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私立中高進学通信

2021年7月号

THE VOICE 新校長インタビュー

三輪田学園中学校

一人ひとりを大切に育て
未来を切り拓く力を備えた女性に

塩見 牧雄 (しおみ・まきお)校長先生
東京学芸大学教育学部卒業後、複数の学校で教鞭を執った後、
1999年、三輪田学園に社会科教諭として赴任。主に中学校の公民、高校の政治経済を担当。
2018年入試広報室長、2020年中学校教頭に就任。2021年4月より現職。

“3つの信託”に応え
生徒一人ひとりを大切に
三輪田学園の教育
  1. 校訓「誠のほかに道なし」
  2. 自分の人生を自ら切り拓くことのできるたくましくもしなやかな女性の育成
  3. Unity in Diversity(多様性の中の一致)

 私が教員として心がけているのは、「生徒一人ひとりを大切にすること」です。生徒を公平に扱い、個性を尊重し、シグナルを発していたら耳を傾け、必要なら手を差しのべたり、背中を押したりすることが大切だと思っています。

 生徒はさまざまな背景を持っています。かつて私が中3を担任していた時、ある生徒がご家庭の事情で本校の高校への進学を断念せざるを得ませんでした。中学校の卒業式の日、その生徒は「三輪田学園は私にとって北極星です」という言葉を残してくれました。高校でその生徒の成長を見届けることはできませんでしたが、本校の教育が15歳の彼女の人生の指針になっていたことを思うと感慨深いものがあります。

 別のある卒業生は、中学時代は反抗期まっただ中で、私は常に本気で彼女とぶつかってきました。そんな彼女が、卒業後10年程経った一昨年の文化祭で私を訪ねてきて、こう言うのです。

「先生、ありがとうございました。それを伝えたくて今日来ました」

 彼女は現在、大手企業に就職し、やりがいを持ち働いているそうです。うれしかったですね。私は彼女に、「あなたにとって三輪田学園はふるさとだからね」と、気持ちを込めて伝えました。

 私たち教員は、“3つの信託”を受けていると思っています。1つ目は「保護者」から。2つ目は、いずれ生徒が作っていく「社会」から。そして3つ目が、生徒の「未来」からです。生徒一人ひとりの中高時代を本校が預かり、それぞれの未来に返す。信じて託されている私たちが、それに応えていくことが教育ではないでしょうか。

三輪田の自慢は「生徒」
学校思いの生徒に感謝

「本校の自慢は生徒です」と、私は常々言っています。誇りに思う生徒、感謝すべき生徒にこれまでたくさん出会ってきました。

 たとえば2020年の年度当初、新型コロナウイルスの影響で休校になった時、当時の生徒会長と副会長が、「学校のためにできることはないですか?」と連絡をくれました。そして彼女たちは、本校を受験する小学生や保護者のために、いち早く「受験生応援動画」を作ってアップしてくれたのです。

 彼女たちの素晴らしい発想と行動力に感動したのはもちろん、さらにうれしかったのは、その動画を見たほかの生徒が、部活動単位で応援動画を作ってくれたことです。生徒同士、良いと思ったことを波及させていく土壌も本校の良さだと思います。

英語とICTを“盾”に
得意教科を“矛”に

 生徒には「自分で人生を切り拓いてほしい」と願い、そのための “武器”を中高時代に身につけさせたいと思っています。そこで、まずは社会で必要になる英語とICTをすべての生徒が標準装備できるよう取り組んでいます。

 英語は、カリキュラムを工夫し、語学研修プログラムを用意するほか、各学年で英検取得の目標(※1)を掲げ、補習などを充実させています。

 ICTは、以前から全員が自分専用のタブレットを持ち授業で使ってきました。また、生徒はMacBookで画像編集ソフトのIllustrator®やPhotoshop®を使いこなしています。2021年度からはPythonというプログラミング言語を用い、これまでのさらに先を行くクリエイター教育を実践します。

 そして、その上に自分の得意な教科に磨きをかけてほしいのです。本校が力を入れている読書教育の一環である中3の「卒業論文」(※2)や、探究ゼミ「MIWADA─HUB」(※3)など、特色ある教育も用意しています。英語とICTを“盾”に、得意教科を “矛”にして、自身の将来を輝かせていってほしいですね。

※1 英検取得の目標……中学では中1で4級以上、中2で3級以上、中3で準2級以上。

※2 卒業論文……自分で選んだ社会的テーマに沿った本を4冊以上読んで論文を作成し、ポスターセッション方式で全員が発表する。中3生対象。

※3 MIWADA−HUB……個性豊かな講座から生徒が選んで所属し、課題を設定、情報収集、整理・分析、発表を行う探究ゼミ。2021年度から中学の総合学習で実施。

失敗してもいい
チャレンジができる学校に

 三輪田学園の校訓は「誠のほかに道なし」です。誠実であることが人として何よりも大切なあり方だという意味です。2021年度、さらに本校は「Unity in Diversity」(多様性の中の一致)を強く打ち出しています。三輪田学園の生徒と教員は、「一人ひとりの個人とその個性を尊重しながら、三輪田学園の校訓を共通の価値、生きる上での基軸とするものとして結ばれ、つながっている」ということです。

 私は、生徒にも教員にも「どんどんチャレンジしてほしい」と伝えています。生徒が失敗を恐れず、個性を十分に発揮できる場としての学校を続けていきたいと考えています。

[沿革]
1887年、三輪田眞佐子が翠松学舎を開校。1902年、三輪田女学校開校。1903年、三輪田高等女学校となる。学制改革により、1947年三輪田学園中学校、1948年三輪田学園高等学校となる。1951年、私立学校法制定により、学校法人三輪田学園となる。

(この記事は『私立中高進学通信2021年7月号』に掲載しました。)

三輪田学園中学校  

〒102-0073 東京都千代田区九段北3-3-15
TEL:03-3263-7801

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