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私立中高進学通信

2024年11月号

変わる私学!

明治大学付属明治中学校

大学の資格センター・卒業生を活かし
さらに充実したキャリアクエスト講座

キャリア教育講座を増設
司法試験に合格した2名の卒業生が、資格取得までの道のりを伝授した『司法試験講座』。質疑応答も活発に。

司法試験に合格した2名の卒業生が、
資格取得までの道のりを伝授した『司法試験講座』。
質疑応答も活発に。

明治大学直系の付属校というネットワークを活かし、第一線で活躍する卒業生を講師に迎えて行うキャリア教育がさらに進化。将来を見据えた早期スタートを後押しします。

明治大学の行政・法制・経理
各研究所がガッチリサポート

 明治大学付属明治では、2018年度より高校生の希望者を対象に、明治大学や同校の卒業生を講師に迎えた『キャリアクエスト講座』を開講しています。卒業生の弁護士がアテンドする『裁判傍聴会』や、卒業生の建築士が指導する『ワークショップ型建築講座』など、体験を伴ったユニークな講座となっています。2020年度には保護者や生徒に人気の “公務員”について、その実情や公務員試験について知ってもらおうと、『公務員のススメ』と題して卒業生が講演を行い、2023年にも実施されました。

「本校では生徒の約9割が明治大学へ推薦で進みます。大学受験に注ぐ時間とパワーを、自身の適性の見極めと、将来に向けた準備に費やせるのは、本校ならではの強みでしょう。業種を絞った講座は、関心をもつ生徒にとっては具体的な仕事内容や今準備すべきことなどの知識を得てモチベーションが高まりますし、興味本位の生徒にとっても参加を機に『合う・合わない』など、自身の適性を考える機会になっています。
 もともと本校では高2になると、全生徒が明治大学全学部の講座を受講し、その経験を踏まえて希望学部を絞り込み、高3からは志望学部に合わせて文系・理系に分かれます。ほとんどの生徒が第1希望の学部に入学できますので、『進学できるか否か』ではなく、本当にその学部に進みたいのかを考えて進路を選択できる環境が整っています」(広報主任/河村弘祐先生)

高校から国家資格を視野に!
弁護士インターンもスタート
2024年開講の『大学新卒講座』。大学を卒業したばかりという4名の先輩から「気を緩めた瞬間に突破口が見えてくる」「継続できる努力の実践を心がける」など、温かいメッセージが贈られました。2024年開講の『大学新卒講座』。大学を卒業したばかりという4名の先輩から「気を緩めた瞬間に突破口が見えてくる」「継続できる努力の実践を心がける」など、温かいメッセージが贈られました。

 2023年度からは年4回の開講数を5~6回へと増やし、明治大学行政研究所による『公務員講座』、2024年度には司法試験に合格した卒業生による『司法試験講座』が新たに開講されました。同校は明治大学の直系付属校ですが、その明治大学は『国家試験指導センター』を有しており、センター内に司法試験をめざす『法制研究所』、公認会計士をめざす『経理研究所』、各種公務員をめざす『行政研究所』と、国家資格の取得を支援する機関が設けられており、これらのリソースを同校でも活用しているそうです。

「大学を挙げて国家資格の取得を奨励しています。本校にも各研究所の所長である教授や、資格を取得した卒業生が講師として来てくれるので、質が高く、踏み込んだ内容の講義が可能なのです」

 今後は公認会計士試験に合格した現役大学生による『公認会計士講座』も予定されています。また、以前より夏休みなどの長期休暇期間に、TOEFLなどの英語資格試験や日商簿記検定試験の対策講座が開催されており、なかでも簿記の講座は中3から参加が可能で、簿記2級を取得すれば、明治大学の経理研究所で大学生に交じって講義の受講や、大学の自習室を使うこともできるようになります。

「大学受験がない分、高校で公認会計士をめざす生徒も少なくありません。実際に高校で簿記1級を取得して大学在学中に公認会計士試験に合格した卒業生もいます。そうした経験則が部活動や『キャリアクエスト講座』などで、先輩から後輩へと受け継がれています」

