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私立中高進学通信

2024年11月号

注目! News and Topics

目白研心中学校

来年度から英語入試が、新方式の
“英語アドバンスト入試”としてリスタート

30年以上の実績をもつ独自のACEプログラム(Active Communication in English Program)を活用し、
グローバル社会を生きていく人材を育てる「グローバル教育」を行う同校。
2014年度からスタートしたSEC(Super English Course)では、
ACEプログラムをさらにパワーアップした、より高いレベルの英語力を習得していきます。

英語プレゼンを用いた
新しい入試スタイル
「問題自体は簡単ですが、その答えに至るアプローチをどう英語でプレゼンするかが、英語アドバンスト入試のポイントです」と語る英語科・SEC主任の水野資子先生。「問題自体は簡単ですが、その答えに至るアプローチをどう英語でプレゼンするかが、英語アドバンスト入試のポイントです」と語る英語科・SEC主任の水野資子先生。

 1923(大正12)年に創立された目白研心。社会に対する貢献を表わす「主」、師と共に学ぶ姿勢を表わす「師」、支えてくれる人への感謝を表わす「親」、それら「主・師・親」を建学の精神に、1世紀を超える歴史を築き上げています。そんな同校では「コミュニケーション力」「問題発見・解決力」「自己肯定力」を備えた真のグローバル人材の育成をめざして、来年度から英語入試のリニューアルを行います。

「本校の中学入試では、これまで『英語スピーチ入試』を行ってきました。これは多様な文化的背景をもつ他者とコミュニケーションがとれる生徒を募るために実施していたもので、本校がホームページで発表したテーマに沿った英語スピーチと質疑応答の面接で合否を決めるものでした。自分が身につけた英語でどう自己表現をするかがポイントだったのですが、この考え方を一歩進めて、来年度から『英語アドバンスト入試』としてリスタートします」

 そう話すのは、同校の英語科でSEC(Super English Course)の主任を務める水野資子先生です。

 英語アドバンスト入試では、受験生は英語によるプレゼンテーションを行います。小学校ではすでに「総合的な学習の時間」で探究が始まっていますが、そこで一度は触れたり考えたりしたと思われるものの中からテーマが選定され、同校のホームページで発表されます。受験生はそのテーマについて数枚のスライドを用意し、入試当日はそのスライドを電子黒板に投影しながら英語でプレゼンテーションをすることになります。プレゼンテーション後はその内容に関する簡単な質疑応答が英語で行われます。

「テーマは『持続可能な開発目標(SDGs)』と関連性のあるものになります。本校では帰国生や、家庭での日常会話が英語の生徒、日本語以外が母語である生徒など、さまざまな背景をもつ生徒たちが在籍しています。英語アドバンスト入試ではそうした友人たちと自分の違いを受け入れ、誰もが楽しく満足のいく学校生活を送れる素養と考え方をもった生徒を求めています。SDGsを意識したテーマを設定しているのはそのためです」(水野先生)

アプローチが問われる
英語アドバンスト入試

 テーマ自体は、誰でも答えられる内容だと水野先生は話します。

「テーマから結論を導き出すこと自体は、比較的簡単だと思います。ですが英語アドバンスト入試で私たちが見たいのは、結論ではなくそこへ至るアプローチです。テーマに対して自分ならどういったアプローチをとるのか、それを英語でどう表現するのか、そこが英語アドバンスト入試のポイントになります。これまでいろいろな人と関わる中でどんな経験をしてきて、それを通して何を考えてきたかが重要な要素です。また、採点にあたっては英語科以外の教員が参加するのも大きなポイントです。どの教員も相応の英語力は持ち合わせていますので、自分の意見がきちんと伝わるようにオーディエンスを意識して発表できるかという点もチェックポイントですね。英語アドバンスト入試は小学校からの探究学習の接続を基盤とした入試ですので、教科横断的な視点で評価を行います。英会話力に焦点があてられたこれまでの英語スピーチ入試との違いは、ここにあります」

文系・理系を問わず
英語に強い生徒を育成

 2023年4月にプロジェクトチームを組んで準備を進めてきたという「英語アドバンスト入試」ですが、それを経て入学してくる生徒たちが楽しみだと水野先生は期待を寄せます。

「私たちが驚くような表現力をもった生徒に出会えることを楽しみにしています。本校の吉田直子校長は、『英語はツール』という言葉をよく口にしますが、英語を身につけていれば世界が広がることは間違いありません。これまでの日本の教育には文系と理系があり、英語は文系の1教科という位置づけでした。ですがグローバルに活躍するためには、事実上世界の共通言語となっている英語を話せることが文理を問わず大前提となります。将来仕事を選ぶ際に、日本では選択肢が限られても、英語を身につけていれば海外が視野に入り、国と地域の数だけ選択肢が増えることになります。そういった点からも本校ではSECに限らず、どのコースでも英語に強い生徒を育てることに力を入れており、大学進学においてはグローバル併願の活用も積極的に推進しています。SECはもちろん、文理を問わず英語を強みとする生徒を育てていくことに、今後も力を入れていきたいですね」(水野先生)

授業後の休み時間にも、授業で学んだ“笛を使った発音練習”を繰り返します。授業後の休み時間にも、授業で学んだ“笛を使った発音練習”を繰り返します。
中3から高3までSEC全学年による学年横断の交流授業「英語で自己紹介」の様子。中3から高3までSEC全学年による学年横断の交流授業「英語で自己紹介」の様子。
廊下の壁には、SECの授業や活動の様子が掲示されています。廊下の壁には、SECの授業や活動の様子が掲示されています。
SECの生徒たちは、自習時間にも熱心に、英語学習に取り組んでいました。SECの生徒たちは、自習時間にも熱心に、英語学習に取り組んでいました。
進学通信 2024年11月号
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