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私立中高進学通信

2025年11月号

大学合格力強化計画

田園調布学園中等部

各自が納得できる進路選択
学び続ける力と確かな学力を育み
理系を含む多彩な進学先へ

受験を終えたばかりの高3生から学習の進め方や進路選択などのアドバイスをもらう『卒業生を囲む会』。ほかにも大学3・4年生のOGによる大学での研究内容や学生生活の紹介など、卒業生との交流の機会も多数。大学での学びや将来像を知ってもらうことで、進路意識を高めていきます。

受験を終えたばかりの高3生から学習の進め方や
進路選択などのアドバイスをもらう『卒業生を囲む会』。
ほかにも大学3・4年生のOGによる大学での研究内容や
学生生活の紹介など、卒業生との交流の機会も多数。
大学での学びや将来像を知ってもらうことで、進路意識を高めていきます。

着実な実績と
広がる進学先

 主体性と自律性を育む校風のもと、自ら人生を切り拓く女子の力を養っている田園調布学園。豊かな人生を歩むために、他者と協働しながらより良い社会づくりへ貢献できる人物を育成しています。

 2025年春の大学入試における現役進学者183名の主な進学先は、慶應義塾大学7名、早稲田大学10名、東京理科大学10名など、少数精鋭ながら高い実績を残しています。理系学部への進学が毎年半数程度いることも特徴で、難関国立大学へ進学する生徒もいます。2024年度には東京大学、2025年度には国立大学の医学部医学科(群馬大学・熊本大学)への進学者も出ています。

「中1の最初に行うアンケートでは、毎年6割程度の生徒が理科を“苦手科目”に挙げています。そこから本校の学びを通して苦手意識を克服し、むしろ好きになった結果、毎年理系志望者が学年の半数程度います」(入試広報部長/細野智之先生)

 また、近年は、総合型選抜や学校推薦型選抜による進学者が4割程度います。こうした成果の背景には、自分の関心を深める探究的な学びと、学力の土台を着実に育てる6年間の取り組みがあります。

現役進学者の系統別割合
現役進学者の系統別割合

探究的な学びと進路意識向上で
将来のイメージを明確にする

 同校の進学実績は、生徒一人ひとりが自分の興味や関心と真摯に向き合い、納得感をもって選び取った進路である点が大きな特長です。「一人ひとりの進学を大切にする」という基本方針のもと、生徒が主体的に自らの進路を描けるよう、多面的な学びの機会を豊富に用意しています。

「高校の探究学習では、自分の興味や関心を出発点に課題に取り組みます。まず『偏愛マップ』を作成し、自分の好きなことや関心のある分野、過去の経験などを視覚化。さらに、家族や友人、先生からのフィードバックも受けながら“自分の軸”を見つけていきます」(細野先生)

 こうした探究のプロセスに加え、将来を具体的に思い描く一助となる取り組みも行っています。

「例年、東京大学や東京科学大学をはじめ進学希望者の多い大学を、卒業生が案内するキャンパスツアーを実施しています。2025年度には国際基督教大学(ICU)も行いました。実際に大学へ足を運び、学びの現場を体感することで、生徒たちの進学への意欲が高まっているように感じます」(進路支援部長/村越真紀子先生)

 このほか、探究活動や国内外の体験プログラム、教科横断型授業、約170という講座群から選択できる『土曜プログラム』など、新たな興味や可能性に出会える場が数多く設けられています。

「“やりたいこと”に出会える、そんな機会の提供を大切にしています」(細野先生)

2025年度
現役進学者の進学先割合[卒業生数194名]
2025年度 現役進学者の進学先割合[卒業生数194名]

文系・理系を問わず幅広い進学実績を誇り、
理系学部への進学も着実に伸ばしています。
文系では国際系の学部・学科への進学も増えており、
その背景には英検準1級以上の取得者が全体の約19%、
1級合格者も2名を数えるなど、英語力の高さが見て取れます。

個別指導による
きめ細やかな伴走

 個々に寄り添ったていねいな個別進路指導も行われています。例えば、群馬大学医学部に総合型選抜で合格した生徒は、高1から介護体験や講習会に積極的に参加していました。担任と面談を重ねるなかで、希望や適性を見極め、早い段階から入試に向けた準備を進めていったといいます。

「担任は、面談を重ねて生徒の強みや適性、本人の希望進路を確認し、必要な準備を具体的にアドバイスしています」(村越先生)

 同校では高2で文理選択を行いますが、将来の進路に柔軟に対応できるよう、幅広い学びが可能になるカリキュラムを組んでいます。それが多彩な進学先につながっています。

「最後まで自分の関心に向き合い、文理にとらわれずに進路を考える生徒もいます」(細野先生)

 自らが納得できる進路を実現するためには、自己理解を深めることはもちろん、それを支える確かな学力も欠かせません。

「高1から始まる受験補習は、英・数・国・理・地歴・公民に加えて、情報、美術・建築系向けのデッサン講座など、生徒の多様な進路希望に応えています」(細野先生)

「メンターに質問可能な自習室『なでりんルーム』などの活用も促し、中学生のうちから学習習慣を身につけて、高校での自学自習へつなげていきます」(村越先生)

 自分らしい未来を描き、その実現に向けて歩み続ける。中・高6年間でその力を伸ばすのが、田園調布学園の教育です。

東京理科大学の高1探究ゼミでの実験の様子。東京理科大学の高1探究ゼミでの実験の様子。
左から入試広報部長の細野智之先生、進路支援部長の村越真紀子先生。左から入試広報部長の細野智之先生、進路支援部長の村越真紀子先生。
進学通信 2025年11月号
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