 2023年度からは、同校の同窓会『総明会』の弁護士が結成する『法曹部会』の協力を得て、弁護士インターン制度もスタート。弁護士を志す生徒が現役弁護士の職場に出向き、被疑者との面会や企業訪問に立ち会う機会に恵まれました。また、資格の取得だけでなく、大学院に進んだり就職したりした先輩たちの経験談も聞いてもらおうと、2024年度から大学を卒業したばかりの先輩が進路選定について話す『大学新卒講座』も開講しました。

「今後も明治大学や総明会との連携を強化し、さまざまな進路を選び取った卒業生にも協力を仰いで、キャリア教育の充実を図っていきたいです」

UPDATE
具体的な仕事を知ることで未来が見えてくる
進化し続けるキャリアクエスト講座

7年目を迎える定番講座①

リアルな現場を体感する
『裁判傍聴講座』
法曹の世界を間近で体験。解説では中学生も活発に質問しました。法曹の世界を間近で体験。解説では中学生も活発に質問しました。

 2018年のキャリアクエスト講座開講時から続く人気講座。2024年3月には高校生6名・中学生14名が、総明会・法曹部会の現役弁護士と共に、メディアでも取り上げられた「江東区長選を巡る公職選挙法違反事件」の裁判を傍聴。傍聴後には先輩弁護士による解説が行われ、「何かをやり切った経験が、壁にぶつかった際の支えとなる」というメッセージとともに、法曹界をめざす生徒たちに大きな刺激を与えました。


7年目を迎える定番講座②

実践的な学びを体験する
『建築実習講座』
街づくりも意識した建築プランを作成。街づくりも意識した建築プランを作成。

 卒業生の一級建築士、戸張毅氏を迎えて定期開催している実習講座。2023年度は「調布市富士見町の実際の都市計画に沿って街を構成する」をテーマに、明治大学理工学部建築学科を志望する生徒を中心に20名の生徒が参加。都市計画に沿い日照権や建築基準法などさまざまなルールを守りつつ、ベストな建築プランの提案をめざすという、本業さながらの授業に奮闘。建築学科への思いを再確認する機会となりました。


新たな試み!新講座①

先輩の合格体験談に刺激
『司法試験講座』

 2024年5月に行われた新講座の司法試験講座では、司法試験に合格した卒業生が講師として招かれました。講師を務めた2名は、明治大学法学部を2019年に早期卒業し、一橋大学法科大学院、東京大学法科大学院にそれぞれ進学し、司法試験に合格しました。法律に関心をもったきっかけやそれぞれの高校・大学での生活、勉強法などの話に、生徒たちは熱心に聞き入りました。


新たな試み!新講座②

身近な先輩から進路のヒントを得る
『大学新卒講座』

 2024年6月に実施した『大学新卒講座』は、社会人1年目となる同校の卒業生4名が、大学時代をどう過ごしたか、就職活動はどうだったか、高校時代は何をすべきかなどについてプレゼンするという新たな試み。公務員、外資系企業、大学院進学、明治大学就職とそれぞれの進路に進んだ卒業生の口から、バリエーションに富んだ成長ストーリーが語られました。身近な先輩の言葉は生徒たちに大いに響いたようです。

変わるポイント
新たな視点で講座を増設
卒業生の多彩な進路の紹介も視野に

 2023年より、卒業生の進路や生徒のニーズを把握して新たな講座を選定、よりリアルに役立つ質の高い情報提供を行うべく、講座を拡充しています。

 今後はさらに伝統大学の直系付属校ならではという卒業生とのつながりを活用したインターンシップの機会や講座テーマの多様化を進めます。本校卒業後、紆余曲折を経て多様な職業で活躍なさっている方々もおり、そうした多彩な進路を紹介する機会もつくりたいですね。(広報主任・社会科/河村弘祐先生)

進学通信 2024年11月号
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