Oops! It appears that you have disabled your Javascript. In order for you to see this page as it is meant to appear, we ask that you please re-enable your Javascript!
LINEで送る

スクールポット中学受験版 - 首都圏版学校情報検索サイト スクールポット中学受験版 - 首都圏版学校情報検索サイト

X フェイスブック

私立中高進学通信

2024年11月号

変わる私学!

品川女子学院中等部

他校生を招いて探究活動を発表する
第1回「SJ OPEN DAY」を開催

「SJ OPEN DAY」を初開催

中1のIさんとMさんの発表。入学して約4カ月ながら、堂々としたプレゼンを披露しました。

企業や大学からのゲストに向けて、生徒たちが他校生とも交流し、探究活動を発表する新たなイベントをリポートします。

活動内容を発表し、他校生や
社会人とつながる場に
連携担当部長・家庭科 丸山 智子先生連携担当部長・家庭科
丸山 智子先生
今回、想定以上に生徒たちのつながる力を感じました。自分たちで積極的にコミュニケーションをとり、どんどんつながる姿を目の当たりにして頼もしく感じました。

 社会の問題を発見し、多様な人を巻き込んで、問題解決に踏み出す「起業マインド」を持つ女性リーダーを育む品川女子学院。中1の入学直後から起業家の考え方に基づく「デザイン思考」の手法やインタビュー理論を学ぶほか、多彩なプログラムを通して、生徒たちは主体的に行動する能力を培っていきます。

 8月17日に初めて開催されたイベント「SJ OPEN DAY」は、企業や大学など校外からゲストを招き、生徒がこれまで取り組んできたプロジェクトのプレゼンテーションやワークショップを行う新たな試み。品女(SJ)の生徒だけでなく、招待された本郷、桐蔭学園の生徒も含む全18チームの発表者が参加しました。日本を代表する大手企業の経営者や幹部社員、大学教員など、中高生が普段会う機会がない多彩なゲストも来場しました。

「本校には社会との接点が持てるプログラムが数多くありますが、生徒たちが自分の活動を外部の方に紹介する機会はそれほど多くありません。生徒たちはさまざまな取り組みをしていますので、そのフィードバックをもらえるような場として、このイベントを開催しました」(連携担当部長/丸山智子先生)

 発表の時間は1ターム15分。6つの教室を使い、異なる発表が同時進行で行われます。来場者は興味を持ったテーマの教室に入り、発表に耳を傾けます。質疑応答では、さまざまな質問や生徒とは異なる視点からの提言が投げかけられました。また、他校生の参加も、今回のイベントのポイントだと丸山先生は話します。

「活動をさらにブラッシュアップするために、学校外からの刺激は大きな意味があります。自分たちとは異なる価値観を持ち、課題解決に向けた別のアプローチがあることを知ることで、活動や人生の選択肢も増えていくと考えています」

 発表された活動は実に多彩で、高校生には外部企業と学生をつなげる仕組みの開発を進めている生徒や、活動を事業化すべく、起業の準備をしている生徒もいます。

「外部の方々と直接向き合って意見交換し、コネクションを広げられることは、生徒たちにとって貴重な場です。自分たちがやろうとしていることに興味を持ち、力を貸してくれる大人がいると知ることは、今後の彼女たちの大きな励みとなるはずです」

変わるポイント
「SJ OPEN DAY」では新たな探究のアプローチを模索
異なる視点を持った他校生とも交流!
コミュニケーションを深める
生徒と社会人がつながる場へ
オープニングセレモニー。司会、来場者のアテンドなど、イベント運営も生徒たちが担います。

