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私立中高進学通信

2024年11月号

私たち、僕たちが大好きな先生

埼玉栄中学校

夢の実現に向かって進む生徒を
しっかりサポートしたい

佐瀬裕大(させ ゆうだい)先生

保健体育科
佐瀬裕大(させ ゆうだい)先生
埼玉栄中学校・高等学校を卒業後、大学の教育学部に進学。
小学校教諭を経て、母校の保健体育科教員として着任する。
在学中はサッカー部に所属し、キャプテンを務めるなど活躍。
現在は、中1のクラス担任を務めるほか、中学校全クラスの保健体育の授業を受け持つ。

ともに同校の卒業生で、母校の教壇に立つ2人の先生に、母校への思いや、日々の指導で大切にしていることを伺いました。

生徒からの相談に応じる佐瀬先生。生徒からの相談に応じる佐瀬先生。

――母校の教員になった経緯を教えてください。

 小学生の頃にテレビ番組の影響で、「先生っていいなあ」と漠然と思っていました。在学中はサッカー選手もめざしていましたが、素晴らしい先生や指導者に恵まれ、教員への志が強くなり、大学はその道に進めるところを選びました。教科と部活動の指導で在校時にいただいたご恩を返し、母校に貢献したいという思いで本校に帰ってきました。

――教員として大事にしているのはどのようなことですか?

 教員も全てに完璧ではなく、失敗もすれば苦手な分野もあります。生徒と同じ目線でものごとを考え、カバーし合いながら頑張っていければと思っています。その姿を生徒が見て、自分も頑張ろうと思ってもらえたらいいですね。勉強でも部活動でも、あるいは趣味でも、生徒がそれぞれに頑張っていることを応援したいと思います。そのために、生徒とコミュニケーションをしっかりとって、学校を楽しいと感じてもらえるようにしたいと思っています。それが頑張るモチベーションにもつながりますから。

――保健体育の授業では、どのようなことを心がけていますか?

 体育が得意な生徒もいれば苦手な生徒もいます。苦手な生徒でも積極的に参加できるような授業を心がけています。例えば、授業の冒頭に鬼ごっこを取り入れ、教員が鬼になった際は、走ることが苦手な生徒にはその速度に合わせて追いかけるなど、全員が楽しめて積極的に活動できるようにと配慮しています。体育に限らず、楽しければ一生懸命取り組んでくれるものです。さらに、できるだけ多くの成功体験を積んでもらいたいと思っています。いろいろな小学校から生徒が来ているので、なかには水泳をほとんどしたことがなく、泳げない生徒もいます。そんな生徒に泳法を指導して、泳げるようになった時の喜びは大きいですね。

――サッカー部の指導では、どのようなことを心がけていますか?

 試合などで好結果を残すことも目標のひとつですが、部活動を通じて人間性を高めることをいちばん大事にしています。サッカー部には、将来サッカーに関わる道に進みたいと思っている生徒も大勢います。選手だけでなく、指導者、トレーナーなどいろいろな道があるので、自分のめざす道で活躍できるようにと願っています。そのためには本気で取り組むことが必須条件ですから、全員の真剣な “熱量”を大切にしています。

――生徒にはどうなってほしいと思っていますか?

 いちばんの目標を達成し、夢を実現するために頑張れる人になってほしいと思います。本校では、生徒の頑張りたいことをサポートするため、教員の指導はもちろん、設備も充実しています。目標を明確にして、その目標に向かって進むエネルギーを十二分に発揮できるように、今後も私たちがしっかり支援していきたいと思います。


音楽だけでなく
人としての成長も促したい

大谷春花(おおたに はるか)先生

音楽科
大谷春花(おおたに はるか)先生
埼玉栄中学校・高等学校に在学中は、吹奏楽部に所属する。
大学の音楽系学部に進学し、卒業後は公立小学校に赴任、音楽科と吹奏楽の指導にあたる。
その後母校に音楽科教員として着任し、中学・高校の音楽科を受け持つほか、吹奏楽部の顧問を務める。

吹奏楽部を指導する大谷先生。吹奏楽部を指導する大谷先生。

――教員になろうと志したきっかけは何ですか?

 私は本校に在籍していた頃、吹奏楽部でクラリネットパートのパートリーダーを務め、30人近い部員をまとめる立場にありました。その時、一人ひとりに合った教え方を工夫したことで、将来もそうした指導を行っていきたいと思いました。また、節目節目で音楽の道に進むことを後押ししてくださった先生方との出会いもありました。公立小学校の教員となり、小学生に吹奏楽の指導をしている姿を見た母校の先生からお声がけをいただき、本校に勤めることになりました。

――母校に赴任された時は、どんな印象を抱きましたか?

 卒業して10年余り経っていたので、校舎も新しくなっていて、生徒たちも自分たちの頃とはかなり雰囲気が違うなという印象でした。でも、在籍していた頃の先生方もいらっしゃり、声をかけてもらったり、アドバイスをいただいたりしたので、心強く感じました。

――音楽の授業では、どのような指導を心がけていますか?

 中学入学時の生徒は、小学校で学んだことがそれぞれ違い、習った曲や音楽鑑賞のポイントなどにもかなり差があります。ある音楽を聴いた感想を言語化して表現できない生徒も多いので、「弾んでいる感じ」「滑らかな感じ」「明るい」「暗い」などの言葉をヒントカードとして提示し、「ピンと来た言葉をつないで書いてみよう」などと促しています。ICTも積極的に活用し、楽譜を色分けして、色のついたほうを追っていけるようにするなど、楽しみつつ興味をもてるようにしています。

 授業のほかに、全校イベントの合唱コンクールでは、その準備や各クラスの練習時にアドバイスもしています。

――吹奏楽部の指導では、どのようなことを心がけていますか?

 音楽面の向上も大切ですが、人としての成長を何より心がけています。人とのコミュニケーションや礼儀も重要です。ぶつかり合うことでしか身につかない力もあり、お互いを高め合っていくことが大事だと思っています。その意味で、部活動は小さな社会だということを常々生徒に話しています。吹奏楽では、うまく演奏するために全員の気持ちを一つにすることが求められます。そのためにはどうしたらよいのか、生徒みんなが考えていけるようになってほしいと思っています。

――生徒との関係では、どのようなことを心がけていますか?

 音楽の授業では同じ生徒と週に1回しか会わないので、いろいろな機会にできるだけ挨拶や声がけをして、話しかけやすい存在でありたいと思っています。また、授業中の様子を担任の先生と共有するなど、先生方との連携も密にしています。まだまだ未熟ですが、生徒と共に過ごすなかで、私自身音楽だけでなく人としても成長していきたいと思います。生徒が一生懸命取り組む姿を見るのが何よりのやりがいです。

進学通信 2024年11月号
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