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私立中高進学通信

2022年11月号

注目! News and Topics

星野学園中学校

特別講義やガイダンスを通して
医学部志望者への受験指導をサポート

多くの医学部志望者が受講した「医学部・医学科進学ガイダンス」。昨年のほぼ倍の人数が参加しました。

多くの医学部志望者が受講した「医学部・医学科進学ガイダンス」。昨年のほぼ倍の人数が参加しました。

医学部志望者向けの
個別指導を実施
進路指導部長・英語科/青木潤士先生進路指導部長・英語科
青木潤士先生

「高い知性と品性に裏付けられた教養を身につけ、志をもって社会に貢献できる人間の育成」を理念として、126年の歴史を重ねている星野学園。

 そんな同校では近年、医学部志望者への進路・進学指導にも力を入れています。

「本校では、10年ほど前から希望者を対象に“難関大特講”という講習を行っており、その“論述対策”の中で“医学部向けの小論文講座”を開講しています。医学部は小論文や面接指導などで個別の対策が必要になるので、それに合わせた指導を行っています」

 そう話すのは、同校の進路指導部長を務める青木潤士先生です。

 同校の“難関大特講”は、国公立大学の二次試験や医学部医学科の論述試験・面接試験、難関私立大学の個別試験の対策として、土曜の午後や長期休みなどを利用して、同校の先生方が講師となって通年で103講座が開講されています。そのほか夏休みには、中学で全員参加の講習が9日間、高校で教科別レベル別の講習が175講座用意されています。

「国公立大学医学部医学科受験は英語・数学・理科2科目に加えて国語と社会科も受けなければならず、各科目とも9割近い得点が求められます。そのうえ既卒生の受験者も多いため、倍率が高くなります。しかも面接が必ずあり、多くの大学で小論文試験もあります。要求されるレベルは非常に高いですが、本校ではこれを、教養を深めたり視野を広げたりする人間的な成長の機会ととらえています」

 青木先生は、コロナ禍を経て同校では医学の道を志す生徒が増えていると話します。

「コロナ禍で医療従事者のご苦労がクローズアップされていますが、本校の生徒の場合、『そのようななかでどのように社会へ貢献できるか』を考える機会となったようです。『自分にできること』を深く見つめたうえで医学の道を志す生徒が増えているように感じています」

医学部・医学科進学
ガイダンスが人気

 そんな同校では、特講の一環として“医学部・医学科進学ガイダンス”を行っています。今年7月に実施されたガイダンスでは、信州大学医学部医学科の中澤勇一准教授による「コロナ禍を経て考えるこれからの医療の在り方」の特別講義に加え、大手予備校講師による医学部受験に関する講演、医学部に進学した卒業生が自分の受験体験や現在の仕事を語るオンライン中継などが行われました。

 今年のガイダンスの参加者は保護者も含めて約250名で、昨年からほぼ倍増したと青木先生は話します。

「信州大学の中澤先生には、大学の講義レベルの内容で講義をしていただきました。中高生には難しい内容だったかもしれませんが、ガイダンス後のアンケートを見ると、医療に対する意識は確実に高まったように思います。『自分がどのように医療に携わりたいのか』『自分はどれだけ知識が足りていないのか』といったことを自覚することで、次の一歩をどう踏み出すかを考えるきっかけになったようです」

 ガイダンスを受けた後の生徒たちには、明らかな変化が見られるといいます。

「特に卒業生からの経験談やアドバイスは、生徒の心に響くようです。日頃の授業でも積極的に質問したり、難関大特講への取り組み姿勢が変わったりと、目に見える変化を実感します」

 今年度は医学科・歯学科・薬学科に71名の合格者を輩出している同校。そうした実績を踏まえて、埼玉医科大学保健医療学部から提案を受け、星野学園独自のキャンパスツアーも開催されました。

「実際に医療器具に触れたり、人工心肺の実習をさせてもらったりしたことで、生徒たちの目の輝きが大きく変わりました。『自分は看護志望だったけど、臨床工学もいいかも』といった形で、体験を得て視野が広がり、目標を改めて考える機会になった生徒もいます。入試のガイダンスもしていただいたので、生徒たちには大きな刺激になったようですね」

 医学はもちろん、他のどんな道をめざすとしても、広い視野とチャレンジする気持ちを持った生徒を育てたいという同校。明日の医療を担う若い力の輩出が楽しみです。

医学の道に進んだ卒業生インタビュー
部活動で磨いた集中力が
受験力を向上させてくれました
順天堂大学医学部医学科卒業順天堂大学附属静岡病院研修医大久保 樹さん順天堂大学
医学部医学科卒業
順天堂大学附属
静岡病院研修医
大久保 樹さん

 小学生の時に、利き手の薬指が使えなくなるケガをしたことがあります。他の医師からは治せないと言われたケガだったのですが、それを手術で治してくれた先生との出会いが、医学の道をめざすようになったきっかけです。

 星野学園で学んで良かったと思うことの一つは、全員が部活動に入ることです。部活動で集中力を養うことは、受験力につながる貴重な体験だったと思います。

 また、定期考査や模試の上位者の成績が公表されることも良かったと思います。受験は競争ですから、自分より成績の良い人を意識することは、自分がすべきことを教えてくれる良いチャンスになったと考えています。


ネイティブの英語に触れる機会や
丁寧な英文添削が学習意欲を向上
高知大学医学部医学科3年山崎公子さん高知大学医学部
医学科3年
山崎公子さん

 身近に医師がいて、その人の働く姿を見たり話を聞いたりする機会が多かったので、人々の生命や健康を支える“医師”という職業に魅力を感じていました。

 今通っている大学は地域医療にも力を入れていて、病気を診るスキルだけでなく、人を診るスキルも学べると思ったのが受験のきっかけでした。

 星野学園在学中は、丁寧に英文添削をしていただいたことが医大受験で非常に役立ったと思います。ネイティブの英語に触れるイベントを多く用意してもらえたことも、英語の学習意識を高めてくれました。日々行われるHRテストも、知識の定着にプラスだったと思います。


先生方の激励が医学部合格の
大きな力になりました
横浜市立大学 医学部医学科2年 羽毛田咲耶さん横浜市立大学
医学部医学科2年
羽毛田咲耶さん

 親族に医療従事者がいるのですが、その人から「人助けをしたいなら、医療系に進学するのが一番早い」という言葉が心に響いたのが、医学の道を志したきっかけです。海外で活躍している医療関係者の方々の姿にも、強い憧れを持っていました。

 受験では、中学高校を通して先生方の応援が何よりの励みになりました。自信をなくして「受からないから志望校を変えたい」と相談した時も、担任の先生に「あきらめるな」と励ましていただき、私立がすべて補欠合格だった時も支えていただきました。英検受験では英語のネイティブの先生方に個別指導していただけたことも、本当に心強かったです。

(この記事は『私立中高進学通信2022年11月号』に掲載しました。)

進学通信 2022年11月号
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