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私立中高進学通信

2022年11月号

未来を切り拓くグローバル教育

昌平中学校

世界水準のIB教育
ハイレベルな目標達成を実現

国際バカロレア中等教育プログラムによる生徒主体の学び
MYPカリキュラムに基づく教科横断型学習の一例。発電方法についての物理と公民分野の事前学習をもとに、生徒が各国の代表者になりきり、エネルギー問題の条約締結に向けて激しい討論を重ねた『地球サミット in 昌平』。

MYPカリキュラムに基づく教科横断型学習の一例。発電方法についての物理と公民分野の事前学習をもとに、
生徒が各国の代表者になりきり、エネルギー問題の条約締結に向けて激しい討論を重ねた『地球サミット in 昌平』。

将来にこそ役立つ
全生徒対象のMYP

 2015年度より、中学生全員を対象に国際バカロレア(IB)中等教育プログラム(MYP)(※)による先進的な探究型授業を徹底してきた昌平中学校。授業全体の約6割がMYPに則り、教科を横断しつつ生徒の自主性を重んじる活発な双方向型授業を実施し、探究心を刺激して課題の掘り下げを促し、高度な思考力や探究力を伸ばしています。情報や知識の収集、多様なプレゼンテーション手法を学び、実践するなど、中学という早い段階から世界基準で活躍できる人材を育成する環境を、高いレベルで整えています。

 世界的目標である「SDGs」をテーマとする体験型学習を融合した探究学習も実践しており、中3ではMYPの学びの集大成となる『コミュニティ・プロジェクト』に、1年間かけて取り組んでいます。それらすべてが生徒の“生涯学び続ける力”を育み、多様化する現代社会が求める真の思考力・探究力・表現力を自ずと養い、高校以降の学びへの大きな財産となります。

「MYPの導入から7年が経ち、本校のIB教育を通じて大学進学を果たした卒業生も多くなりました。彼らは皆、本校の学びによって“論理的に思考し、自ら学ぶ”姿勢が身につき、大学での勉強にも戸惑うことなく、意欲的に取り組めていると話します。さらに大学では、中学から数多くのディスカッションやレポート執筆、Excel、PowerPointなどのデジタルツールを駆使したプレゼンテーションを行ってきた経験も、大きなアドバンテージになっています。
 IBで培われた力が大学受験への単なるプロセスに終わらないことを、生徒自身が最も実感しているのではないでしょうか」(教頭・国際教育部部長/前田紘平先生)

※国際バカロレア(IB)中等教育プログラム(MYP)…ミドル ・ イヤーズ ・ プログラムの略称。世界158の国・地域で実践されているコミュニケーション能力や探究力、課題解決力を伸ばす教育プログラム「国際バカロレア」の、11~16歳を対象としたプログラム。

国公立・難関私立大への
進学実績も上昇

 近年、大学入試の形態は多様化・複雑化していますが、多角的思考で解決策を導き出すグローバルなIB教育と、知識をしっかりと身につける日本特有の教育を融合させた同校の学びの成果は、難関私立大学や国公立大学の合格実績にも、はっきりと表れています。

「近年の大学入試では、知識重視の出題から、思考力や判断力も活用して答えを導く出題へと移行しつつあります。特に教科をまたぐ総合問題や論述など、幅広い応用力が求められる国公立大学の二次試験では、本校のIB教育で学んだ力が大いに役立っていると分析しています」

 IB教育と並んで英語力を徹底強化する同校独自の『パワー・イングリッシュ・プロジェクト(PEP)』も併せ、同校のハイレベルなグローバル教育は、生徒それぞれが見据える将来と、社会への視野を広げています。

Action Report File001
社会と関わり新たな学びと気づきを得る『コミュニティ・プロジェクト』
中学IB教育の集大成

 同校の中学教育の要となるのは世界水準のMYPです。教科横断型の調べ学習、生徒主体のディスカッションやグループワークなどを通じて、多面的な“学ぶ力”を得ていきます。その集大成となる『コミュニティ・プロジェクト』では、中3生が社会的課題を自ら見つけ、公的機関や企業にヒアリング。選んだ課題に沿った解決策を検証していきます。成果は卒業論文にまとめ、全員の前でプレゼンテーションを行います。

