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私立中高進学通信

2024年11月号

変わる私学!

八千代松陰中学校

2024年度より中学にも
「IGS(6カ年特進)コース」が誕生

コース新設

異文化理解に必要な教養全般を学ぶための新たなコースを、
中学からスタートさせて注目を集める八千代松陰(写真は高校のIGS〔特進〕コースの授業風景)。

これまで高校のみの設置だった「IGS(特進)コース」を拡大し、2024年度入学の中1生を対象とする「IGS(6カ年特進)コース」がスタートしています。

中高6年間で展開する
新たな“特進コース”が2024年度から始動!
内堀 誠先生中学特進部長
内堀 誠先生

 豊かな自然に囲まれた広大なキャンパスに、最新の教育設備を整える八千代松陰。「明日の国際社会を担う個性豊かな青少年の育成を目指す」を教育目標に掲げる同校では、これまで高校のみだった「IGS(特進)コース」を拡大し、2024年度より新たに中1で「IGS(6カ年特進)コース」をスタートさせました。

「IGSコース(Intercultural General Studies Course)は1991年に高校でスタートしたもので、 “異文化間理解のために必要な教養全般を学ぶことを目的とするコース”です。 “確かな学力を築く” “キャリアデザインを考える” “グローバル感覚を養う”の3つを柱に運営してきました。これを中高6年間に拡大してスタートしたのがIGS(6カ年特進)コースです」

 そう説明するのは、中学特進部長を務める内堀誠先生です。

「IGS(6カ年特進)コースについては学内で十分な検討を重ねてスタートしましたが、中学生を対象に行うのは初めてなので、カリキュラムの内容などについては毎年見直しを行い、修正していく予定です。実際、4月にスタートしたIGS(6カ年特進)コースの1期生は、さまざまな物事に関心・興味をもつ積極的な生徒が多く、授業での吸収力は私たちの想定を上回っている印象です。頭の回転も速く、授業中に『そんなところにまで気がつくのか』と驚かされることが何度もありました。そうした生徒の向学心に応えられるように、授業の準備をこれまで以上に入念に行う必要性を痛感させられています」(内堀先生)

 新たにスタートしたIGS(6カ年特進)コースを担任する小坂井紫帆先生も、最初の1学期を振り返って、生徒たちの積極的な姿勢に感心させられたと言います。

「授業中に問いを投げかけると、どんな内容であっても当事者として向き合って考えを深めていく姿勢に、いつも驚かされます。知識に対して貪欲で、授業中も積極的に発言して疑問をぶつけてくるので、以前に内堀先生が『エネルギーを吸われるようだ』と言っていましたが、私も同じ感想です(笑)。
 生徒の “当事者意識”は授業以外でも発揮されていて、何かを行う際は自分の意見や希望をしっかり伝えて話し合い、取り組んでいます。2学期には一泊研修や体育祭などの学校行事がたくさんあって忙しくなるのですが、彼らなら勉強と並行して上手にこなせるものと確信しています」

滑り出しは百点満点!
今後の成長に期待のIGS(6カ年特進)コース
小坂井 紫帆先生IGS(6カ年特進)コース担任
小坂井 紫帆先生

 高校のIGS(特進)コースを拡大して新設されたIGS(6カ年特進)コース。中学生を対象とした前例がないため、今年入学した1期生は重要な試金石となります。そんな1期生たちの1学期を、満点だったと内堀先生は振り返ります。

「授業は毎回が真剣勝負でこちらも必死でしたが、生徒たちには満点をあげたいですね。中1らしいピュアな感性で興味をもって物事に取り組む姿勢は、今後も大事にしてほしいと思っています。3学期には海外研修もありますが、そうした経験を通して今の素晴らしい資質を伸ばし、IGS(特進)コースの3つの柱である “確かな学力を築く” “キャリアデザインを考える” “グローバル感覚を養う”を体現していってほしいと願っています」(内堀先生)

「1学期の最後に『みんなも大変だったと思うけれど、私も大変でした』と言って生徒たちと笑い合ったのですが、担任として良い意味で互いにエネルギーをぶつけ合えたという実感を抱いています。新設のコースとして本当にいいスタートを切れたと思うので、生徒たちの今後の成長が楽しみですね」(小坂井先生)

変わるポイント①
IGS(6カ年特進)コース専用の
特別カリキュラムを準備
中高6年間で習うカリキュラムを高2までの5年間で完了するIGS(6カ年特進)コース。中高6年間で習うカリキュラムを高2までの5年間で完了するIGS(6カ年特進)コース。

 これまで高校で30年以上の歴史を重ねてきたIGS(特進)コースの指導を、中高6年間に拡大して行うIGS(6カ年特進)コース。ほかのコースとは異なる教材を使用して、高3までの学習内容を高2で終わらせるカリキュラムを組んでいます。主要5教科の先取り学習に関しては、週に2回、各70分の特別授業を設定しています。このカリキュラムは各教科の教員が構築していますが、内容は毎年見直しを行い、IGS(6カ年特進)コースに最適なものをめざして修正していきます。


変わるポイント②
中1でIGS(6カ年特進)コースだけの
海外研修プログラムを実施
3学期にはベトナムでの海外研修が予定されています(写真は高校のIGS〔特進〕コースの海外研修の様子)。3学期にはベトナムでの海外研修が予定されています(写真は高校のIGS〔特進〕コースの海外研修の様子)。

 IGS(6カ年特進)コースでは、中1の3学期にベトナムへの海外研修を予定しています。そのための事前学習はすでに始まっており、先日は京都大学教授の紹介により、ベトナムで活躍中のアイドルプロデューサーからオンラインで特別授業を受けました。“グローバル感覚を養う”という点もIGS(6カ年特進)コースが重視する柱の1つであり、教室の中だけで物事を考えるのではなく、海外を含めた広い視野を育成するために、今後もさまざまな体験の場が用意されています。

私たち「IGS(6カ年特進)コース」1期生!
学習のスピードは速いけれど、
きちんと理解できる授業が楽しい
初の海外旅行となるベトナム研修を楽しみにしているという竹下澄人さん(中1)。初の海外旅行となるベトナム研修を楽しみにしているという竹下澄人さん(中1)。

 中学受験の志望校を決める際に、塾の先生から「新しいコースをスタートする学校がある」との情報を教えてもらい、“1期生”という点にも魅力を感じて受験しました。学習のスピードが速くて大変ですが、先生方が上手に教えてくださるので、楽しく勉強できています。入学前は不安もありましたが、明るいクラスメートばかりで友人もすぐにできて、勉強を教え合うなどしてお互いに高めていける感じがすごくいいと思います。


剣道部と勉強を両立するための
習慣が身につきました
将来は「医療の道へ進みたい」と話す五木田彩乃さん(中1)。将来は「医療の道へ進みたい」と話す五木田彩乃さん(中1)。

 私は幼い頃から剣道を習っていたので、剣道部の強い学校を探していた時に紹介されて興味をもち、“1期生”というところも魅力で受験を決めました。新設コースなので先生方からの注目度が高かったり、勉強の進みが速かったりしてプレッシャーを感じる時もありますが、クラスの仲がすごく良くて、毎日を楽しく過ごせています。剣道部は練習試合や公式戦が多いのですが、家に帰ったらすぐに勉強をする習慣が身についたので、うまく両立できるようになりました。

進学通信 2024年11月号
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