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私立中高進学通信

2021年7月号

注目! News and Topics

横浜創英中学校

2022年4月、中高一貫6年制の
「サイエンスコース」がスタート

「サイエンスコース」では、実験、実習、体験プログラムを豊富に用意しています。

「サイエンスコース」では、実験、実習、体験プログラムを豊富に用意しています。

これからの社会に必要不可欠な
科学リテラシーを身につける

「考えて行動のできる人」を建学の精神に、生徒が主体となって学ぶ教育を実現するため、さまざまな改革を行っている同校。2022年4月入学生を対象に「サイエンスコース」を新設します。

「『サイエンスコース』では、これからの社会で生きていくために必要不可欠な、科学リテラシー(※1)を身につけます。一言で言うと、基本的な科学の知識を持って、それを正しく活用できる能力を育むコースです」(SC企画開発担当/岡元悠太先生)

 現代社会は、高度な科学とそれから生み出される技術に支えられています。しかし、科学リテラシーを身につけることがないまま知識を利用することになると、重大な事故や社会への悪影響を与える危険性もはらんでいると岡元先生は言います。

「これからの社会は、さまざまな課題の解決策として、AIやバイオテクノロジーなど科学技術を利用していく必要がありますが、そのため大量の情報の真偽を見定める力が必要になります。『サイエンスコース』の第一期生として想定しているのは、理科が好きな生徒はもちろんですが、これから理科を勉強したいという意欲ある生徒、さまざまなことに好奇心旺盛な生徒です。そして、現代社会の課題を解決するため、力になりたいと考えている生徒です」

 同校ではこれまで中学はコース分けされていませんでしたが、2022年度からは「サイエンスコース」と「本科」の2コースとなり、「サイエンスコース」は中高一貫の6年制となります。

「本校としては念願の中高一貫のコースです。同コースでは企業など外部との連携を重視し、社会人の活躍にふれる機会を作り、生徒が社会に興味を持つためのきっかけを作りたいと考えています。また、大学と連携した、高度な実験や講座なども企画しています」

 募集人数やコースの内容など、詳しいことは追って紹介されます。興味のある人は同校のHPや説明会の情報に注目してください。

※1 科学リテラシー…米国立統計センターの定義では、個人としての意思決定、市民的・文化的な問題への参与、経済の生産性向上に必要な科学的概念・手法に対する知識と理解とされています。

この1年、学校が一丸となって
新たなチャレンジに取り組む

 同校のチャレンジは新コースの設立だけではありません。2020年4月に着任した工藤勇一校長のもと、この1年でさまざまな挑戦をしています。

「まず、それまでのクラス担任制から全員担任制へチェンジしました。学級担任を固定せず、学年の全教員で学年の全生徒を担当しています。全員担任制とすることにより、教員同士の連携が密になり、全員で全生徒の様子をシェアできます。複数の教員の目があることで問題が生じた場合でも対応しやすくなりました」

 そして、実技教科の筆記テストが廃止されました。

「テストのための授業ではなく、実習を深める授業を実現させるためです。また、道徳の時間に『パブリックリレーションズ』(※2)を導入しました。アメリカではかなり前から取り入れられてきた考え方で、さまざまなケーススタディを用いながら、望ましい人間関係のあり方を学びます。放課後にも『アフタースクール』を導入し、放課後の時間を使って、生徒が自分の興味・関心のあることを研究できるようにしました」

 同校は、2020年の2学期から最新設備を備えた新校舎・メディアセンターがスタートしたばかり。メディアセンターは図書室として、探究スペースとして、放課後には自習室としても活用されています。

「メディアセンターができたことで、『PBL』(Project Based Learning)に力を入れている本校の『創学(創造的思考力探究学習)』も、より展開しやすくなりました」(岡元先生)

 すべての挑戦が建学の精神「考えて行動のできる人」の育成に集約される同校の試み。生徒たちはイキイキと自ら学ぶ「自律の力」を育んでいます。

※2 パブリックリレーションズ…組織とその組織を取り巻く人間との、望ましい関係を作り出すための考え方や行動のあり方。

高等学校の特進コースは国公立大学・難関私立大学、文理コースは難関私立大学・中堅私立大学、
普通コースは大学進学はもちろん、多岐にわたる進路に対応します(2021年5月現在)。

新校舎はメディアセンター、カフェテリア、多目的に使えるグリーンホール、ICTに対応した教室などの施設を完備。新校舎はメディアセンター、カフェテリア、多目的に使えるグリーンホール、ICTに対応した教室などの施設を完備。
最新の3Dプリンターを技術・家庭科室に導入。生徒たちの「アフタースクール」の活動にも活用されています。最新の3Dプリンターを技術・家庭科室に導入。生徒たちの「アフタースクール」の活動にも活用されています。
PBLに取り組む生徒たち。同校では生徒が能動的に学ぶためにさまざまな工夫をしています。
お子さんの可能性は無限大です
SC企画開発担当/岡元悠太先生SC企画開発担当/岡元悠太先生

 山中伸弥先生とノーベル生理学・医学賞を同時受賞したジョン・ガードン博士は、学生時代、生物の成績が悪かったそうです。違う道に進んだ方がいいと周囲から言われたけれど、本人は生物が好きなので生物を研究する道に進み、その結果として、ノーベル賞を受賞しました。

 お子さんの今の学校の成績ではなく、本人が何に興味があるかのほうが大事だと思います。子ども自身にモヤモヤした気持ちが残らないように、自分で自分の道を選ばせることが大切です。本人にやりたいことをやらせてあげてほしいと思います。

(この記事は『私立中高進学通信2021年7月号』に掲載しました。)

進学通信 2021年7月号
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