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私立中高進学通信

2024年11月号

変わる私学!

横浜創英中学校

『グローバルコース』の新設で
2コース制をアップデート

2025年度より『グローバルコース』新設

グループ探究の発表会『プロジェクトフェスタ』で成果を発表。
1学期の前半は「学びの特性」をテーマに、
自分に最適な学び方やスタイルについてポスターセッションを行いました。

2025年度から『グローバルコース』がスタートし、新しい2コース制が始まります。早くも試行を始めている「探究」では、生徒が国際的視野で実践的なスキルを身につけています。

国際的な視野で
課題を解決できる人に

「『考えて行動のできる人』の育成」を建学の精神に、横浜創英は主体的・社会的・創造的な学びができる学校として、教育改革に挑んでいます。2022年度の『サイエンスコース』新設に続き、2025年度より現行の『本科コース』に代わり『グローバルコース』を新たに設置。コースの再編を行います。2025年度の生徒募集ではサイエンスコースと同じ2クラス編成の予定で、原則6年間同じコースで学びます。

「グローバルコースの “グローバル”とは、地球規模の視点から物事を考えることを意味します。人やモノ、サービスに関しても国際的なつながりのなかで展開されており、身の回りの社会課題も国内だけに目を向けていたのでは解決し得ないものばかりです。視野を広げながら解決策を見いだすと同時に、英語力やコミュニケーションスキルを高めることもめざしていきます」(副校長/山本崇雄先生)

 中1から『グローバル』『サイエンス』による2コース制となりますが、中学3年間は、「総合的な学習の時間」や一部理系科目のあり方が異なるだけで、ほとんどの教科において両コースに大きな違いはありません。

 グローバルコースの特徴は、各分野の専門家を外部講師に招き、講演やプロジェクト学習を行う探究活動です。

「各界の専門家と関わりフィードバックを受けることで、生徒たちは大きな刺激をもらいます。私たち教員は探究が深まるように、外部講師の方々の提案と生徒たちを『つなぐ』ことを主眼に探究活動をサポートしていきます」(グローバルコース・国語科/山田明子先生)

「高校では自由選択制を大幅に拡大したカリキュラムを設定し、コースやクラスを超えて、希望の進路に合った教科を自由に選択できる態勢を整えていく予定です。探究活動の時間も週1時間は確保し、それぞれの学びを広げる機会も設けていきます」(山本副校長)

本格的な探究活動に
中学から取り組む

 グローバルコースで行う探究活動は、来春を待たずに現在の本科コースですでに試行が始まっています。中1では、各界のプロフェッショナルを招いて行われる『トップランナー授業』に参加します。講師の方々の成功体験から失敗エピソードまで情報のシャワーを浴びて、社会への興味・関心を広げていきます。中2では、課題設定解決型のプロジェクト学習に挑戦。あらかじめ設定された状況や課題に対して、生徒が自らの手で解決法を探ります。

 中2・中3では学年の枠を取り払い、「縦割り」によるグループ探究を実施。グループごとに、課題の設定から情報の収集、整理・分析、そして、まとめ・表現という探究のサイクルを何度も経験します。

「どの学年でも外部講師が生徒に関わり、より深い探究ができるようにアドバイスをしてくれます。第三者の視点が入ることで、生徒たちは学びと社会とのつながりや、学びの意味、そして学びの主役は自分自身だと気づくことができるのです」(山本副校長)

UPDATE
プロフェッショナルと共に学ぶ
『グローバルコース』中学3年間の探究活動
各界で活躍する社会人の話を聞く
『トップランナー授業』(中1)
北海道大学と共同で民間ロケット開発、JAXA(宇宙航空研究開発機構)と共同でロケットの打ち上げ実験を行った植松電機社長・植松努氏から、ロケット開発に携わった経緯について伺いました。北海道大学と共同で民間ロケット開発、JAXA(宇宙航空研究開発機構)と共同でロケットの打ち上げ実験を行った植松電機社長・植松努氏から、ロケット開発に携わった経緯について伺いました。

 さまざまな業界で活躍する方々を学校に招き、生徒の知的好奇心を刺激する『トップランナー授業』を、中1で受けられます。ロケット開発を手がける植松電機社長の植松努氏、登録者数205万人の教育系ユーチューバー・葉一(はいち)さん、映画『みんなの学校』の舞台となった大阪市立大空小学校初代校長の木村泰子さんなど、多彩な外部講師とコラボレーションしました。第一線で活躍するプロフェッショナルの自ら考え、行動する生き方は、生徒の学ぶ熱意にスイッチを入れてくれます。


課題解決のスキルを高める
『学校紹介動画づくり』(中2)
学校紹介動画に挑戦。校内の売店で人気のパンを紹介するため、アンケート調査をしたグループも!学校紹介動画に挑戦。校内の売店で人気のパンを紹介するため、アンケート調査をしたグループも!

 自ら問いを立て、課題設定をする前段として、中2では与えられた課題に対し、自分たちで解決の道を切り開く経験をします。2023年度の中2生は、『学校紹介動画をつくろう』という課題のもと、グループでテーマを決めて制作にあたりました。

「自分たちだから作れるような、リアルなものを作ってごらん」と教員が提起したところ、授業や部活動、行事、校内の売店など、生徒たちは自らの目線で取材に励み、絵コンテから脚本、撮影、編集に取り組んで動画を作成。外部の専門家からアドバイスを受け、伝えたいメッセージをブラッシュアップすることに成功しました。


課題解決プロジェクトに
グループで取り組む(中3)
お店を開店するためのアイデアを考え、社会の仕組みやお金の流れを学習。田内氏による講義で、さらに興味の幅が広がりました。お店を開店するためのアイデアを考え、社会の仕組みやお金の流れを学習。田内氏による講義で、さらに興味の幅が広がりました。

 中3では外部講師の提案に対し、グループで探究・発表を行います。2024年度は中2・中3が合同で取り組みました。1学期の後半には、金融教育家の田内学氏を講師に招き、起業のシミュレーションを通してお金の本質について学びました。

 生徒たちは「お金は一切使えないけれど、おいしい食べ物屋を開きたい。誰にどんな協力をしてもらえばいいか?」という課題に対し、1カ月をかけて調査・探究。スムージーやお寿司、バイキングレストランなど多彩なお店が提案され、「インフルエンサーにお店を紹介してもらって知名度を高めたい」などのアイデアも飛び出しました。

変わるポイント
山田 明子先生グローバルコース・国語科
山田 明子先生

「グローバルコースの教育コンセプトは『未来につながる実践的なスキルを身につける』です。サイエンスコースが科学的思考で社会に貢献する学びを重視するのに対し、グローバルコースは視野を世界に広げ、実際の社会事例を学ぶケーススタディを通して、実践的な問題解決力を養っていきます」


山本 崇雄先生副校長
山本 崇雄先生

「2025年度からの2コース制導入とともに、高校では教科の自由選択の幅を大きく広げる予定です。中高6年間を通して自らの学びを深め、進路を見極めて探究や学習に邁進できる環境をつくっていきます」

(この記事は『私立中高進学通信2024年11月号』に掲載しました。)

横浜創英中学校  

〒221-0004 神奈川県横浜市神奈川区西大口28
TEL:045-421-3121

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