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私立中高進学通信

2024年11月号

変わる私学!

神田女学園中学校

NCL(ニコル)プロジェクトが高大連携でパワーアップ!
高校では新科目『探究科』へ発展

高大連携&新科目

高大連携フィールドワークで京都ノートルダム女子大学を訪問。キャンパス見学のほか、大学で講義も受けました。
これ以外にも、特別授業で大学教授とともに京町屋の造りを見学したり、外国人観光客に英語でインタビューを行ったりしました。

同校が力を入れる探究活動が、全国に広がる高大連携のネットワークを活かしてさらに進化。高校の一部コースでは新科目『探究科』に発展し、進路を見据えて主体的に学ぶ環境が整いました。

探究の基礎からしっかり学ぶ
独自の『NCLプロジェクト』

 中3から英語と第二外国語を学べる『多言語教育』や、日本と海外の高校の卒業資格を取得できる『ダブルディプロマプログラム』を採用した高校グローバルコースの新設など、革新的な教育のアップデートを図ってきた神田女学園。近年は探究活動『NCL(ニコル)プロジェクト』(以下ニコルプロジェクト)に注力してきました。

「本校では、中学3年間は探究活動を週1コマ、教科を探究的に学ぶ『ニコル×教科』を週1コマと、毎週2コマをニコルプロジェクトに充てています。論理的思考力や批判的思考力を伸ばすワークなど探究に必要な基礎的なスキルの習得や、プレゼンテーション、動画作成などの表現力を高める学びを中1から進めています。6年間のゆとりがあるからこそ、中学校の間は教養を高め、探究に役立つ思考法や発想力、表現力を身につけることに時間をかけています」と、探究科主任の江森華子先生は話します。

毎年3月に開かれる『NCL(ニコル)アワード』は“探究の文化祭”とも呼ぶべき同校の一大イベント。1年間力を注いだ探究活動の成果を全学年が発表します。

毎年3月に開かれる『NCL(ニコル)アワード』は“探究の文化祭”とも呼ぶべき同校の一大イベント。
1年間力を注いだ探究活動の成果を全学年が発表します。

高校では探究新設科目
『探究科』で学ぶコースも

 高校でもニコルプロジェクトは継続されます。高校になると、ダブルディプロマプログラムや中期留学を盛り込んだ『グローバルコース』、国公立大学や難関私立大学への進学をめざす『アドバンストコース』、探究を深め、英語や第二外国語の力を培いながら確実な学力を伸ばし、希望する大学への現役合格をめざす『キャリアデザインコース』の3コースに分かれます。生徒は希望するコースを選択し、コースに適合した探究活動を深めていきます。

『キャリアデザインコース』では、2024年度よりニコルプロジェクトを必修科目『探究科』へと発展させました。高1は週2コマ、高2は週4コマとたっぷり時間をかけ、新たな試みとしてクラスで1つのテーマを探究する『クラスプロジェクト』もスタートしました。より本格的な探究活動を行うため、クラスやグループ単位での探究活動を何度も経験したのちに、高1後半からの個人探究につなげていく予定です。

 全国66の大学や短期大学と連携する『広域高大教育連携』を実践する同校はこの強みを活かし、『高大連携フィールドワーク』と探究科の融合も図っていきます。高大連携フィールドワークとは、探究で深めたいことや進路を考えるために連携大学で体験型のプログラムが受けられる希望制の宿泊行事です。取り組みでのつながりを活かして、生徒が自主的に大学の研究者に話を聞く、大学の協力のもと調査や実験を行うなど、さらなるアクティブな探究活動も期待できそうです。

5月の全校フィールドトリップでは、エジプト大使館も訪れました。

5月の全校フィールドトリップでは、エジプト大使館も訪れました。

UPDATE
さらに探究活動をバージョンアップ
校外に飛び出して探究力を育む
大学や博物館、大使館を訪問!
全校参加の『フィールドトリップ』

 5月の下旬に行われる『全校フィールドトリップ』では、一人ひとりが興味・関心のある場所を訪問。訪問先は、大学や博物館、出版社や大使館などさまざまです。それぞれが希望の場所を訪れ、実際に現場を見ることで、「知りたいことを深める」「憧れの職業に就いた人に話を聞く」「興味ある大学で学びの詳細を聞く」など、生徒たちにとって多彩な目的を果たしています。

外務省では、外交の現場で活躍する女性職員の方と懇談する機会を得ました。外務省では、外交の現場で活躍する女性職員の方と懇談する機会を得ました。
大手出版社を訪問し雑誌制作過程のレクチャーを受ける生徒たち。大手出版社を訪問し雑誌制作過程のレクチャーを受ける生徒たち。

『探究科』で探究力を強化する
『クラスプロジェクト』
グループでアイデアを出し合う高校生。グループでアイデアを出し合う高校生。

 高校の『探究科』では、最終的に個人で1つのテーマを決め、高3までに深めていく予定です。高1では探究の醍醐味を知るために、1つのテーマをクラス全員で探究する『クラスプロジェクト』を実践。仲間と一緒に行うことで行動力を獲得する機会をつくります。また、さまざまな角度からグループで検証することで、深い考察も得られます。

変わるポイント
ニコルプロジェクトが
『キャリアデザインコース』の新設必修科目『探究科』に
探究科主任・社会科 江森 華子先生探究科主任・社会科
江森 華子先生

 2024年度より高校『キャリアデザインコース』では、ニコルプロジェクトが『探究科』へと形を変え、必修の新科目として展開されています。

「成績は5段階評価で示すのではなく、記述式でコメントをします」と江森先生。探究活動では調査・資料整理・論述・プレゼンなど幅広い学びが行われますが、これは自分の苦手な部分、得意な部分を把握して、より自分らしい主体的な探究ができるようにするためです。

「獲得すべき探究達成度のルーブリックを生徒と共有して生徒自ら探究をナビゲートし、主体的に学ぶ力が身につくよう工夫しています」

進学通信 2024年11月号
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