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私立中高進学通信

2024年11月号

変わる私学!

横浜富士見丘学園中学校

男子の部活動も充実させつつ
海外大学も視野に入れた教育を実践

海外大学指定校推薦制度

同校伝統のプログラムである、中3・高1全員参加の『Global Eye』。
留学生と共に3日間を過ごし、英語でのコミュニケーションと異文化理解を深めます。
同校では中1からネイティブ教員が副担任を務めるなど、
さまざまな取り組みで活きた英語力と国際理解力を高めています。

建学の精神『真の教育は魂の教育である』を守り、2023年に創立100周年を迎えた同校。伝統を守りながらも、時代に柔軟に対応する改革を進めています。

世界の大学へ指定校推薦
海外大学への挑戦が身近に
洗練された煉瓦づくりの校舎。大規模地震にも耐えられる耐震構造も併せ持ちます。洗練された煉瓦づくりの校舎。大規模地震にも耐えられる耐震構造も併せ持ちます。

 2023年に創立100周年を迎えた横浜富士見丘学園。教育の柱の一つ『国際教養人の育成』をねらいとする実践的なカリキュラムは年々進化を遂げています。また、2019年度の共学化元年に入学した男子生徒が高3となり、6学年に男女生徒が揃いました。これを機に、「女子クラス」「男子クラス」による生徒募集を撤廃し、「共学クラス」に一本化しました。

「2025年度より、中高ともに別学クラスの募集を行わない完全な共学校として、新たな1歩を踏み出すことになります。
 男子生徒の増加に伴い、男子が参加できる部活動もさらに充実させ、これまで同好会だったバスケットボールとフットサルを部に昇格。将来的には、フットサル部をサッカー部に、野球部や駅伝部、ゴルフ部なども新設していきたいですね」(理事長・校長/永川尚文先生)

 教育改革にも着手し、2024年度には『海外大学指定校推薦制度』を導入しました。これは、国際基準の英語能力測定試験『TOEFL iBT』もしくは海外留学時の英語力証明テスト『IELTS(アイエルツ)』のスコア(大学ごとに基準スコアは異なる)と、同校での成績だけで、世界7カ国80校の提携大学への推薦入学が可能な制度で、日本の大学との併願も可能です。

 同校の国際教育・英語教育には定評があり、中1・中2ではネイティブ教員が副担任を務めるほか、自由参加の英語交流スペース『グローバルセンター』の設置や、マンツーマンの『オンライン英会話』(中3・高1)の実施など、これまでも学校を挙げて英語力を強化するカリキュラムを組んできました。2024年からは海外大学指定校推薦制度への対策として、高校生を対象に『IELTS講座』を通年で開講しています。

「IELTSのスコアが6.5あれば、海外の提携大学全ての基準スコアをカバーできます。本校では、高2でスコア6.0を取得できる英語力の養成をめざしています。
 本番のみの一般選抜とは異なり、IELTSは中高在学中、何度でも受検が可能です。近年は日本でも入試においてIELTSのスコアを活用できる大学が増えています」(永川先生)

教養講座や放課後校内予備校で
多様な学びを実現

 近年では、中学3学年を対象に、英語の多読多聴やバイオリン、油絵など、豊かな感性を育む独自の教養講座『FLAP(Fujimigaoka Liberal Arts Program)』(中1~中3)を開講。放課後の課外活動として校内予備校『Success塾』(希望制)も開講し、その内容もさらなる拡充が進んでいます。

「『Success塾』では現在、小論文や共通テスト対策現代文、英語検定準1級講座など、大学受験対策が中心ですが、将来的には間口を広げ、『パフォーミングアーツ塾』や『ゲームプログラミング塾』など、さまざまな進路に対応する内容も増やしていきたいと考えています。生徒一人ひとりの要望に応える環境を整え、本当の意味での『多様性』を実現していきたいですね」(副校長・入試広報部長/佐藤康先生)

「良き伝統は守りつつも、時代の変化に柔軟に対応する『理想の学校』をめざして、進化を続けていきます」(永川先生)

UPDATE
常に前進! 改革のポイントをご紹介
教育の基盤を整備してさらに学びを充実

変わるポイント①

「海外大学指定校推薦制度」で
中高時に訪れた大学への進学も!
中3生全員がホームステイを体験する8日間の『オーストラリア海外研修』。希望者はそのまま現地に残り、続けて70日間の短期留学を体験できます。中3生全員がホームステイを体験する8日間の『オーストラリア海外研修』。希望者はそのまま現地に残り、続けて70日間の短期留学を体験できます。

 2024年度より『海外大学指定校推薦制度』が導入され、海外大学という選択肢が身近になりました。同校では、中3全員参加のオーストラリア海外研修でシドニー大学を、中3~高2の希望制オーストラリア短期留学でアデレード大学を訪問します。両大学はこの制度の提携大学に名を連ねます。

「生徒たちは海外研修で訪れた名門大学を、現実的な進路目標としてめざすことが可能になりました」(永川先生)


変わるポイント②

「多様性」を重視した学びを充実
豊かな感性を育む教育の一環として、バイオリンの授業も実施。豊かな感性を育む教育の一環として、バイオリンの授業も実施。

 独自の教養講座『FLAP』や校内予備校『Success塾』に、これからの時代に必要な力を養う講座や、多様性に富んだ内容を扱う講座を追加。FLAPでは、これまでにバイオリン(保護者の参加も可)、油絵、礼法、英語の多読多聴、国際教養講座などを実施していましたが、2024年秋より保護者からの要望に応じて、お金の仕組みや簿記について学ぶ『金融講座』がラインナップに追加されました。


変わるポイント③

中学・高校ともに完全共学化

 これまで募集していた中学の「男子クラス」「女子クラス」を「共学クラス」に一本化。高校で女子のみだった「進学クラス」に男女が進めるようにすることで、中高6年間を完全共学化。2024年度より、女子の制服にもスラックスを導入しています。


変わるポイント④

進路の選択肢を広げ
多様な将来像をイメージ
理事長・校長の永川尚文先生(左)と副校長の佐藤康先生(右)。礼法室にて撮影。理事長・校長の永川尚文先生(左)と副校長の佐藤康先生(右)。礼法室にて撮影。

「『海外大学指定校推薦制度』導入の真のねらいは、海外大学という一つの目標に向かって勉強し、努力することで、生徒たちに進路の選択肢を広げてもらうことです」(永川先生)

「英語検定試験のIELTSは、国内大学受験にも活用でき、4.0以上のスコアがあれば、英語試験免除や英語満点換算など、さまざまな優遇措置が受けられます。現在、放課後に開講するIELTS講座には、27名が参加しています。参加生徒のなかから、後輩のロールモデルとなる人材が生まれることを期待しています」(佐藤先生)

(この記事は『私立中高進学通信2024年11月号』に掲載しました。)

進学通信 2024年11月号
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