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私立中高進学通信

2024年11月号

私たち、僕たちが大好きな先生

光英VERITAS中学校

達成感を大事にして
自信をもてるような授業を

秋山彩先生

英語科
秋山彩(あきやま さやか)先生
4歳から小中高と一貫してバトントワリングに励む。
大学では英語の音声学や教育学を専攻し、卒業後に同校の英語科教員となる。
現在は、中学校の英語指導と中2のクラス担任を務めるほか、中高のバトン部顧問も務める。

英語の指導にあたるキャリア2年目の若手の先生方です。授業の方針や生徒との関わり方などをお聞きしました。

秋山先生が顧問を務めるバトン部の皆さんと共に。秋山先生が顧問を務めるバトン部の皆さんと共に。

――英語科の教員を志したきっかけを教えてください。

 小学生の頃から英語が好きでした。また、中1の時に英語の先生が、授業で英語の歌を教えてくださったことが強く印象に残りました。一方で、4歳から続けてきたバトントワリングを通して、人に何かを教えることも好きでした。大学では英語の音声学や教育学を学び、英語に関わる仕事に就くことを目標にしていました。縁あって本校に英語科教員として勤め、バトン部の顧問を務めたことで、目標が達成できました。

――どのような教員になりたいとお考えですか?

 現在担任をしているのは中2ですが、この年代は反抗期でもあるので、生徒への対応がブレてはいけないと肝に銘じており、芯の通った接し方を心がけています。そのうえで、生徒に寄り添える教員でありたいと思っています。自分が中2の頃に感じていた良かったことやしてほしかったことなどを思い返して、今の生徒に還元していきたいと考えています。この年代の生徒は家庭でもじっくり話をする機会が少ないようなので、できる限り話をする機会をつくるようにしています。友人関係のモヤモヤなどは、特にアドバイスをしなくても、話を聞いてあげるだけで自分の考えがはっきりしてスッキリするようです。また、普段からコミュニケーションをとっていると、ちょっとした変化にも気づきやすいですね。

――英語の授業では、どのようなことを心がけていますか?

 今は中1と中2を受け持っています。英語への苦手意識をもつ生徒もいるので、それを軽減し、生徒の「できた!」という達成感を大事にして自信をもたせるように心がけています。課題に対してiPadで答えてもらい、みんながほかの生徒の解答を見られるように、また全員の採点結果も見られるようにしています。間違っていた時はアドバイスをしますが、その際にはたしなめるのではなく、できたところを褒めるようにしています。自信がない生徒はなかなか発言できないので、全員が解答する形式にしています。そのほか、ゲームやアクティビティを取り入れて、楽しくワクワクするような授業も行っています。

――担任として学級の運営をどのようにしていますか?

 ほかの教員と情報を共有することに留意しています。提出物はきちんと出しているか、授業中の様子はどうかといった部分です。また、生徒の自主性を重んじつつ、行事をはじめ楽しむ時は思い切り楽しもうと、メリハリをつけるように意識しています。

――バトン部の顧問としてはどのような指導をしていますか?

 私自身、長年バトントワリングを続けてきたので、人生の先輩として多くを伝えていきたいと思っています。団体競技なので、一人でもマイナスの気持ちをもっていると演技に出てしまいます。先輩・後輩の垣根を除くなどコミュニケーションを円滑にして、チームワークを育んでいます。


自己肯定感を高めて
将来の夢を形にしてほしい

伊東慧海先生

英語科
伊東慧海(いとう えかい)先生
小1からサッカーを始め、大学まで続ける。
英語教員をめざして大学に進学し、
卒業後は児童発達支援事業所での勤務を経て同校のサッカー部コーチ、
および英語科講師として着任する。
現在は、英語科教員と中3のクラス担任、サッカー部の顧問も務める。

――英語科の教員を志したきっかけを教えてください。

 中学の英語の先生が、授業でご自身が旅した国の音楽や服装、食事などの文化を写真で見せてくださいました。英語だけでなくその背景にある文化も身近に感じられて、そんなことができる教員という仕事に魅力を感じました。もともと父の海外赴任が多く、そのおみやげなどを通して海外への親しみがあり、徐々に英語の教員になりたいという気持ちが強くなり、そのために必要な進路を選択しました。

――どのような教員になりたいとお考えですか?

 生徒の自己肯定感を上げられるような教員をめざしています。私自身も中高生の頃は自己肯定感が高くなく、自らを鼓舞するのに苦労した経験があり、今もそういう生徒が多いと感じています。自分の経験も伝えながら励まし、自信を育て、将来の夢を形にしてもらえればと思っています。また、この年代だと自分の考えをうまく言語化できない生徒も多いので、考えをまとめられない、言葉にして伝えられないといったところから自信を失いがちです。私は、生徒の心の内にあるモヤモヤしたものを言語化できるよう手助けをするとともに、できているところを生徒に伝えてポジティブに捉えてもらえるように心がけています。

――英語の授業では、どのようなことを心がけていますか?

 本校の英語の授業は習熟度別にクラスが編成されており、私は今、英語を苦手とする生徒のクラスを担当しています。このクラスではまず、「なぜ英語を学ぶのか」という英語学習の意義を見いだしてもらうことが重要です。英語が苦手な生徒は、勉強をやらされているという意識が強いので、できるだけ個々の生徒に即した動機づけをすることが肝要です。ある単語を学ぶ際、この単語はこういう場面で使えると説明すると、学ぶメリットが具体化します。教科書に出てくるシチュエーションも、なるべく実際の生活とリンクさせるようにしています。

――担任として学級の運営をどのようにしていますか?

 現在は中3のクラス担任をしていますが、私のめざす教員像をもとに、生徒全員が認められ、自分自身の価値を自覚できる、安心感のあるクラスづくりをしたいと思っています。中学生にとって居心地の良い居場所には、友達との関係性が大きなウェートを占めるので、全員がお互いを受け入れるような雰囲気づくりを心がけています。現在のクラスはそれがうまくいっているようで、中学全クラス対抗のドッジボール大会で、男女共に優勝しました。クラス全体に「勝つために頑張ろう」「そのためにこうしよう」という雰囲気があり、出てきた意見を取り入れていった成果だと思います。

――サッカー部の顧問としてはどのような指導をしていますか?

 今年から人数が増え、試合でも勝利をめざせるチームになってきました。初心者が多いので基礎を大切にしつつ、短期的な目標と長期的な目標を明確にして、そこに向かって確実に進んでいけるようにしています。

――今後、どのような指導をしていきたいですか?

 本校の特色として探究学習に力を入れており、今後は英語でも探究学習を取り入れていけたらと思っています。教科書でも環境問題や差別などの社会問題がトピックとして取り上げられているので、現実社会の問題を英語で考えたり調べたりしていくなかで、自分の興味が明確になり、将来の進路選択につながっていくといいですね。

進学通信 2024年11月号
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