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私立中高進学通信

2022年11月号

中1の始め方

東京農業大学第三高等学校附属中学校

実学教育のもと21世紀を担う
真の国際人を育む

校舎屋上の畑を活用したダイズ栽培。冬の醸造に向け期待がふくらみます。

校舎屋上の畑を活用したダイズ栽培。冬の醸造に向け期待がふくらみます。

東京農業大学設立以来、継承される「不屈・探究・信頼」の教育理念のもと、真に活躍できる国際人の育成を重視。新たな環境で始まる学校生活では、友人関係や学習意欲などをきめ細かにサポートします。

活躍の場を期待される
国際人の第一歩

 不撓不屈の精神で幕末、維新の時代を生き抜いた「榎本武揚えのもとたけあき」が設立し、明治農学の第一人者「横井時敬よこいときよし」が教育の礎を築いた東京農業大学。同大学のスピリットを受け継ぐ同校では、「不屈・探究・信頼」を教育理念とし、「地域社会に貢献し、国際社会で活躍する『21世紀を担う国際人』の育成を目指す」を教育方針に掲げています。

「入学後のオリエンテーションでは、校内での基本的なルールと学習内容を説明するとともに、キャリアカウンセラーによる講演会を実施し、生徒は国際人への成長に向けた対人関係の基本を学びます。また、生徒・保護者に向けて毎週、「学年通信」を配信し、テストの平均点、満点獲得者数などの詳細なデータ、翌週の行事や必要な持ち物を伝え、より早く対応いただけるようにしています」(中高一貫コース長・中1学年主任・数学科/小関康太先生)

 また、将来を見据えた学習の一環として、海外を知るきっかけとなる「イングリッシュワークショップ」も取り入れています。ネイティブ講師による英語を中1から体験し、フリップカード、簡単なゲームなどを通して英語への親近感を育みます。さらに6年間の授業を通じた綿密なカリキュラムのもと、高度な英語力を養う基礎を培います。

大学連携の実学を通じ
さらなる学習意欲を

 実学教育に注力する点が、同校の大きな特徴です。

「1年を通じたダイズ栽培は本校らしさを代表する学習です。校舎屋上に特設した畑を利用し、春の土入れ・整地による準備から、夏の種まき、草取り、秋の収穫、脱穀と一連の作業を通じ、ダイズの成長に寄り添います。その後、収穫したダイズを東京・世田谷の東京農業大学・食品加工技術センターに運び、醸造を体験します。生徒自らが手がけた味噌ができあがるのは、中2の夏です。家庭に持ち帰って作るみそ汁や焼きおにぎりは、生徒だけでなく保護者にも好評です」(小関先生)

 同大学との連携があってこそ実現する醸造体験は、植物の成長、収穫、食品加工のプロセスを経験することに加え、ダイズの歴史や生活に欠かせない食品としての位置づけを認識する貴重な機会となります。

タブレット端末でますますスムーズ! 生徒・先生・学校の情報共有
先生方も、生徒の学習進度をくまなく見渡せます。先生方も、生徒の学習進度をくまなく見渡せます。

 生徒は中1から学校指定のタブレット端末を携帯。学校からの通達、生徒自身のスケジュール管理、生徒・先生間のコミュニケーションなど、各アプリを通じてさまざまな用途で活用しています。

Time Tree/カレンダー共有

各試験、持ち物、連絡事項、各教科の課題など担当の生徒と先生が入力して、情報を共有、発信します。きちんと確認することで、試験や英検に向けた意欲を養えます。

Classroom/課題配信

宿題や課題はもちろん、たとえばダイズ栽培の水まきなど、学習にかかわる内容を先生から生徒に同時配信。よりスピーディに確認、実行できます。

Studyplus/学習習慣育成

日々行った学習時間を記録でき、グラフなどわかりやすい状態で確認。ひと目で各教科に充てた学習時間が判別できます。先生は、各生徒の学習状況に合わせた声かけができます。

English 4skills/英検対策

「話す・書く・聞く・読む」の英語4技能の習熟をめざす英検対策アプリ。生徒の自主学習をサポートし、先生の宿題・テストを簡単に手早く配信しています。また生徒は自分の受検記録を確認でき、その後の学習に役立てます。

スライド/発信力の育成

目的に合ったことを検索し、プレゼン資料を作る際に活用。文化祭で行う発表内容をスライドにまとめ、伝える力を養えます。

情報共有、学習管理なども、色分け・グラフ化で見やすく表示されます。

情報共有、学習管理なども、色分け・グラフ化で見やすく表示されます。

ネイティブ講師と接し
英語力を磨く
最終日は、各グループから選抜された12名によるプレゼンテーションが行われます。最終日は、各グループから選抜された12名によるプレゼンテーションが行われます。

 生徒10人を1グループとし、外国人講師と3日間を過ごす「イングリッシュワークショップ」。主に異国文化について学びながら、ネイティブ講師と楽しく触れ合います。早い時期から英語に無理なく慣れる機会となり、英語力習得のきっかけになります。

校外で学ぶ貴重な経験
「フィールドラーニング」
県内有数の遺跡、吉見百穴は古墳時代後期の墓群。県内有数の遺跡、吉見百穴は古墳時代後期の墓群。

 実学重視の同校ならではのカリキュラム。校舎周辺にある「吉見百穴」をはじめ、さまざまな遺跡や由緒ある建造物を巡り、社会、歴史を学びます。教室での座学だけでなく、学ぶ環境を変えることで新たな学習意欲の糸口になります。

自分でテーマを見つけ
自分でまとめ発信する力を
実物を間近に見られるため、生徒たちは興味津々の様子。実物を間近に見られるため、生徒たちは興味津々の様子。

 東京・上野の国立科学博物館を訪問。事前に生徒自らが選んだテーマをもとに館内を巡り、情報を収集します。タブレット端末や図書館で集めた情報で肉付けし、スライドにまとめ発表の場に臨みます。やがて社会に出る際、必要となる発信力の強化をめざしたプランです。

先生も優しくサポート!
“慣れること”を目標に
細やかな気遣い
「生徒の様子をきちんと把握したうえで声かけ、指導を行います」(小関康太先生)「生徒の様子をきちんと把握したうえで声かけ、指導を行います」(小関康太先生)

 デジタルな世界に慣れ切った生徒たちが、よりスムーズに校内のリアルな生活に慣れることを第一と考えているので、普段から生徒一人ひとりに合ったコミュニケーションを意識し、温かく見守ることを優先しています。

やる気ふくらむ放課後校内塾「EdOMエドム

「学内完結型学習体制」をめざす同校の自立学習支援システムです。放課後、自習室などで学外講師が質の高い学習をフォロー。帰宅前に自宅学習を終えられるので、とりわけ遠方通学の生徒に最適です。

(この記事は『私立中高進学通信2022年11月号』に掲載しました。)

進学通信 2022年11月号
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