生徒の第一志望の進路実現に向けて きめ細かに関わり続ける

私立中高進学通信

2021年11月号

大学合格力強化計画

目白研心中学校

生徒の第一志望の進路実現に向けて
きめ細かに関わり続ける

文系・理系、それぞれのチューターが常駐する「学習支援センター」。校内で大学受験の学習に取り組むことができます。

コロナ禍でも学びを止めずに
対面授業と対話を重視

　日本でも世界でも、グローバル視点で考え、行動できる人材を育てるため、「コミュニケーション力」「問題発見・解決力」「自己肯定力」の3つの力をつけることを目標とし、主体性と多様性を大切にした教育を実践する同校。

　進路指導においても、生徒が自らの将来を見据えて選択した第一志望の実現を支援し、最適な学びの環境を整備しています。2021年度の合格実績は目覚ましいものがあり、国公立大学に3名、早慶上理に9名、GMARCHに68名が合格しました。

　躍進の要因を、松下秀房校長先生に伺いました。

「コロナ禍で迎えた受験でしたが、『学びを止めない』『対面授業を重視する』ことをモットーに、スピード感をもって対応しました。4月は学習課題を郵送し、5月にはオンライン授業をスタート、6月からは地の利を活かして併設の目白大学の大教室を使用し、対面授業を再開しました。生徒の表情や動作を見て、不安を感じていることはないか、授業の理解度はどれくらいかなど、双方向のやり取りができることが大切です。
　また、生徒と教員の二者面談、保護者を交えた三者面談を例年よりも増やしました。教員が大学入試改革の情報を把握して、生徒一人ひとりの進路希望に寄り添い、最後まで挑戦し続けられるように支え続け、生徒が諦めない心で挑んだ結果だと思っています」

2021年度大学合格実績の伸長

基礎力定着から大学受験まで
「学習支援センター」の役割

　2013年度よりスタートした学習支援センターも、生徒の成績向上の土台となっています。

「基礎力を身につけ、自学・自習できる生徒を育てることを目的に設立した『学習支援センター』ですが、その役割は年々大きくなっています。
　英・数・国の3教科で必須の分野については、朝に確認テストを行います。終礼で返却し、不合格の場合は再テスト、さらに不合格の場合は学習支援センターのチューターによる指導で確実に理解する『基礎力定着プログラム』を用意しています。わからないところを翌日まで積み残さないための取り組みです。
　また、放課後には大学受験対策として『ステップアッププログラム』を実施しています。映像講座やプリント学習により、予備校に行かなくても、校内で大学受験のための学習ができます。生徒の進路希望に応じて、一人ひとりに学習計画を立てています。
　本校は部活動が盛んで、週4回以上活動している生徒は、希望により夜8時までセンターを利用し、『ステップアッププログラム』を受講することができます」

　国公立大学、早慶上理、GMARCHを志望する生徒には志望校別対策講座が実施され、別途費用はかかりますが、同校が半額補助する制度を設けています。

「6年間部活動に熱心に取り組みながら、難関大学に合格する生徒が増えています。高いレベルでの文武両道を実現する先輩の姿を見て、自分たちも頑張ろうという後輩が増え、学ぶ環境は年々向上しています」

部活動に熱心な生徒が多い同校。「学習支援センター」では、勉強と両立できるプログラムが実施されています。

2021年度
大学入試合格実績

大学名		総数
国公立	電気通信大学	1
	東京都立大学	1
	秋田大学	1
早慶上理	早稲田大学	6
早慶上理	上智大学	3
GMARCH	学習院大学	5
	明治大学	10
	青山学院大学	9
	立教大学	15
	中央大学	14
	法政大学	15
成成明学獨國武	成蹊大学	8
	成城大学	7
	明治学院大学	12
	獨協大学	12
	國學院大学	10
	武蔵大学	18
日東駒専	日本大学	34
	東洋大学	44
	駒澤大学	17
	専修大学	21

大学名		総数
主要女子大学	学習院女子大学	1
	昭和女子大学	2
	津田塾大学	1
	東京女子大学	6
	日本女子大学	5
薬学・医療・看護系	北里大学（薬）	1
	昭和薬科大学（薬）	2
	帝京大学（薬、医技）	8
	東邦大学（薬）	1
	星薬科大学（薬）	1
	横浜薬科大学（薬）	5
	杏林大学（保）	1
	順天堂大学（保、看）	2
	東京医療保健大学（看）	2
	東京女子医科大学（看）	2
	日本赤十字看護大学（看）	2
理系大学	芝浦工業大学	4
	千葉工業大学	7
	東京電機大学	2
	東京都市大学	2
	東京農業大学	11
併設大学	目白大学	22
上記以外4年制大学	85大学	366