを上げる研究のため、自らプールで繰り返し飛び込みを行ってみたという生徒もいます。大人がびっくりするような発想から考えを深めているので、教員のほうが勉強になることも多いです」とうなずきます。

『MIWADA-HUB』は中3でも継続して実施され、高校からは、より高度な探究の取り組みへと発展していきます。答えのない問いを立て追究し、行動する力へとつなげる同校の教育が『MIWADA-HUB』にまさに活かされているのです。

※アニマルウェルフェア…家畜の行動欲求を満たし、快適な環境下で飼養することにより、家畜のストレスや疾病を減らすことを重要視した飼育方法。

9つの多彩なテーマで探究!
多彩な学びを引き出す『MIWADA-HUB』
2021年度 中2 MIWADA-HUB  講座一覧表
教 科 講 座 名 内 容
国語 数奇☆モノ!! 大好きなもの、つい考えてしまうものから、「問い」を生み出すことをめざす
社会 歴史周辺散歩ブラみわだ 学校周辺を歩きながら、地域の歴史を学ぶ
数学 数学を極める 中学入試問題の作成や他国の数学の指導方法を調べて、問題にも挑戦 ほか
理科 生活と科学① 生活に関連したテーマを設定し、実験や観察を通して探究する
保健体育 Hotai Inquiry(保体探究) 体育分野、保健分野の中から各自が独自にテーマを設定し、探究
家庭科 エシカルライフ フェアトレード、エシカルファッション、
食品ロスなどを学び、興味あるテーマを探究
英語 Debate & Speech for beginners 英語でのディベートを学び、実際にやってみる
情報 Miwada Code Girls - Beginner ドローン制御のプログラミングや、
MESH(プログラミングブロック)で商品を企画
教科横断 日本の伝統文化を探究する 着物について深く学び、簡単な着付けも体験
Check!3つの講座をPickUp!担当教員に聞きました
『数学を極める』講座

 ホワイトボード4枚と黒板1枚を設置して、生徒が自由に数学について議論できる環境を整えました。

 本校の入試問題を算数の手法と数学の手法で解き比べたり、入試問題を作ったり。中1の「正負の数を四則演算する」という単元のオリジナル教科書作りにもトライし、中1生の数学の授業で、実際に先生として教えてもらう体験もしました。簡単なプログラムを組み「転がるドローン」を操作する取り組みも行う予定です。(数学科/斉藤幸弘先生)

先生役は中2生。「わかりやすい」と後輩たちにも大好評でした。

先生役は中2生。「わかりやすい」と後輩たちにも大好評でした。

『エシカルライフ』講座

 自分たちが使っているモノが、どこから来てどのように廃棄されるのかに目を向け、環境問題や人権問題に気づいてもらうことが、この講座の狙いです。フェアトレードなどのマークを調べて発表する機会も設けました。

 サステナブルについての知識はあっても、実行するのは簡単ではありません。講座をきっかけに、何かを購入する時に考えるようになったと聞き、うれしく思います。行動することで見えてくるものを大事にしてほしいと思っています。 (家庭科/三浦槙子先生)

学んだ知識を、実際の行動にどうつなげていくかがポイントです。

学んだ知識を、実際の行動にどうつなげていくかがポイントです。

『Hotai Inquiry(保体探究)』講座

 道徳の教材からスポーツ倫理を学んだり、障がい者スポーツやスポーツ経営学を学んだりと、普段生徒が触れないであろうテーマを討論したり、「なぜコロナ禍でオリンピックを開催するのか」をテーマに、開催費用やアスリートの年齢事情などを調べるグループ研究・プレゼンテーションも行いました。

 寝具メーカーとの睡眠の研究や、数学の講座と一緒に「運動」について考察するなど、企業や他教科とのコラボも予定しています。(体育科/伊藤和樹先生)

講座での生徒たちのプレゼン内容。講座での生徒たちのプレゼン内容。
『数学を極める』を受講した生徒2名にインタビュー
授業とは異なる角度で数学にアプローチし、深く学ぶ体験
中1生に教える体験から自分も学びました
A.U.さん(中2)A.U.さん(中2)

