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私立中高進学通信

2022年11月号

注目! News and Topics

昭和学院中学校

科学のロマンを追い求める
「サイエンスアカデミーコース」を新設

「なぜ?」への興味をきっかけに、論理的思考と自らの手で未知の世界を切り拓く力を養っています。

「なぜ?」への興味をきっかけに、論理的思考と自らの手で未知の世界を切り拓く力を養っています。

中1からゼミ形式で
研究活動に打ちこむ
理科・情報科 博士(工学)榎本裕介先生理科・情報科
博士(工学)
榎本裕介先生

 建学の精神「明敏謙譲」のもと、新しい時代に新しい価値を創造できる人材の育成を掲げる同校。

 中学校では、英語力や国際感覚を身につける「インターナショナルアカデミーコース(IA)」、最難関国立大学をめざす「トップグレードアカデミーコース(TA)」、難関大学進学をめざす「アドバンストアカデミーコース(AA)」、生徒が自分の興味関心に合わせて授業を選択できる「ジェネラルアカデミーコース(GA)」の4コースに加え、2023年度から新たに「サイエンスアカデミーコース(SA)」を創設。「科学のロマンを追い求める」をコンセプトに、科学への探究を通じて論理的思考を養い、自らの手で未知の世界を切り拓く人材を育成します。

 このコースを主導するのは、植物遺伝学の分野で博士号をもつ榎本裕介先生。前任校で医進・サイエンスコースの創設に従事し、東京大学への推薦入試合格者を毎年輩出するなど、大きな実績を上げてきました。SAコースは、その榎本先生のノウハウが存分に活かされています。

「中1の1学期は、まず“知る”ことに重きをおきます。世の中には自分の知らない分野の研究がたくさんあって、その中には面白いことがたくさんある。それを知ることで、自分が興味のある分野を見つけることができます。何より今の時代、インターネットで調べればすぐに答えが見つかると思っている生徒がたくさんいますが、科学の世界では答えがないことのほうが大多数。そこに気づくことが科学の探究におけるスタート地点なのです」(榎本先生)

 SAコースの最大の特徴は、週1時間の授業と放課後などの時間を使い、「研究活動」に取り組むことです。生徒一人ひとりが研究テーマを決め、教員とともにゼミ形式で研究内容を深めていきます。そのスタートとなる中1段階の生徒たちが、自力でテーマを決めるのは難しいことが想定されます。そこで、生徒たちには各教員の専門性に合わせた研究分野を提示し、その中から自分の興味のあるテーマを選択してもらう形をとっています。

将来のキャリア形成に
つながる力も養成
SAコース 主な科学分野
  • 風力発電
  • 発生学
  • 地域環境生物学
  • 動物行動学
  • 音響工学
  • 食品化学
  • 植物遺伝学

「たとえば、私の専門はバイオテクノロジーですので、未知の遺伝子を解析するというテーマが考えられます。また、物理の教員は発電が専門なので、風力発電のために3Dプリンターを使っての設計などが想定できます。ラーメンが大好きで学校周辺のお店の味の科学的な構造を、電子顕微鏡を用いて研究したいという化学の教員もいます。いずれにしても『先生はこれが面白いと思っているんだよ』というスタンスで研究分野を提示し、生徒の希望とすり合わせながらテーマを決めていく予定です」

 研究は高3までの6年間を通して続けられます。しかし、卒業論文など画一的なゴールは定めていません。それも榎本先生のこだわりです。

「ゴールが決まっていると、逆算して小手先でまとめてしまいがちです。研究を進めると、次々に新たな疑問が湧き、研究対象が広がっていくのが科学の世界ですから、それでは意味がありません。成果が出た研究については、学外のコンクールや学会での発表も視野に入れていますが、簡単に成果が現れないのが研究の現実。目標を達成できず、がっかりする生徒もいるでしょう。ただ、最も大切なのは、研究を積めば積むほど、今ある知識がいかに貧弱であるかを痛感し、その先にある果てしない道の広がりを知ることです。中高時代にその経験を積むことは、間違いなく自らの手でその後の人生を切り拓く大きな力となります」

 その力を育むサポートとして、SAコースでは、大学や大手企業の研究機関の見学も行います。

「実際の研究活動にじかに触れ、研究者の生の声を聞くことは、明確な将来のビジョンを描く第一歩にもなります。大学で本気で学ぼうとする生徒はとても貴重ですし、そのような人材が今、社会では求められています。東京大学の推薦でも、総合型選抜が求めているのは、“自分で考える力をもった学生”です。6年間、科学に没頭した経験を通して、将来を見据えられるようになった生徒は強いと思います」

 SAコースの募集人員は約30人。「理数系教科の得手不得手は関係ありません」と榎本先生は言います。

「文系理系に関係なく、考え方の基礎として客観的に物事を捉えて、論理的に考える思考を育んでいくという方針です。ストレートに何かに夢中になれる生徒たちに、このコースで学んでほしいと思います」

ピペットを手に、ドキドキ、ワクワク、目を輝かす生徒たち。ピペットを手に、ドキドキ、ワクワク、目を輝かす生徒たち。
無菌状態で操作ができるクリーンベンチも完備。無菌状態で操作ができるクリーンベンチも完備。
充実の実験環境&プログラミングの基礎も習得
理科室にはさまざまな実験に対応する機器がそろっています。理科室にはさまざまな実験に対応する機器がそろっています。

 SAコースを設ける同校では、科学の実験や研究に必要な環境を高レベルで整備。化学2室、生物2室、物理1室、地学1室と6つの理科室を備え、電子顕微鏡やクリーンベンチなど、中高で保有している学校はほとんどないという特殊な実験機器類もそろえています。

 また、全校で朝礼前に行われている20分間の読書時間には、Chromebookを活用したプログラミング学習を実施。実際にコードを書くなど、プログラミングの基礎もしっかり身につけます。

進学通信 2022年11月号
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