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私立中高進学通信

2024年11月号

変わる私学!

西武台新座中学校

『スタディフェスタ』に向け
3学年合同で思考力、問題解決能力を磨く

プログラム

『スタディフェスタ』に向けた取り組みについて、お話を伺ったOさんと今野晴翔先生。
2人が手にしているのは、『スタディフェスタ』の事前学習として行った校外学習用のしおりと、
その学習内容をまとめたポスターです。

グローバル社会で活躍できる“地球サイズ”の人間力を育成している同校。
生徒たちが自分で考え、行動し、成長した発表の場として、2025年2月に『スタディフェスタ』を開催します。

SDGs×自分たちの関心で
爪跡を残すスタディフェスタ
中1から中3までの異学年グループで研究活動に取り組んでいます。成果発表の場では、生徒同士の学び合いを大切にしながら、互いの成長を支え合っています。中1から中3までの異学年グループで研究活動に取り組んでいます。成果発表の場では、生徒同士の学び合いを大切にしながら、互いの成長を支え合っています。

 教科教育にとどまらず、思考力や探究心、自主的な学習力を養う総合的な授業にも力を入れている西武台新座。教育理念「たくましい人間力を育む新しい学び」に基づき、本年度はSDGsが掲げる17の目標から関心のあるテーマを選び、中1から中3までを横断したグループで研究するプログラムを行っています。この研究成果は、2025年2月に校内で開催される『スタディフェスタ』で発表予定です。

 このプログラムの目的は「爪跡を残す」こと。グループでSDGsについて調べ、発表して終わるのではなく、周囲に何かしらの影響を与え、行動変容を促すことがゴールです。

「アニメ好きが集まったグループは、健康をテーマに、生活習慣病を防ぐアニメを制作しています。ジェンダーをテーマにするグループが着目したのは制服でした。現在はスラックスやスカートなど、男女を問わず好きな組み合わせを選べる学校も増えていますが、デザインを男女で統一すれば、生徒が迷うこと自体がなくなるかもしれません。男女に関係なく着られる制服をデザインして、プロのデザイナーに見てもらうなど、グループごとに計画の視点や方向性はさまざまです」(体育科/今野晴翔先生)

「できるだけ教えない」が
生徒の力を伸ばす

 活動の進め方に決まった形式はなく、生徒たち主導で取り組んでいることもこの活動の特徴です。

「グループによって進み具合は異なりますが、どうしても進められないと判断した場合のみ、『どうしたらいいと思う?』と助け舟を出しています。考える力や問題解決能力、表現力の養成がこの活動の目的ですから、私たち教員の役割は『できるだけ教えない』ことです。ヒントを出せば簡単に進められるでしょうが、そこは私たちもグッとこらえて、極力生徒自身に考えてもらっています。3学年合同にした背景も、ノウハウを蓄積して、来年以降に加わる下級生へスムーズに継承していくためです。今年は全員にとって初めての活動ですが、今後は教員が指示しなくても、生徒同士で教え合うような活動にしていくことが理想です」

 夏期休暇中には、上野の東京国立博物館や国立西洋美術館での校外学習も実施。その際のしおりの制作から行動プランまでを自分たちで手がけ、学習した内容も早急にまとめていました。

「特にSDGsに関連した展示ではなかったのですが、それぞれのグループが自分たちの研究テーマに関連する内容を展示から見つけ出し、考えを深めていたことに驚きました。ただ楽しむだけでは終わらせない学習態度が身についています。しおりやポスターも生徒たちが主導し、自分たちで完成させたところにも成長を感じました」

生徒たちが主体となって企画し、東京都の上野で校外学習を実施しました。
しおりの制作も全て生徒たちの手によるものです。

変わるポイント
体験した中2生に聞く!
スタディフェスタに向けた活動で得たものは?

スタディフェスタに向けた
活動の感想は?

 ものづくりやプレゼンテーションが好きなので、楽しみながら活動に取り組んでいます。学年ごとに個性があるので、異学年の人たちと交流するのも楽しいです。法律をテーマにしているので、自分自身も、ルールを守ることを以前より気にかけるようになりました。


他教科の学びに
影響はありましたか?

 法律について学ぶ公民の授業は中3からですが、現在学んでいる歴史でも分国法など法令の話が出てくるので、関心をもって授業を聞いています。自分は科学や数学が得意だと思っていましたが、この活動を通して、意外と国語も得意なことに気づきました。高校に進学したら文系・理系、どちらに進んだほうがいいかを考えているところです。


活動を通して感じる学校の魅力は?

『スタディフェスタ』のほかにも、独自の『西武台式英語』やプログラミングなど、さまざまなプロジェクトが充実している点です。昨年の冬には「宇宙ゴミをどうやって解消するか」というプログラムも体験しました。ディベート部に所属しているのですが、中学校からディベートができる学校は多くないですし、高校に進むとより活動が活発になるので楽しみです。

Oさん(中2)

Oさん(中2)
Oさんのグループは、SDGsの「平和と公正をすべての人に」に基づき、「法律を守る」をテーマに設定しました。
数学が得意なメンバーが多かったため、データを活用したアプローチでプロジェクトを進めることに決めました。
成果物の一つとして作成したポスターでは、学校内に潜む小さな法律違反を指摘し、
それらに対する意識を高めることを目的としています。

(この記事は『私立中高進学通信2024年11月号』に掲載しました。)

西武台新座中学校  

〒352-8508 埼玉県新座市中野2-9-1
TEL:048-424-5781

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