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私立中高進学通信

2022年11月号

未来を切り拓くグローバル教育

広尾学園小石川中学校

帰国生と協働して学び
育むグローバルな力

学校全体が“インターナショナルスクール”のような雰囲気
毎年9月下旬に開催される同校の文化祭『いちょう祭』では、AG生、SG生ともに英語プレゼンを実施。テーマは生徒が自由に決めるため、各自の興味・関心に沿ったテーマになります。夏休み中に資料を作り、夏休み明けに発表。クラスメートからのフィードバックを受け、AG生とSG生が協働して文章や発音をブラッシュアップさせていきます。さらに先生から個人的なフィードバックを受け、手直ししていきます。

毎年9月下旬に開催される同校の文化祭『いちょう祭』では、AG生、SG生ともに英語プレゼンを実施。
テーマは生徒が自由に決めるため、各自の興味・関心に沿ったテーマになります。
夏休み中に資料を作り、夏休み明けに発表。クラスメートからのフィードバックを受け、
AG生とSG生が協働して文章や発音をブラッシュアップさせていきます。
さらに先生から個人的なフィードバックを受け、手直ししていきます。

帰国生と国内生が助け合い
刺激し合う学校生活

 港区の中高一貫校「広尾学園」の教育メソッドを受け継ぎ、2021年度に誕生した広尾学園小石川。広尾学園のハイレベルな教育を踏襲しながら、より国際化に特化した教育を行っています。

「1学年3クラス編成で、『本科コース』1クラス、『インターナショナルコース』2クラスとなっています。学校内でも自然に英語が飛び交い、『本科コース』の生徒も日常的に英語に触れる機会が圧倒的に多いという点は本校ならではです」(広報部統括部長/矢野将嗣先生)

『インターナショナルコース』は、英語が得意な帰国生を中心とする『アドバンストグループ』(AG)の生徒と、英語を本格的に学んだ経験がない『スタンダードグループ』(SG)の生徒が半数ずつ混在するクラス編成が特徴です。外国人教員と日本人教員のダブル担任制で、ホームルームは英語で行われます。

 AG生は大半の科目を英語で学びますが、SG生は主要科目を日本語で、美術科、ITを学ぶ技術科はAG生と一緒に英語で学びます。

 インターナショナルコースマネージャーであるジョエル・プランケット先生は次のように話します。

「入学するとまずAG生とSG生はペアを組みます。英語を使う場面ではAG生がフォローし、逆にSG生が日本の習慣や国語を教えることもあります。本校ではこうしたペアワークを通して、サポートし合い、成長し合う文化が浸透しています。双方が助け合い良い影響を与え合いながら、絆を深め大きく成長します」

英語プレゼンテーションに
挑戦することで大きく成長

 なかでも生徒全員が自らテーマを設定し、英語でプレゼンテーションを行う『いちょう祭』(文化祭)では、生徒が大きく成長していきます。

「AG生はプレゼン資料に動画やイラストを効果的に組み入れ、身振り手振りを交えた見事なプレゼンテーションを披露します。SG生にとって英語でのプレゼンは大きな挑戦になりますが、そうしたAG生に刺激を受け、英語の発音や表現方法などを教わりながら作り上げていきます。本番に挑んだ後の成長ぶりは、目を見張るものがあります」(プランケット先生)

 高校では『インターナショナルコース』はAGに一本化されますが、英語力を磨きたい、海外へ進学したいというSG生はAGへ移行することも可能です。日本の難関大学をめざす生徒は、高校では『本科コース』へ進みます。

「生徒の個性や興味に合った進路を選んでほしいので、国内外で活躍する科学者やジャーナリスト、ダンサーなどを招いての講義など、キャリア教育にも力を入れています。国内・海外いずれの大学を選んでも、サポートできる環境が整っています」(プランケット先生)

Action Report File001
16名の外国人教員が直接生徒指導
英語で対話する機会を増やし確実な英語力を養う
外国人教員が一人ひとりを細やかに指導してくれます外国人教員が一人ひとりを細やかに指導してくれます

