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私立中高進学通信

2021年11月号

実践報告 私学の授業

女子美術大学付属中学校

美術を活かして英語の5領域を
習得する『Art English』

生徒の「好き」を活かして学びを深める
この日の『Art English』の授業では、「fine」「hatched」「curved」といった「line」(線)を表現する英単語を学びました。

この日の『Art English』の授業では、
「fine」「hatched」「curved」といった「line」(線)を表現する英単語を学びました。

美術教育を軸に
英語教育の充実を図る

 美術による女性の自立を掲げて誕生し、100年以上の歴史をもつ同校。普通科の学校として、リベラルアーツ教育による知性と感性の教育に取り組むとともに、2019年には美術教育を基軸とした資質・能力の育成をめざし、カリキュラムを大幅に改定しました。さらに英語教育の充実を図るため、中学校・高等学校の英語の授業時間数の増加、少人数制・外国人教員による授業の充実、高等学校でのオンライン英会話の導入などを実行し、魅力ある教育を打ち出しています。

 いま、特に力を注いでいる英語教育の一つが、美術を介して英語の5領域の力を育成する『アート イングリッシュ』です。英語の5領域とは、「聞く」「読む」「会話で話す」「発表で話す」「書く」を英語で行う力です。そのグランド・デザインに関わった一人、英語科の黒川路子先生は次のように話します。

「中学の英語授業は大きく3つに分かれていて、週5コマのうち3コマは教科書を使い文法や単語といった基礎知識を学ぶもの、1コマは英会話、そしてもう1コマが 『アート イングリッシュ』となっています。
『アート イングリッシュ』は海外で美術教員の経験もあるネイティブの教員と、日本人の英語科教員によって開発されたオリジナルのプログラムです。授業もチームティーチングで指導しています。
 2019年からの導入にあたり、教科書や英会話の授業で学んだ単語や文法を、アートを使って定着していく授業設計や、オリジナルの教材開発に取り組んできました。
『アート イングリッシュ』の授業では、美術作品を制作したり、鑑賞したり、説明したりするために必要となる実践的な用語や表現も学んでいきます。中学では自分の作品を英語で紹介することを目標とし、最終的には高3で鑑賞者からの質問に答えながら自作の魅力を伝える"アーティスト・トーク"ができるようになることをめざしています。
 初年度は中1と高1に導入しましたが、現在は生徒たちの反応を見て年々ブラッシュアップをしている段階です」

「好き」を切り口に
学べる強み

 黒川先生は、同校に赴任するまでに、複数の私立中高一貫校での指導経験をもちます。その経験も踏まえ、『アート イングリッシュ』を通して成長していく生徒たちの様子に大きな手応えを感じていると言います。

「本校に入学してくる生徒たちは美術が大好きで、美術に関しては『語りたいこと』『伝えたいこと』をたくさんもっています。それは英語を学ぶうえで大きなアドバンテージであり、その強みを活かせるのが『アート イングリッシュ』なのです。
 中1の段階では、好きなことを英語で表現できることが楽しい、という気持ちを大切に育てていきたいと考えています。そして成長していく過程で、美術や創作活動を通して常に自分と向き合い、自分が表現したいことや語りたいことが明確になるのに伴って、自ずと英語で表現したい気持ちも高まり、内容も深まっていくように思います」

 そう黒川先生が語るように、『アート イングリッシュ』は単に美術に特化した英語の習得や、英会話のスキルを伸ばすだけの取り組みにとどまりません。高3の目標は「対話を通して作品を鑑賞しよう」となっており、自分の作品について語り、鑑賞者からの質問に答える対話形式で進めています。グローバルな舞台で、自分の好きなことを表現できる実戦的な英語力の育成をめざしているのです。

授業レポート
美術をオールイングリッシュで学ぶ中2『Art English』の授業
Step 1アートに関する用語を英語で学ぶ
ネイティブ教員が線で絵を描きながら「line」の英単語を覚えていきます。ネイティブ教員が線で絵を描きながら「line」の英単語を覚えていきます。

 今回の授業の目標は「line」(線)を表現する英単語の習得です。まずは、「fine」「bold」「dotted」「hatched」「curved」など、さまざまなタイプの線を画像で見ながら、それらを表現する英単語を皆で書いたり、発音したりしながら学んでいきます。授業はオールイングリッシュで行われます。

Step 2学習した「line」で絵を描いてみる
習った「line」で絵を描いていきます。習った「line」で絵を描いていきます。

 次に「curved linesで花を描く」 「dotted linesで草間彌生さんを描く」「hatched linesで椅子を描く」と英語で指示された課題に各自が取り組みます。

Step 3iPadで英単語の確認テスト
ホワイトボードに示されたさまざまな「line」を見て、的確な英単語をiPadで選択。正答率も示されます。ホワイトボードに示されたさまざまな「line」を見て、的確な英単語をiPadで選択。正答率も示されます。

 次にiPadを使って、学習した「line」の英単語の確認テストをクイズ形式で行い、定着を図ります。

Step 4英語で美術の学習内容を振り返る
学習した「line」を使って自由に絵を描き、生徒が描いた「line」の英単語を最後に確認しました。学習した「line」を使って自由に絵を描き、生徒が描いた「line」の英単語を最後に確認しました。

 残りの時間を使って、今回学習した「line」で自由に絵を描き、完成した絵にどんな「line」が用いられているのかを英語で確認しました。

ココも注目!
伝えたいことを表現できる
対話のスキルを習得する
(英語科/黒川路子先生)(英語科/黒川路子先生)

『Art English』では卒業後に、アートを使ってグローバルに活躍する際にも役立つよう、アートに特化した専門的な英語表現を学ぶことを重視しています。それに加え、英語によるコミュニケーションには、語学力だけではなく伝えるべき内容が必要です。まずは日本語でもいいので、日頃から自分の思っていることや考えていることを言語化することが大切です。改めて自分自身と向き合って、「伝えたいこと」をしっかりともった人になってほしいと思っています。

高大連携も充実

 普段から女子美術大学・女子美術大学短期大学部と連携したキャリア教育にも取り組んでいる同校。この日は学長をはじめ、大学からもたくさんの方々が授業を見学。授業見学の後は、英語教育に関する情報交換会も行われました。

(この記事は『私立中高進学通信2021年11月号』に掲載しました。)

女子美術大学付属中学校  

〒166-8538 東京都杉並区和田1-49-8
TEL:03-5340-4541

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