 オープニングセレモニー。司会、来場者のアテンドなど、イベント運営も生徒たちが担います。


学生と企業をつなげる仕組みの開発を進めるMさんのプレゼンは、多くの参加者の注目を集めていました。

 学生と企業をつなげる仕組みの開発を進めるMさんのプレゼンは、多くの参加者の注目を集めていました。


質疑応答で、社会人からの鋭い質問にもていねいに答えるTさんの高校生チーム。

 質疑応答で、社会人からの鋭い質問にもていねいに答えるTさんの高校生チーム。


男子校の本郷、共学校の桐蔭学園からそれぞれ2組が参加。探究活動の発表で他校生を迎え入れるのは、初めての試みです。

 男子校の本郷、共学校の桐蔭学園からそれぞれ2組が参加。探究活動の発表で他校生を迎え入れるのは、初めての試みです。


イベント終了後の懇親会では、生徒同士が交流。人脈を広げるため、社会人と名刺交換する生徒もいました。

 イベント終了後の懇親会では、生徒同士が交流。人脈を広げるため、社会人と名刺交換する生徒もいました。

「SJ OPEN DAY」に参加しました!

発表テーマ

校内の売店における食品ロスの削減
Tさん(高1)Tさん(高1)

 私たちは事業系食品ロスに着目し、身近な校内のヤマザキショップでの食品ロス削減に取り組んでいます。その一つが手前取りの意識付けです。今回、外部の方が来場するイベントなので、校内だけでなく、手前取りを少しでも世の中へ広めるために参加しました。文化祭や特別講座などで外部の方と関わることはありましたが、今回のイベントは多くの方から意見をいただき、今後の活動で大いに役立つと感じています。プレゼンが終わった後、あるゲストの方から「論理的にうまくまとめられていて良かった」とコメントをいただきました。原稿やスライドをまとめる際に意識していたことなので、とてもうれしかったです。


発表テーマ

将来への不安をポジティブに
Mさん(高2)Mさん(高2)

 私は有志の生徒が集まった団体で、中高生の進路選択をサポートする企画をしています。協力企業を集め、申し込めば職場見学ができる「オープンオフィス」のアプリ化を連携企業と進めています。今回、資本やターゲットの明確化などたくさんのアドバイスや質問をいただき、活動を成立させるためにビジネスの視点を持つことの重要性を改めて実感しました。これまでの起業体験プログラムなどを通じて、立ち戻れる企業理念があることの大切さを感じています。中高生には入手しにくい企業情報を教えていただくなど、品女は先生方が生徒の自由な活動を全面的にバックアップしてくださる体制が整えられているのも魅力だと思います。


発表テーマ

私たちはフードロスと向き合えているのか
Iさん(中1)Iさん(中1)

 文化祭での発表を控え、上級生や外部の方にアドバイスをいただけると思い、イベントに参加しました。いただいた助言はどれも役に立つものばかりで、今すぐに文化祭が始まってもいいと思えるくらいです。テーマの調査でメンバーの母校に赴き小学生たちにフードロスについてヒアリングをしました。積極的に意見を引き出すことができ、調査の手応えを感じました。入学してすぐに「デザイン思考」の授業が始まりましたが、その積み重ねで今回のような場でも応用をきかせられたように思います。品女の探究活動は課題を与えられても自由に活動できる余地があるので、アイデアを出し合い、大変そうに思えることでもワクワクします。

Mさん(中1)Mさん(中1)

 入学前から品女は外部との交流が盛んな学校だと思っていました。今回、他校生や多くの企業の方にお越しいただき緊張しましたが、このような機会はあまりないと思います。プレゼンも社会に出て役立つという認識があるので、取り組んでみて面白かったですし、もっとやりたいなという気持ちです。同じフードロスがテーマのTさんチームとも一緒に活動していますが、発表の方法やPOPのデザイン、Webサイトの作成など先輩方の活動から学ぶことが多かったです。品女の授業は勉強することの意味を感じさせてくれます。グループ型授業で班のメンバーと意見交換をしながら楽しく勉強でき、成績も伸びました。

進学通信 2024年11月号
紹介する学校
共学校 共学校   女子校 女子校   男子校 男子校
この号のトップに戻る 進学通信一覧を見る
ページトップ