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私立中高進学通信

2024年11月号

中1の始め方

日本大学第一中学校

家庭と連携しながら
学習姿勢や生活習慣を育む

5月上旬に実施される「宿泊研修」は中1生にとって初めての宿泊行事。コミュニケーションを重視したプログラム『チームビルディング』を通じて、クラスメートとの距離がぐっと縮まります。

5月上旬に実施される「宿泊研修」は中1生にとって初めての宿泊行事。
コミュニケーションを重視したプログラム『チームビルディング』を通じて、クラスメートとの距離がぐっと縮まります。

中1の初期段階は「安心して学校に通えるようになること」を最重視。学校生活へスムーズになじめるよう、生徒との信頼関係を築き、家庭との連携を図りながら、学習面や生活面をていねいにフォローしています。

教員や友達との信頼関係を築き
安心して通える環境を作る
相馬慧直先生中1学年主任
芸術科・音楽担当
相馬慧直先生

 日本大学最初の付属校として1913(大正2)年に創立された日本大学第一は、111年の歴史を有する伝統校です。校訓「真(知識を求め、真理を探究する)・健(心身健康で、鍛錬に耐える力をもつ)・和(思いやり、協調の心を培う)」のもと、教育理念「絆を重んじ、良き生活習慣をもった次世代人の育成」を掲げ、生徒たちの自主性を尊重しながら、社会で活躍できる力をじっくりと育んでいます。

 同校が中1の初期段階において最重視しているのは、「安心して学校生活をスタートさせること」と、中1学年主任の相馬慧直先生は話します。

「新しいクラスメートや教員との関係性、混雑する電車での通学など、中1生にとって中学生活は慣れないことだらけです。そこで、まずは緊張をほぐして楽しく通学できるようになってもらうことが最も大切だと考えています」

 担任の先生方は登校時間や昼休みなどに、できるだけ生徒の近くで過ごすようにしています。教室や廊下などで生徒に声をかけ、さりげなく目配りをしながら、生徒側からも声をかけやすい存在となれるように、教員側が積極的に距離を縮めるように努めています。

「生徒と信頼関係を築くことが、その後の指導に活きてきます。一方的に学校生活のルールを押しつけるのではなく、生徒との対話のなかで意図をかみ砕いて伝えるなど、生徒自身が理解して納得できるように心がけています。また、生徒の信頼を裏切らないためにも、学年の教員同士が密にコミュニケーションを取り合い、情報や方針を共有し、統一感のある指導を徹底することも大切だと考えています」

 連休明けの5月上旬には山梨県の山中湖にて、1泊2日の日程で「宿泊研修」が実施されます。この研修の主な目的は、中高生活を共に過ごす学年の仲間たちとの人間関係を築くこと。協働して課題に取り組む『チームビルディング』のアクティビティやバーベキューなどを通じて、コミュニケーションを深め、結束力を高めていきます。

「今年は研修の前後でクラスごとに、『友達と気持ちよくコミュニケーションをとるために大切だと思うこと』などを考えて、クラス全体で共有しました。宿泊研修を経るとクラスの一体感が高まり、教室がたちまちにぎやかになります。この時期になるとクラスメートとの絆が芽生え、中1生が学校生活に慣れてきたことを実感しますね」

充実の補習体制で
学習の取りこぼしを防ぐ

 学習面においては、国語・数学・英語の3教科を中心に、毎日の学習習慣を定着させることを重視し、きめ細かなフォロー体制を敷いています。

「中学校の学習では、時間管理や自己学習の習慣化が重要です。中高生活に合った生活習慣を確立し、学習のリズムをしっかりと身につけることが今後の学校生活に欠かせないポイントとなりますが、一方で入学後の気の緩みから学習が後回しになってしまう生徒もいます。そのため、授業に慣れてきた頃から小テストを実施し、一人ひとりの理解度をていねいに確認していきます。必要に応じて放課後の補習指導なども行い、つまずきを防いでいます」

学校と家庭が協力しながら
生徒の成長をサポート

 生活面の指導においては、保護者との綿密な情報共有も大切にしています。

「生活面の指導方針については、学校内だけではなくご家庭とも連携し、見守っていくことが大切だと考えています。特に中1の初期段階は、些細なことでも学校とご家庭との間で密に連絡を取り合うようにしています」

 6月と11月には、保護者とのコミュニケーションを目的に面談を実施。今年は6月に保護者との2者面談を行い、11月に生徒も交えた3者面談を予定しています。

「保護者の方からいただく情報は指導方針に役立てています。中1の時期に、生徒本人やご家庭と信頼関係を築いていくことは、その後の学校生活においてとても重要だからです。学校とご家庭が一緒に生徒の成長を見守る関係を築いていきたいと思っています」

学力面で取り残される生徒が出ないように、定期テスト・小テストの結果や授業の様子をよく見ながら、補習が必要な生徒には声をかけて授業の理解不足を補い、学力伸長を図っています。学力面で取り残される生徒が出ないように、定期テスト・小テストの結果や授業の様子をよく見ながら、補習が必要な生徒には声をかけて授業の理解不足を補い、学力伸長を図っています。
教員と生徒の距離が近いことも伝統です。まずは双方の間にしっかりとした信頼関係を築くことを重要視しています。教員と生徒の距離が近いことも伝統です。まずは双方の間にしっかりとした信頼関係を築くことを重要視しています。
登下校の様子。「登下校情報メール配信サービス(有料)」にて、登下校の時間をメールで通知するサービスを提供しています(中2以降は希望者のみ)。登下校の様子。「登下校情報メール配信サービス(有料)」にて、登下校の時間をメールで通知するサービスを提供しています(中2以降は希望者のみ)。
保護者とのコミュニケーションを深める面談を年2回実施。家庭での様子などを伺い、指導に活かしています。学習やスマートフォンのルール作りについて協力を仰ぐこともあるそうです。保護者とのコミュニケーションを深める面談を年2回実施。家庭での様子などを伺い、指導に活かしています。学習やスマートフォンのルール作りについて協力を仰ぐこともあるそうです。

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