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私立中高進学通信

2025年11月号

中学入試のポイント

品川翔英中学校

“学び続けるLEARNER”
としての素養を問う入試

 中学入試では、学校が育てたい人物像へと成長が期待できる受験生を選抜するため、そのねらいに沿った出題を行います。品川翔英では、“学び続けるLEARNER”を育成すべく、求める学力が測れる入試を実施しています。

“学び続けるLEARNER”の育成を教育理念とする品川翔英では、「何事も主体的に行動し、社会に貢献しようとする生徒」「将来の自己実現に向けて、高い目標を掲げて学業に真摯に取り組むことができる生徒」「品川翔英の生徒として誇りを持ち、規範意識の高い生徒」「多様な価値観を受け入れる心を持ち、フレキシブルな社会に対応できる生徒」の入学を求め、そうした力が測れる入試問題を作成しています。教科ごとの出題のねらいや傾向、日頃心がけておきたいことなどを、各教科の先生方に伺いました。

国語:読み書きの能力を測る出題
国語科 田中幸司先生国語科
田中幸司先生

 国語は、2科・4科選択型や得意選択2科型の入試で選択できます。文章や設問の内容を正確に理解して答えを導き出す力を測ります。そして課題に取り組んで指示を実行できる受験生であるかどうかを見極めます。入試は、説明的な文章と物語の文章についての出題があります。説明的な文章では、筆者の主張を読み取り、理解して要約できるかどうかを、物語の文章では、登場人物の話し方や背景描写などから、気持ちや状態を推測できるかどうかを測ります。それぞれ約3000字の文章を読んで文意を捉え、決まった文字数内に考えをまとめる記述問題などがあります。小学校で学んだ知識を基に、文章を正確に読み取り、考えたことを文章化できれば、自ずと合格点に達するはずです。また、日頃から文章を要約する練習をしておくと力がつきます。カタカナを漢字で表記させる出題もありますが、そこでも機械的に暗記するのではなく、意味を理解し、成り立ちを知ったうえで覚えるようにするといいでしょう。

 入学後は、文章を読むだけではなく、日常会話を通じて相手の話す内容を理解し、自分の考えを伝える力を伸ばしていきます。

算数:基本的な技能と考え方を測る
数学科 瀬戸口龍馬先生数学科
瀬戸口龍馬先生

 算数も、2科・4科選択型や得意選択2科型の入試で選択できます。小学校で学ぶ基本的な計算技能や図形に関する考え方が、しっかり身についているかを測る出題になっています。

 合格水準の点数に達するには、基本となる四則計算や面積・体積の求め方などの知識を習得したうえで、問題文に書いてある条件を整理して関係性を見抜けるか、規則性を見いだして解答に結びつけられるかといった力が求められます。関係性を見抜く問題として、特殊算を出題することもあります。問題演習をする際に、なぜその解き方を求められるのかを理解しておきましょう。規則性を見いだす問題では、条件を整理して数がいくつずつ増えていくかなどに気づけるかどうかがポイントになります。さまざまな問題に取り組んで、問題ごとの考え方を身につけるといいでしょう。また、ほかの人に学んだ内容を説明してみると、理解度が深まります。いずれの場合も計算力が基本になるので、ミスが出ないように注意してください。

 算数・数学は積み重ねの教科です。中学校でも、小学校で学んだ知識を基に新たな内容を学んでいきます。最終的には、数学の考え方に基づいて、日常生活の課題を数学的手法で解決できる人物を育てていきます。

英語:得意を入試に活かせる
英語科 Justin Bonanno先生英語科
Justin Bonanno先生

 英語は、得意選択2科型と英語1科型の入試で選択できます。得意選択2科型の入試では、小学校で学んだ英語の能力がきちんと身についているかを、リスニング、リーディング、ライティングの面で測ることをねらいとしており、入試では、ケンブリッジ英語検定に即した出題をしています。リスニングは、いろいろな種類の文章を何回か聴いて概要を把握して解答するものです。リーディングは、科学や数学に関するものなど、いろいろな種類の小問を読み取ります。ライティングは、文法の理解度を測るもので、空欄に当てはまる言葉を選ぶといった形式です。いずれも、小学校の英語をしっかり勉強していれば十分にクリアできるものなので、過去問に触れておくとよいでしょう。

 英語1科型の入試は、幼少期から毎日英語を学んできたような、小学校の学びを超えた英語力を測るもので、英語を得意とする人には有利な入試です。

 この入試で合格した受験生には、入学後、英語の学びを刺激する存在となってくれることを期待しています。他言語を学ぶということは、その言語圏の文化や生活を知ることと同義です。英語を使って世界で活躍することを目標に、学び続けていきましょう。

社会科:地理・歴史・公民の基礎・基本を
社会科 千葉ひかる先生社会科
千葉ひかる先生

 社会科は、4科選択型と得意選択2科型で選択できます。

 地理、歴史、公民から、2:2:1の割合で出題し、いずれも基礎・基本がわかっていれば解ける問題です。

 地理の問題として、グラフなどの資料を読み取るものもあります。歴史でも、過去の史料などを参照して考えるものもあります。いずれも暗記力を求めるものではなく、地域の特色と産業との関係性が理解できているか、歴史を大きな流れとして捉えられているか、また公民では、自分の周りや社会で起こっていることに興味や関心をもち、自分に何ができるかを考えられるかなどを測ります。そうした力をもつ受験生に入学してほしいと思います。

 時事問題に関する出題もあるので、新聞やネットニュースにも関心をもち、ご家庭で話題にしてみるのもいいでしょう。

 中学では、世の中や世界への関心を広げていきます。本校は国際理解教育に力を入れており、海外に行く機会も多いので、社会科の学びはそこでも役立つはずです。

理科:身の回りの事象に関心をもとう
理科 島村陽郁先生理科
島村陽郁先生

 理科は、4科選択型と得意選択2科型で選択できます。

 物理・化学・生物・地学の各分野からまんべんなく出題され、配点も同じです。小学校で偏りなく勉強していて、理科的な知識を身近な事象と結びつけて考える力があるかどうかを測ります。過去には、力のつり合いの問題として、洗濯物の干し方を例にした問題も出しており、身の回りのさまざまな現象に関心をもつことが大切です。また、理科的な知識を論理的に考えられるかどうかも問われます。ただ覚えるだけではなく、関連性を理解し、説明できるくらいに記憶しておいてほしいです。

 中学では、好奇心を基に、さまざまな事象を探究していきます。その際には、「空はなぜ青いか」といった、当たり前とされることにも疑問をもつ姿勢が大切です。目の前で起こっていることを科学的に考え、ワクワクできるような学びを追求していきましょう。

 なお、社会科と理科の入試は、同時に実施されます。取り組む順番に制約はないので、問題をざっと見て、解きやすそうなものから取り組むのもよいですね。過去問を使って、その辺りを練習しておくとよいかもしれません。

学校説明会・入試体験会で
役立つ情報を

 学校説明会では、2026年度入試についての説明も行われます。

2025年11月22日(土) 第12回中学校学校説明会
2025年11月29日(土) 第13回中学校学校説明会
2025年12月20日(土) 第14回中学校学校説明会

 また、下記の日程で2科入試体験(国語・算数)を実施します。

2025年12月6日(土) 中学校入試体験会

※日程は予定です。

※詳細はホームページをご覧ください。

(この記事は『私立中高進学通信2025年11月号』に掲載しました。)

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