私立中高進学通信
2023年8月号
注目! News and Topics
日本大学第一中学校
OBの保護者と在校生が語る
日本大学第一の魅力

かつて父がバレー部の練習に励んでいた小体育館で、当時の顧問だった森田孝教頭(右)と。
現在、在校生のU.N.さんも毎日ここで部活動を行っています
日本大学初の付属校として1913年に創立された日本大学第一。1997年に共学化し、現在は生徒数の約4割を女子生徒が占めています。卒業生でもある保護者と中2の在校生、保護者が所属するバレー部で当時顧問だった現教頭の森田孝先生に、同校の魅力を語っていただきました。
良さを実感していたから
自分の母校を勧めました

(2001年3月卒業)
――娘さんに入学を勧めた理由を教えてください
保護者U・Kさん
私自身がこの学校で充実した6年間を過ごせたことが大きな理由です。娘は小学校時代からバレーボールに打ち込んでいて、中学でも続けたいと希望していました。私も中高ともにバレー部に所属していましたので、好きなバレーをやりながら自分の将来の夢を見つけられる場として、中高一貫の母校は最適な環境だと実感していました。
また、私自身も日本大学に進学しており、大学付属校である点も親として安心感がありました。
――入学前にお父様から、学校についてどのように聞いていましたか?
生徒U・Nさん
「部活動は厳しかったけど楽しくて、学校生活も充実していた」と父からよく聞いていました。家族ぐるみの付き合いがある、父の中高バレー部時代の方々からも同じように聞いていたので、自然とこの学校に通いたいと思うようになりました。
学校見学に行った際、先輩方が皆優しく接してくれたのを覚えています。バレー部の顧問の先生も先輩方も親切で、「ここのバレー部に入りたい!」と強く思いました。今は週5日活動しています。練習場所の小体育館は、父も使っていたと聞きました。
保護者Uさん
30年前と変わらず、バレー部が占有できる体育館があるのがうれしいですね。部活動の思い出が一番印象的なので、娘も同じ場所で練習していると思うと感慨深いです。そして当時顧問だった先生が今も教頭として在籍してくれているのは、保護者として大きな安心感があります。
バレー部で得た自信が
その後につながっています

森田孝教頭
当時、Uくんは中3生。私は高校バレー部の顧問として、潜在能力は高いのに中学時代はそれを活かしきれていなかったUくんに、ハードな練習を課したことを覚えています。1年ほどで大きく開花し、高2の時にはチームを引っ張っていく存在になりましたね。
保護者Uさん
中3の夏から高校に上がるまでの半年は特に練習が大変でしたが、最も鍛えられ、バレーが楽しくなった時期でもありました。ここで大きく成長できたことで自信がつき、その後の人生につながっていると思います。そしてそんな部活動を一緒に頑張ってきた仲間との絆は強く、今も家族ぐるみの付き合いが続いています。
森田教頭
Uくんは卒業後もバレー部の指導に来てくれるなど、交流が続いています。Uくんが在籍していた頃、ちょうど男子校から共学校になりました。現在は女子生徒が4割を占めている本校ですが、当時はまだ少なくて、女子生徒は各クラスに10名弱在籍する程度でした。
校風はそのままに
教育や施設は近代化

保護者Uさん
最初は女子生徒が学校にいることが不思議な感じでしたね。ただ、人数は少なくても女子のインパクトは強くて、勉強面でも良い影響を受けたと思います。とはいえ、下町にある本校の人情味あふれる雰囲気は今も変わらないですね。
一方で今、娘の学校行事や施設を見るたび、その充実ぶりに驚いています。娘は中2の時、数日間を全て英語で過ごすイングリッシュキャンプに参加しましたが、とても良い経験ができたと思います。合唱祭も昔はなかったイベントですし、私がよく利用していた食堂がトレーニングルームに変わるなど、施設面でも近代化が進んでいますね。
生徒Uさん
イングリッシュキャンプでは、ネイティブの先生が言っていることが最初はほとんどわからなかったのですが、少しずつ耳が慣れて単語が聞き取れるようになりうれしかったです。英語への意欲が高まり、今年は英検に挑戦するつもりです。
昨年の合唱祭では、練習中にクラスメートとケンカをしたことも。最後は仲直りをして一丸となって頑張る経験ができたので、最も思い出深い行事です。入賞は逃しましたが、精いっぱいやりきったので達成感がありました。
――日々の学習、先生方のサポートはどうですか?
生徒Uさん
どの先生も優しく親身に学習をサポートしてくれます。定期テスト前には自習室で質問に答えてくれますし、模試を受ける際にも志望大学の「過去問」を用意して、ていねいに解説してくださいます。
毎日、プリントと問題集の宿題が出るので、部活動を終えて帰宅すると18時40分頃になりますが、毎日約2時間ほど勉強しています。勉強と部活動で忙しくしていますが、友人もたくさんでき、楽しい毎日です。父や父の友人から聞いていたとおりのいい学校だと感じています。
――保護者として見た母校の魅力は?
保護者Uさん
中高の生徒が交流できる年齢層の幅が、人としての成長を促してくれますし、私にとって今も親友と呼べる仲間は中高バレー部のメンバーで、こうした人生を通じた親密な関係性を築けるのも私立一貫校ならではの醍醐味だと思います。
保護者として関わっていた私の両親もこの学校の良さを熟知しているので、孫が同じ学校に入学して喜んでいます。娘にも私が感じた醍醐味を味わって、充実した6年間を送ってほしいと思います。

「私自身が大学付属の中高一貫校であるこの学校に通ってよかったと実感しています。
娘にも部活動に打ち込みながら充実した6年間を過ごしてほしいですね」と保護者のUさん。
(この記事は『私立中高進学通信2023年8月号』に掲載しました。)
日本大学第一中学校
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