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私立中高進学通信

2025年11月号

注目! News and Topics

和洋九段女子中学校

「なりたい自分」をじっくり探せる
『フューチャーデザインコース』を新設

夏休み中に実施された、フューチャーデザインコースの体験授業の様子。大学から幼児教育の先生をお招きし、子ども向けおもちゃの製作を通して、幼児が本当に喜ぶものは何かを探りました。

夏休み中に実施された、フューチャーデザインコースの体験授業の様子。
大学から幼児教育の先生をお招きし、子ども向けおもちゃの製作を通して、
幼児が本当に喜ぶものは何かを探りました。

自分の「好き」を形にする
3つ目のコースが誕生

 中学入学時から選択できる「グローバルコース」、高校から学べる「サイエンスコース」を設置し、生徒一人ひとりが自分らしく輝ける環境を整備している和洋九段女子。2026年度より高校に「フューチャーデザインコース」が加わることで、さらに選択肢が広がります。校長の水野修先生に、各コースの特色についてお話を聞きました。

「生徒一人ひとりが自分で考え、行動する力を育むのが和洋九段の教育と言えます。探究の授業時間を多く確保した特色あるコースを設置することで、自分のやりたいことやそれぞれのスキルを伸ばしてもらいたいと考えています。『グローバルコース』は英語力の向上だけでなく、国際理解や多文化共生も推進するコース。国際的な社会課題に向き合い、解決策を考える力を養います。『サイエンスコース』はDX(デジタル変革)やAIを活用し、新しい発見や研究テーマを掘り下げるコースで、科学の力で好奇心と創造力を育みます」

 そして来年度新設されるコースは、自分の好きなこと、やりたいことがじっくり探せるコースになっていると水野先生は強調します。

「中学・高校の段階では、自分の得意分野や好きなこと、やりたいことが明確ではない生徒も多いため、自分の“好き”を見つけて伸ばしてほしいという思いから『フューチャーデザインコース』を新設しました。コースの名称には、大学卒業後を見据え、どのように生きていくのか、“なりたい自分”をイメージし、生徒自身にデザインしてもらうコンセプトを込めています」

複数科目のかけ算で
自分だけの学びを創造

『フューチャーデザインコース』では、具体的にどのような学びを重視しているのでしょうか?

「複数の学びを掛け合わせた6科目から2科目を選択するので、新しい“自分らしさ”を創造できるのが特徴です。例えば『ケアウェア・クリエイション』という科目では、看護学とファッションを掛け合わせた提案をしています。看護師の仕事内容を考えながら、『制服だって機能性やファッション性があってもいいよね?』というように、創造の幅を広げ、社会とつながるような学びを広げていくイメージです」

 自分の好きなこと、やりたいことを明確にしていく学びを通して、進路・進学のミスマッチを防ぐねらいもあります。

「実際に大学や専門学校へ進学した後に『やっぱり違ったかも』と気づいても、方向転換は難しいですよね。ですから高校卒業までの間に複数の学びや体験を重ね、自分に何が向いているかを見つける場にしてほしいのです。『フューチャーデザインコース』ならそれが叶います」

フューチャーデザインコースでは、3分野6科目の中から2科目を選択し、履修することができます。

フューチャーデザインコースでは、
3分野6科目の中から2科目を選択し、履修することができます。

起業家教育を意識した
中学の基礎が発展

 3コースが選べるのは高校からですが、中学3年間の学びが基礎となっており、そこをさらに発展させるねらいがあります。

「本校ではPBL型授業(生徒が自ら考えチームで議論し、最良の見解を生み出す授業)を積極的に取り入れており、探究活動が盛んです。中学からアントレプレナー(起業家)教育を意識して、多くの経験・体験を積めるようなカリキュラムを組んでいます。例えば、中1の終わりから中2の始めにかけてチームで取り組む『グローバル遠足』では、SDGsに貢献している企業や団体に生徒自らアポイントを取って取材するのですが、断られたり失敗したりもあるなかで工夫を重ねていきます。また、中3の修学旅行は全員で海外を訪れます。早い段階で外から日本を見ることは、生徒にとって大きな経験となるでしょう。高校受験に時間を割く必要がないからこそ受けられる刺激があり、高校から選択できるコース別の学びで、さらに将来へと広がりをもたせることができるのです」

在校生が参加したフューチャーデザインコースの体験授業。仲間と対話しながらチームで取り組みました。在校生が参加したフューチャーデザインコースの体験授業。仲間と対話しながらチームで取り組みました。
AIを活用した授業の様子。AIを使いこなすために必要な「質問力」を磨くことに重きをおいています。AIを活用した授業の様子。AIを使いこなすために必要な「質問力」を磨くことに重きをおいています。
探究の授業では、生徒自身で社会的な課題を見つけて解決法を考え、その成果を発表します。探究の授業では、生徒自身で社会的な課題を見つけて解決法を考え、その成果を発表します。
教員も楽しみながら、生徒のやる気を引き出したい
校長  水野修先生校長 水野修先生

 人生は、ぶっつけ本番の一度きりです。生徒本人の内面から湧き起こるようなやる気やモチベーションがあれば、将来や夢に向かって努力できるはずです。ですから教員側が楽しい気持ちで取り組まなければ、生徒に楽しいものは提供できないというのが私のモットー。新規コースを含めた3コースそれぞれの学びを通して、やる気を引き出すサポートに全力で取り組んでいきます。

(この記事は『私立中高進学通信2025年11月号』に掲載しました。)

進学通信 2025年11月号
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