 中1生に数学の授業をしたことが印象に残っています。ただ講義をするだけではなく、理解してくれているかを考え、板書や説明する速度に気を配りながら教えることがとても難しかったです。

 自分で勉強していて、式のどこが間違っているかを見つけることが好きなので、良い経験になりました。一度、先生になる体験をしてみたいと思っていたので、教える立場を経験できたのも良かったです。今後は、哲学や宗教に関する講座があれば、勉強してみたいと思っています。

自分たちの手で数学の教科書を作りました
M.A.さん(中2)M.A.さん(中2)

 オリジナルの教科書作りがとても印象深いです。不得意な分野について、ネットで解き方を調べ、友達にも聞いて、よりわかりやすい内容にして教科書に仕上げました。

 中1生に数学の授業を行う体験では、「わからない」という中1生に対して、どうやって解説するかを考えて教えたことで、説明する力が身についたと思います。これがきっかけになって、今まではできなかった「先生に質問する力」もつきました。今後は、料理が好きなので家庭科の講座や、理系志望なので理科の講座でも学びたいです。

(この記事は『私立中高進学通信2021年11月号』に掲載しました。)

三輪田学園中学校  

〒102-0073 東京都千代田区九段北3-3-15
TEL:03-3263-7801

進学通信掲載情報

【私学の英語最前線】国際社会での活躍に向けて「英語で話す内容」を重視
【生徒の主体的な活動にフォーカス】何事にも誠実に向き合う姿勢で 探究的な校外活動にチャレンジ
【実践報告 私学の授業】生徒の可能性を伸ばす探究ゼミ『MIWADA-HUB』が始動
【THE VOICE 校長インタビュー】一人ひとりを大切に育て未来を切り拓く力を備えた女性に
【実践!私学のグローバル教育「授業」】国連会議をシミュレートする国際的な取り組み“模擬国連”
【制服物語】生徒自らがコーディネート選べる制服が自主性を伸ばす
【Students' Chat Spot】部活動にも、勉強にも打ち込めます!
【学校ってどんなところ?生徒の一日】誠実で誰とでも「つながる」ことができ 自らの人生を切り拓く女性を育成
【グローバル特集 留学】「英語がもっと上手になりたい」強い意志で決めたターム留学夢への一歩が踏み出せた
【中1の始め方】6年間の第一歩は一つひとつを堅実に
【行ってきました!学校説明会レポート】生徒たちの「好き」を引き出し磨き上げていく学校生活
【SCHOOL UPDATE】異年齢交流で視野を広げ「環境保全」への関心を深める
【校長が語る 思春期の伸ばし方】主体はあくまでも「子どもたち」親は手出しせず、見守ってあげましょう
【大学合格力強化計画】選択科目で進路に柔軟に対応 中3の総復習テストが合格力のカギ
【私学の光輝】開学130周年記念式典 伝統を受け継ぎながら未来に向けて踏み出す新たな一歩
【グローバル時代の学び方 】海外中・長期留学の1期生が飛び立つ 「自分自身を成長させたい」より広がる海外留学への道
【私学の光輝】修学旅行解団式 平和の大切さを学び友達との絆を確認し合った 修学旅行を終えて
【目標にLock On!! 私の成長Story】毎日の生活にメリハリをつけて夢を抱えながら文武両道で過ごした6年間
【未来を生き抜く学力のつけかた】激動の時代を迎えても 社会の変化に対応できる柔軟な力と誠実さを身につける
【注目のPICK UP TOPIC!】ネイティブ講師による英語力アッププログラム
【キャンパスのVISION】生徒の可能性を広げる教育環境
【その先に備える キャリア教育】選択を迫られる局面でも臆さず自分の人生を設計できる女性に
【キャンパス歩き】図書館と全校生徒が集える講堂を中心により安全で安心なキャンパスへ
【大学合格力強化計画】進路は本人の意思を第一に 手厚い学習指導で実力アップ
進学通信 2021年11月号
紹介する学校
共学校 共学校   女子校 女子校   男子校 男子校
この号のトップに戻る 進学通信一覧を見る
ページトップ