 英・米・豪など出身の16名の外国人教員が在籍する同校。『インターナショナルコース』の生徒が全校の3分の2を占めることも相まって、同校では日常的に英語が飛び交っています。

 アート部、コーディング部、英字新聞部など、外国人教員が顧問を務める部活動もあり、英語で指導が行われています。外国人教員は同校専属の教員として『インターナショナルコース』では日本人教員とともに担任を務めるほか、学校行事や委員会活動など、あらゆる校内活動に関わっているので、本科の生徒も外国人教員やAG生との交流によって、自然と英語に親しむことができます。

Action Report File002
幅広い経験を提供するキャリア教育
社会に触れて将来への夢を育む

 外部団体との連携を積極的に行うキャリア教育にも力を注いでいます。東京藝術大学とのコラボレーション企画や文京区の大学学生寮・和敬塾と連携した文学講座、世界で活躍する起業家、研究者、アーティストなどから与えられた問いをネットを通じてともに考える「Inspire High」に参加するなど、連携先も多彩です。

 AG生を対象に英語で狂言を学ぶワークショップを開催するなど、コースの特性に合わせたプログラムも充実しています。

東京藝術大学とのコラボで行うアート体験講座東京藝術大学とのコラボで行うアート体験講座
都立高専とコラボで実現ロボットプログラミング講座都立高専とコラボで実現
ロボットプログラミング講座

Action Report File003
海外大学の最新情報を常に収集
独自のイベントで海外大学が身近に
「海外大学フェア」で海外大学の入試情報や現地での生活をチェック「海外大学フェア」で海外大学の入試情報や現地での生活をチェック

 同校では、海外受験情報や現地での生活について常に最新の情報を収集。2022年度は国内外の約115大学が参加する「海外大学フェア」をオンラインで開催し、海外大学の生徒募集担当者と直接交流できる機会をつくりました。

 夏には実際に海外の大学に進学した広尾学園の卒業生が受験方法や大学生活を案内してくれたので、海外でのリアルな大学生活を知ることができました。

先生から一言
日本と海外の良さを併せ持つ
『インターナショナルコース』の魅力

『インターナショナルコース』では、英語力の育成だけではなく、課題解決力やクリティカルシンキングといった、海外の教育現場で主流となっている視点や考え方も教育に取り入れています。本校は日本の教科書に即した一条校なので、日本の教育の良さも取り入れながら、生徒が楽しみながらグローバルな視点や考え方を身につけることができます。

 2007年度に私が立ち上げから関わってきた広尾学園の『インターナショナルコース』では、近年、SG生が高校でも『インターナショナルコース』へ進み、海外大学に進学するケースが増えてきています。私は15年にわたって日本の生徒を指導してきましたが、3年間努力すれば英語力が飛躍的に伸びると断言できます。

 同時に、広尾学園はさまざまな国の教育システムの良い部分を取り入れながら、時間をかけて着実に成長してきた学校です。そのノウハウの蓄積をもってスタートした広尾学園小石川の成長スピードは格段に早いと考えています。生徒の努力を後押しするサポート体制は万全ですし、日本の大学に進学する選択肢も用意されています。今後にご期待ください。(インターナショナルコースマネージャー/ジョエル・プランケット先生)


日常の環境でSG生も
1年間で英語力が大きく向上

 本校では、本格的な英語学習の経験がない生徒も、SG生として『インターナショナルコース』への入学が可能となっており、高い英語力を身につけられる環境が整っています。ホームルームは英語で行われ、0時限目の英会話とリーディングは、外国人教員が指導しています。

 同じ教室には、休み時間も英語で会話をしているAG生がいますから、SG生も大いに英語力を鍛えることができます。入学時は外国人教員の英語を聞き取ることができなかったSG生も、1学期末にはほぼ理解できるようになり、『いちょう祭』を経て自信をつけ、中2になるとAG生と積極的に英語で会話する生徒も出てきます。海外進学をめざすSG生が努力を重ね、中2の「いちょう祭」では、見事なプレゼンを披露してくれました。夢を見つけて努力することで、将来の選択肢は大きく広がります。(中2インターナショナルコース担任/細田洪平先生)

進学通信 2022年11月号
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