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私立中高進学通信

2025年11月号

変わる私学!

品川女子学院中等部

広がる空間、広がる可能性
多彩に活用できる新校舎

新施設

2025年4月に完成した新校舎A棟の外観。
A棟、B棟、C棟の3つの校舎は、地下通路や渡り廊下でつながっており、
校内の移動がよりスムーズになっています。

 2025年4月、新校舎A棟が完成し、新たな学びのステージが整った品川女子学院。ゆとりある空間設計と多目的に使える自由なスペースが、これまで以上に自由闊達な学びを後押ししています。

外とつながる、内から深まる
新校舎が生む新たな交流

 2025年4月に完成した新校舎A棟は「教育活動を象徴する建物にしたい」という想いのもと、教職員・生徒による協議を重ねて設計されました。

 品川という立地を活かし、同校では日頃から積極的に、外部ゲストの招待や地域企業とのコラボレーションに取り組んできました。なかでも2003年にスタートした『28プロジェクト』は、生徒が28歳の自分をリアルに思い描き、理想のキャリアやライフスタイルを自らの手で切り拓いていくことを目的とした同校独自のキャリア教育プログラム。プレゼンテーションや起業体験など実践的な学びにあふれるこの取り組みも、新校舎に設けられた打ち合わせスペースや音響設備の整った講堂などを活用することで、さらなる広がりを見せています。

 外部とのつながりを深めながら、生徒たちの「未来を生きる力」を育む場として、新校舎は品川女子学院のこれからの学びを力強く支えていきます。

「失敗も学びの一部と捉え、生徒たちが積極的に外の世界と関わる機会を広げてきました。女性の活躍を後押しするイベントの開催にも力を入れており、現在も新たな取り組みを次々と実施しています」(高等部校長/権藤英信先生)

用途を限定せず
スペースの活用を楽しむ

 新校舎を今後活用するうえで、「教員の想像を超えるような使い方を、生徒たち自身で見つけてほしい」――それが権藤先生の描く理想の姿です。

「“このスペースはこの用途に限定”と、硬直的に決めている場所はほとんどありません。主たる用途をあえて設定していない空間が多くあるので、生徒たちには自由に工夫して活用し、私たち教員が“そんな使い方もあるのか”と驚くような事例をどんどん生み出していってほしいと思います。
 例えば150席あるカフェテリアは、生徒の発案で雑談や休憩の場などを想定していたのですが、リラックスできる環境のほうが集中できるという生徒も多いようで、定期試験前は満席になるほどです。一方で、プレゼンテーションスペースを好んで使う生徒もいるなど、すでに私たちの想像を超える使われ方が始まっています」(権藤先生)

 職員室も、オープンスペースとつなげたことで生徒が自由に出入りできる開放的な雰囲気が保たれ、また奥には打ち合わせや休憩もできる専用スペースが設けられています。教職員のコミュニケーションが活性化し、早くも「使いやすい」と好評の声が上がっています。

大階段(A棟)大階段(A棟)
図書室(A棟)図書室(A棟)
スタジオ(C棟)スタジオ(C棟)
第1体育館(B棟)第1体育館(B棟)
調理室(B棟)調理室(B棟)
UPDATE
外部との交流がよりスムーズに
生徒が使い方を工夫できる新校舎(A棟)
同校にゆかりのある5つの地域の庭をデザインした「世界一周の庭」。生徒たちが手入れをする花や植物が新校舎を囲んでいます。同校にゆかりのある5つの地域の庭をデザインした「世界一周の庭」。生徒たちが手入れをする花や植物が新校舎を囲んでいます。
品川駅から徒歩12分という好立地にある同校。新校舎を活用し、これまで以上に近隣企業とのコラボや特別講座を積極的に展開していきます。品川駅から徒歩12分という好立地にある同校。新校舎を活用し、これまで以上に近隣企業とのコラボや特別講座を積極的に展開していきます。
約30名が利用できる「インスピレーションゾーン」のひな壇。防音性能が高く、都心部にもかかわらず驚くほど静かな環境が魅力です。約30名が利用できる「インスピレーションゾーン」のひな壇。防音性能が高く、都心部にもかかわらず驚くほど静かな環境が魅力です。
カラフルなチェアが印象的なカフェテリア。テーブルを囲むスツールは、グループワークでも使いやすいと評判です。カラフルなチェアが印象的なカフェテリア。テーブルを囲むスツールは、グループワークでも使いやすいと評判です。
音響にこだわった講堂は、校内行事だけでなく、外部とのイベントでも活用されています。音響にこだわった講堂は、校内行事だけでなく、外部とのイベントでも活用されています。
フリースペースから職員室につながる導線は、生徒と教員のコミュニケーションが円滑になるよう配置されています。フリースペースから職員室につながる導線は、生徒と教員のコミュニケーションが円滑になるよう配置されています。
インスピレーションゾーンの裏手には、ゆったりとくつろげるリラックスエリアが設けられています。インスピレーションゾーンの裏手には、ゆったりとくつろげるリラックスエリアが設けられています。
職員室の奥には職員専用のスペースも完備。教員同士で打ち合わせもしやすく、休憩に最適です。職員室の奥には職員専用のスペースも完備。教員同士で打ち合わせもしやすく、休憩に最適です。
変わるポイント
失敗も含め挑戦した経験が、将来の活躍につながる
高等部校長 権藤英信先生高等部校長
権藤英信先生

 全国的に共学化が進むなか、「重い荷物も自分たちで運び、全てのリーダーを女性が務める」など、成功も失敗も含めた挑戦する機会の多さが、女子校の強みだと権藤先生は語ります。

「女性に活躍してほしいと理想を掲げるだけでは、実現には至りません。あらゆる挑戦を後押しし、失敗も成功も経験したうえで社会に羽ばたいてほしいと考えています」

 新校舎の活用を通じ、社会で活躍する女性を支えるという同校の取り組みに、よりいっそう期待が高まります。

進学通信 2025年11月号
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