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私立中高進学通信

2024年11月号

変わる私学!

千代田中学校(現 千代田国際中学校)

生徒が未来をつくる
『研究コース』『開発コース』

2025年 校名変更・中学に新コース導入
「仕掛けづくり」のプロを招いて行った『LAP』では、家にある身近なものを使って、全員で協力して大きな装置づくりを体験。

「仕掛けづくり」のプロを招いて行った『LAP』では、
家にある身近なものを使って、全員で協力して大きな装置づくりを体験。

創立130周年を迎えた2018年に共学化し、国際バカロレア認定校となるなど、躍進を続ける同校。
2025年度より校名を「千代田中学校」へと変更。中学校にもコース制を導入します。

研究マインドの『研究コース』
課題解決の『開発コース』
中1の『LAP』で行われた「グラフィック・レコーディング」の授業。レクチャーを受け、文字やイラスト、色紙やメモを切り張りして、ノートに情報を自由に整理する体験を行いました。中1の『LAP』で行われた「グラフィック・レコーディング」の授業。レクチャーを受け、文字やイラスト、色紙やメモを切り張りして、ノートに情報を自由に整理する体験を行いました。

 2025年度より、校名を『千代田中学校』に改称し、新たな一歩を踏み出す同校。それを機にコース制を導入し、中1から『研究コース』『開発コース』の2つのコースに分かれます。

「研究コースは、理数分野の専門家の指導を受ける本格的な研究活動を軸に、『0から1を生み出す』という新しい価値を創出する研究マインドを養うコースです。一方、開発コースは、『1を10にする』をコンセプトに、課題解決に取り組む社会人フロントランナーと共に、より良い社会をつくる実践力を培います。
 どちらのコースも、中高生のうちから社会にインパクトを与えることに挑戦し、『幸せな未来をつくる』という最終目標は共通しています」(中学副教頭/城野大輔先生)

 両コースの基本的なカリキュラムは中学3年間で同一ですが、土曜日週4時間の使い方が異なります。研究コースでは、興味ある分野ごとに『ラボ』に分かれ、研究活動を行います。開発コースでは『LAP(Liberal Arts Projects)』と称して中1でリベラルアーツを広く学び、中2からはゼミ講座に分かれます。両コースともにそれぞれの研究や取り組みの成果は、学期末や文化祭で発表する予定です。

「基礎研究や応用研究をじっくりと進める研究コースは、物事を深く考えることが好きな生徒に向いています。一方、既知と未知、得意と不得意など、『組み合わせ』を考えてアイデアをつくるる開発コースは、チームでの課題解決に興味をもつ生徒に適しています。また、得意分野をさらに伸ばしたい生徒にもおすすめです。
 プロフェッショナルな社会人講師と日々接し、刺激を受けるラボやゼミ活動は、キャリア教育としても有益です。自分の好きなこと、やりたいことを見極め、自分の力が発揮できる場を見つけてほしいと考えています」

「地球」レベルで
「未来をつくる」仲間と集う

 国内外という枠にとらわれず、地球規模で物事を考えてほしいと城野先生は言います。

「日本にいても、グローバルな考え方は養うことができますし、海外に自分の居場所を見いだす生徒も出てくるでしょう。そのような生徒には、高2から世界標準の国際教育プログラムを実践する『IBコース』を設けています。
 私たちがめざしているのは、大人が一方的に教える『学校』ではなく、生徒と教員、社会の人々とも仲間になり、一緒になって楽しみながら、『自分もみんなも幸せな未来をつくる場所』です。今後も、“本物・本質・本気”を大切に、『学ぶようにあそび、あそぶように学ぶ』をモットーとした環境を構築していきます」

変わるポイント
自分で「未来をつくる」学び
自分らしいアプローチを探る2コース
研究マインドを養う
『研究コース』
2024年度から6つのラボが立ち上がり、現在は高校生が任意で所属し、活動中です。2024年度から6つのラボが立ち上がり、現在は高校生が任意で所属し、活動中です。

 研究コースは、理数系の学びを中心に研究に必要な基礎知識や研究者としてのマインドを養う授業と、本格的な研究活動を行う「ラボ」を土曜日に展開。原則として中学3年間は同じラボに所属します。中1から中3まで縦割りで活動し、専門知識をもった同校の教員、もしくは社会人講師の指導を受けて、本格的な研究を実践していきます。

研究コース『研究活動』ラボ(予定)

数論ラボ

完全数をモデルにして、まだ知られていない整数の性質を見つけ出す。

幹細胞ラボ

多能性幹細胞や組織幹細胞などに注目して研究する。

環境DNAラボ

海水などに含まれるDNAを解析し、生物多様性を理解する。

構造生物学ラボ

タンパク質の構造や働きを分子・原子レベルで研究する。

医療・命ラボ

現役医師などに話を聞き、医療現場の課題を知り、多様な観点から命について深く考える。

メディアラボ

新しい表現手法を生み出すことを目標に、現場で活躍するプロデューサーや脚本家を招いて映像制作に取り組む。


実践力・探究力を発揮する
『開発コース』
中1ではさまざまな体験をし、中2からはゼミで興味ある分野の“開発”にチャレンジします。中1ではさまざまな体験をし、中2からはゼミで興味ある分野の“開発”にチャレンジします。

 開発コースでは、物事を分析・探究し、課題解決策を導き出して実践する力をつけます。英数では習熟度別授業を実施する予定です。土曜日に実施する『LAP』は、中1では多彩な分野に触れるリベラルアーツについて広く学び、中2・中3では第一線で活躍する各分野の講師と共に、ゼミごとの学年縦割り活動を行います。

開発コース『LAP』ゼミ(中2・中3)(予定)

遊びクリエイトゼミ

社会人講師と共に、新しい「遊び」のジャンルの開発をめざす。

農業×食ゼミ

校内に農園をつくって野菜を育て、農業と食の関わりについて学びながら社会に届ける。

アントレプレナーゼミ

商品開発などを通して、アントレプレナーシップ(起業家精神)を養成する。

アメリカ研究ゼミ

アメリカのポップカルチャーやサブカルチャー、社会・文化についての研究をする。

映像制作ゼミ

ドローンやプロジェクションマッピングなどの技術を組み合わせ、「人々を楽しませる」映像を制作する。

変わるポイント
2025年度入試から
得意選択2科入試がスタート

 2025年度入試では、研究コースが1クラス35名、開発コースは2クラス65名の募集予定です。開発コースの入試方式には、新たに「得意選択2科入試」が導入されます。

「国算理社英のうち、国語か算数を選び、残りの科目から1科目を選ぶ2科目の入試です。研究コースは4科必須ですが、開発コースは、1科、2科、4科から選択が可能で、得意科目を活かした挑戦ができるようになりました」(入試広報部長/立原寿亮先生)

千代田中学校・高等学校 6年間のコース
世界基準の国際力を養う
高2からの『IBコース』

 国際バカロレアのプログラムを導入したIBコースは、高2から選択が可能。必要な教育課程のなかに「課題論文」や「創造性・活動・奉仕」があり、ラボやゼミでの活動を活かすことができます。成績基準を満たしていれば、研究コース、開発コースのどちらからも挑戦が可能です。

高2からは、研究コースは理系カリキュラムへ、開発コースは文系コースか理系カリキュラムのいずれかを選択します。

高2からは、研究コースは理系カリキュラムへ、
開発コースは文系コースか理系カリキュラムのいずれかを選択します。

進学通信 2024年11月号
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