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私立中高進学通信

2024年11月号

変わる私学!

昌平中学校

世界の最先端を肌で感じる
新しい体験型プログラムが続々登場!

時代の変化に対応した体験型プログラム

Rakuten USA,Inc.での研修の様子。オフィスを見学後、現地社員によるレクチャーを受けます。
人生の先輩によるアドバイスは刺激的です。

世界の潮流を感じ、多くの人々と出会う。
自分の将来を具体的に考えるきっかけが、学校生活の随所に用意されています。

10~20年後につながる
実践的な教育を展開

 埼玉県初のIB(МYP/DP)認定校として一歩先を行く昌平。民間企業の海外部門出身の教頭先生が、実践的な教育プログラムの開発を続けています。

「本校ではこの10年の間に、次々と新しい教育プログラムを始動させており、また同時に、複数の既存プログラムを時代の変化に応じて、臨機応変にブラッシュアップしています。その流れのベースにあるのは、IBの教育理念にも通じる “生涯学習者の育成”にほかなりません。今の子どもたちが社会を担う10年後、20年後の世界は全く想像できませんが、だからこそ変化を恐れず、常に学び続ける姿勢を、中高の6年間で身につけてもらいたいと考えています」(教頭・IB公認 ワークショップリーダー コンサルタント/前田紘平先生)

PEPの実践に即した
体験型プログラムの開発

 世界基準となるIB教育の効果を最大限に享受するため、同校が最重要スキルと位置づけているのが“実践的な英語力”です。

 昌平では2010年4月の開校以来、「全校生徒が英語を得意教科に」を合言葉に、独自の英語力強化プログラムを展開しています。その推進の基盤にあるのが『PEP』(Power English Project)です。

「PEPを主導するのは英語科教員だけではありません。例えば、国語科や社会科にも英語を話す教員がいるほか、英語関連行事には各学年団が積極的に参加します。全校を挙げて取り組んでいるイメージですね。また、校内には学校にいながら海外を感じられる『インターナショナル・アリーナ』(通称“日本語禁止部屋”)があるほか、帰国生と国内生がしのぎを削って共に成長できる『英語レシテーションコンテスト』など、英語関連の学校行事も多数定着しています」

 一方、同校がPEPの中核として重視しているのが、全生徒が受検する英語検定です。現高1生(一貫12期生)の場合、中学入学時点で65.4%が所持級を有していなかったにもかかわらず、3年後の現在は英検準2級以上の所持者が80.4%を記録しています。この数字は首都圏の私学のなかでも、上位20%に入るものとして高く評価されています。

「そうした実績も誇らしいものではありますが、そもそも学習の主体者である生徒自身が、英語の必要性を理解したうえでチャレンジしたものでなければ、意味がない数字だと考えています。主体性のない学びは、IBの理念にも反します。そこで私たちは生徒一人ひとりのやる気を刺激するために、PEPの実践に即した体験型プログラムを多彩に用意して、ブラッシュアップを重ねつつ、時にはその新規開発にもこだわっているというわけです。生涯を通して学び続ける国際人を育成する原点の一つが、主体性の涵養にあります」

 下記のUPDATEで、時代の変化に応じて進化を続ける、最新の体験型プログラムを紹介します。

UPDATE
新・体験型プログラム①
シリコンバレー・イノベーション研修

「起業家精神が文化として根づくアメリカの魅力を、肌で感じてほしいと思い企画しました。現地ではもちろんアメリカ人から話を聞くことはできますが、英語だとどうしても心に響くまでワンクッション挟んでしまうので、あえて現地で働く日本人や、日本人留学生から日本語で話してもらうことにこだわりました」(前田先生)

 当研修を企画した中心者である前田先生のイチ押しは、世界中のスタートアップ企業が集まるベンチャーキャピタル『PLUG and PLAY』の訪問です。同社は今、日系企業を含む数多くの大企業と、これから事業拡大をねらうスタートアップ企業をつなぐ架け橋として世界的に注目を集めています。

「P&P社では日本人社員が案内するオフィス見学の後、スタートアップ企業による『3分ピッチ』(※)を生で聞くことができました。電気自動車・AI・産業ロボット・スキンケア・金融など、非常に機密性の高い情報に直接触れられたことも大きいですね。優秀なビジネスパーソンたちによる、それこそ人生を賭けたプレゼンに触れ、生徒たちの目の色も変わっていくのがよくわかりました」

 2025年度以降は、さらに研修内容を進化させていきたいと語る前田先生です。

※3分ピッチ…投資してもらえるよう、スタートアップ企業から投資家に向けて行われる3分間のプレゼンテーション。

16名の中高生が参加した『シリコンバレー・イノベーション研修』。「シリコンバレー」発祥の地と言われるヒューレット・パッカード(HP)社の“ガレージ”も見学したそうです。写真はシリコンバレーのGoogle本社にて。16名の中高生が参加した『シリコンバレー・イノベーション研修』。「シリコンバレー」発祥の地と言われるヒューレット・パッカード(HP)社の“ガレージ”も見学したそうです。写真はシリコンバレーのGoogle本社にて。
PLUG and PLAYにて。「実際にスタートアップ企業が投資家に向けて行っているプレゼンに触れられた経験は大きいです。また、現地企業で働く優秀な日本人とのコミュニケーションを通して、漠然とした憧れが明確な目標になった生徒もいました」(前田先生)PLUG and PLAYにて。「実際にスタートアップ企業が投資家に向けて行っているプレゼンに触れられた経験は大きいです。また、現地企業で働く優秀な日本人とのコミュニケーションを通して、漠然とした憧れが明確な目標になった生徒もいました」(前田先生)
参加生徒の主な声

「自分たちは想像以上に将来の選択肢や可能性をもっていることを学んだ」
「海外大学への進学もいいかもと思うようになった」
「失敗と挑戦が大事であることを再確認できた」

【主な訪問先】
●企業/Apple、Google、Intel Museum、Hewlett-Packard(HP)、Rakuten USA
●大学/Stanford University、UC Berkeley

新・体験型プログラム②
マレーシア語学研修・大学体験ツアー

「多民族国家のマレーシアは今、欧米の名門大学が競い合って進出したり、この9月には筑波大学が分校を設立したりなど、アジア屈指の教育熱が高い国として注目を集めています。また、本校の外国人教員のなかにも、マレーシア出身でIB教育を受けたグローバル人材がいるなど、昌平とマレーシアのコラボレーションは、次代を切り拓くカギとして教員間で注目しています。そこで新たに企画したのが、1月に1週間の予定で実施する『マレーシア語学研修・大学体験ツアー』です。“このまま日本の大学に進んでいいのか?”と、良い意味で自問自答するきっかけにしてもらいたいと思っています」(前田先生)

近年は世界各地の名門大学がマレーシアに進出。
写真はモナシュ大学マレーシア校。

変わるポイント
秋にはデータサイエンス講座も登場!
教頭・IB公認ワークショップリーダーコンサルタント<br>前田 紘平先生教頭・IB公認ワークショップリーダーコンサルタント
前田 紘平先生

 そもそも学校行事というものは、生徒が“次に進むため”の大きなきっかけとなるような、刺激を得る機会であると考えています。もしかしたら、大人になってからでないと学校行事の本当の意義は理解できないかもしれませんが、それでいいとも思っています。そうしたなか、この秋には金沢工業大学のご協力のもと、斬新な『データサイエンス講座』が始まります。生成AIを用いたワークショップや、Pythonによるプログラミング体験などを通して、未来の自分を創造してもらえたらと思っています。

進学通信 2024年11月号
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