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私立中高進学通信

2024年8月号

中1の始め方

三輪田学園中学校

尊重し合える関係づくり
学習習慣の確立を重視

入学式の日に行われる『名刺交換』の様子。
自分の名刺を作り、隣席の生徒と交換することで、新入生同士の交流が生まれるきっかけとしています。

学校生活や行事を通じて、生徒同士が互いに知り合い、尊重し合える関係づくりを重視。生活リズムと学習習慣を確立し、自己管理能力を身につけることも中1のゴールの一つです。

個性を認め合う
雰囲気づくりを重視
中1担任・国語科教諭 蟹江美喜先生中1担任・国語科教諭
蟹江美喜先生

「『徳才兼備』の女性を育てる」ことを教育理念として掲げ、明治20(1887)年に創立された同校。「豊かな人間性と高い学力を併せ持った女性を育てる」という教えのもと、137年の長きにわたり、時代を前向きに生きる女子教育に携わってきました。校訓の『誠のほかに道なし』に基づき、同校で最も大切にしているのは「誠実であること」です。自分に対しても人に対しても、何事にも誠実に向き合い、充実した日々を過ごしていくことが「道=人としての正しい生き方」につながると考え、この理念を教育活動の基軸に据えています。

「校訓にあるように、本校の校風には、『互いに誠実に向き合い、一人ひとりの個性を認め合う』ことが息づいています。入学間もない中1の時期には、学校生活やさまざまな行事のなかで、その理念を実感してもらえる場面を設けています」

 と中1担任の蟹江美喜先生は話します。

「例えば、私が担任を務めるクラスでは終礼時、友達にしてもらってうれしかったことや、素敵だと思った友達の行動などを当番の生徒に発表してもらう『ハッピー&サンキューニュース』という活動を行っています。このように、さまざまな場面で自分や相手の良いところに目を向けられるような場を設け、互いに尊重し合う雰囲気作りをしています」

学校行事で縮まる
友達との距離

 4月に実施する『オリエンテーション』や『中1合宿』、5月に実施する『運動会』など、入学直後の活動には、クラスや学年の友達との距離を縮め、コミュニケーションを深めるきっかけとなる機会がたくさん設けられています。

「運動会は学年対抗で実施しており、入学から日の浅い中1生でも、学年の仲間と協力して競技に取り組む必要があります。例えば、長靴と布のマントをリレーのバトンのように次の走者に渡しながら走る『長靴レース』では、より速く次につなげるにはどうしたらよいのかを、生徒同士がアイデアを出し合ったり、手を貸し合ったりして試行錯誤しながら練習に取り組む姿が見られました。運動の得意・不得意に関係なく、さまざまな生徒が自分の個性を発揮し活躍できることも、本校の運動会の特徴です」

 このように生徒同士が協力する様子はさまざまな行事で見られ、学年が進むにつれて、その生徒らしいやり方でリーダーシップやフォロワーシップを発揮するようになるそうです。

「多様な生徒が、個性を活かしながら力を合わせてさまざまな場で活躍しています。本校では『Unity in Diversity(ユニティ・イン・ダイバーシティ/多様性の中の一致)』を掲げており、生徒同士がつながりながら力を発揮していく様子は、三輪田学園らしい伝統の一つだと思います」

入学直後に出かける『中1合宿』。
飯ごう炊さんや協力して取り組むアクティビティなどを通じてコミュニケ―ションを取りながら、
お互いを知っていきます。

行事では互いの個性を活かし、力を合わせて、ものごとに取り組むことを重視しています。
写真は『運動会』での長靴レースの様子(右上)と『合唱コンクール』の様子(左上)。

手帳を使って
生活リズムと学習習慣を確立

 学習面では、未来を切り拓いていくために、学力の基礎となる基本的な学習習慣を身につけることを中1のポイントとしています。

「学習習慣と生活リズムを身につけるために導入しているのが、『フォーサイト手帳』です。朝礼・終礼の時間や帰宅後に、翌日の持ち物やスケジュール、 “やることリスト” “その日のコメント”などを記入して、学習や生活を振り返ることができるようにしています」

 基本ルールとして、最低限必要な「起床時間」「学習の開始時間」「就寝時間」の3つの時間を固定して、必ず記入するよう促しています。

「『起床時間』と『就寝時間』は生活リズムの基本です。学習時間の設定については、家庭の事情などに合わせてそれぞれで考えますが、学校としては、20時から21時を『三輪田タイム』として学習に充てることを推奨しています。この時間はスマートフォンを触ったり、友達と連絡を取り合ったりしないことがルールです」

 このルールは、『友達から連絡がくると学習が中断される』という生徒の意見を受けて作られたもので、共通ルールとすることで家庭の協力が得やすくなり、学習に集中できるようになったと好評です。

「『手帳』の内容に教員が目を通してコメントを書いたり、アドバイスをしたりしています。ここでも、なるべくその生徒の良さに目を向けるポジティブなフィードバックをするように心がけています。中1のうちに手帳の活用の仕方を身につけて、その後の学習基盤となる自己管理能力をつけてほしいと思っています」

中1生が活用している『フォーサイト手帳』。
中1で手帳を使う習慣を確立し、中2以降は自分で好きな手帳を購入して続けていく生徒が多いそうです。

中2生に中1の学校生活を振り返ってもらいました!
中2 Y.Nさん中2
Y.Nさん

 入学直後の『中1合宿』や、5月に行われた『運動会』で、友達との距離が縮まりました。『中1合宿』での飯ごう炊さんやアクティビティは、友達づくりのきっかけになりました。その後の『運動会』の練習を通じてクラスの団結力が強まっていくのを感じました。みんなで力を合わせて取り組む行事が多いのは、この学校の良さだと思います。

進学通信 2024年8月号
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