「『コミュニティ・プロジェクト』はMYPの必須プログラムです。老後問題を扱った生徒は、デイケアサービスを訪問してお年寄りと仲良くなって自己肯定感を得ていましたし、シャッター街となった商店街でボランティア活動をした生徒は、今も活動を続けています。校内の学習では得られない社会的な学びや気づきを得られるのも、IB教育だからこその成果だといえます」(前田先生)

社会とつながり課題解決に挑む貴重な体験社会とつながり
課題解決に挑む貴重な体験
高校「IBコース」で学ぶ IBディプロマプログラム高校「IBコース」で学ぶ
IBディプロマプログラム
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世界の社会的課題に取り組む「SDGs」からの学び
学校と社会をつなぎ課題解決力を養う
中2生が参画する「“届けよう、服のチカラ”プロジェクト」中2生が参画する「“届けよう、服のチカラ”プロジェクト」

 IB教育とともに同校が教育の柱に据えているのが、世界で提唱される「SDGs(持続可能な開発目標)」です。生徒はSDGsが訴える社会的課題から興味をもった事柄に、「自分たちに何ができるか?」を考えて行動に移し、成果を論文にまとめます。

 小学校や幼稚園に呼びかけて難民キャンプに服を送る「“届けよう、服のチカラ”プロジェクト」などの活動を通じ、生徒は世界や社会、家族との関わりの大切さ、教科書だけでは学べない思いやりや感謝の心を、生の体験、生の学びとして育んでいきます。

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将来の夢に導くIB教育の学び
確かな学力を培い難関大学へ合格

 MYPを経験した中高一貫生は、高校から「中高一貫クラス」または、より英語力を強化し、MYPを進化させたIBのディプロマプログラム(DP)を学ぶ「IB[DP]クラス」に進むことができます。自分の資質と将来設計に合わせたコースを選択でき、在学中にぐんぐん学力を伸ばして、東京大学を含む全国の国公立大学、難関私立大学へと羽ばたいていけるのも、同校のグローバル教育の強みです。

2022年春 卒業生の合格実績(抜粋)

中高一貫7期生(MYP2期生)68名
国公立大学(16名) 東京大学/東京工業大学/北海道大学/東北大学/お茶の水女子大学/東京外国語大学(2名)/筑波大学(2名)/横浜国立大学/東京都立大学/群馬大学(2名 ※医・医1名)/宇都宮大学/高崎経済大学(2名)
私立大学(51名) 早稲田大学(5名)/上智大学(2名)/国際基督教大学/東京理科大学(12名)/明治大学(8名)/青山学院大学/立教大学/中央大学(8名)/法政大学(11名)/学習院大学/麻布大学(獣医) 他多数合格
高校IB[DP]クラス1期生
(20名 ※高入生を含む)
東京外国語大学/筑波大学/東京学芸大学(2名)/早稲田大学/上智大学(4名)/青山学院大学/立教大学(3名)/中央大学/法政大学(4名)/Acadia University(カナダ) 他
先生から一言
『グローバルSDGsゼミ』が2022年度より開講
教頭・国際教育部部長 前田紘平先生教頭・国際教育部部長
前田紘平先生

 高校では2022年度より、希望者制による『グローバルSDGsゼミ』が新たに開講しました。このゼミは中学での『コミュニティ・プロジェクト』を、より社会性高く推し進め、SDGs視点の社会課題を“ビジネス”の観点から解決方法を探っていく発展系です。

 中学でMYPを学んだ生徒は年々、思考力、発想力、コミュニケーションスキルを豊かにして、学習意欲と問題意識を高めています。IB教育の目的は、生涯学び続ける力をつけること。その力を将来のキャリアに活かし、社会貢献に役立ててほしいと願います。

進学通信 2022年11月号
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