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私立中高進学通信

2022年11月号

未来を切り拓くグローバル教育

啓明学園中学校

多様性をさらに引き出す
グローバルな学習環境

国際生が3割在籍する伝統ある国際理解教育
高2「家庭基礎」の授業で制作された、世界各国の民族衣装を着たテディベア。国の背景や民族衣装の成り立ち、色に対する文化の違いも学びます。9月に開催された啓明祭にて展示されました。

高2「家庭基礎」の授業で制作された、世界各国の民族衣装を着たテディベア。
国の背景や民族衣装の成り立ち、色に対する文化の違いも学びます。9月に開催された啓明祭にて展示されました。

帰国生や外国籍の生徒
インター生とともに学ぶ
2021年秋にリニューアルされた国際学級の教室。さまざまな国から来た帰国生を迎え入れます。2021年秋にリニューアルされた国際学級の教室。さまざまな国から来た帰国生を迎え入れます。

 3万坪の校地に幼稚園から高校までの児童・生徒が集う啓明学園。1940年に三井高維氏により創立され、キリスト教の教えに基づき、『世界を心に入れた人を育てる』を教育目標に、国際社会で活躍する人材の育成を続けてきたグローバル教育の伝統校です。

 帰国生や外国籍の生徒、国内インターナショナルスクールの出身者を含む「国際生」の割合は全体の3割にのぼります。現在、世界40以上の国・地域から生徒が集い、学校の雰囲気はまさにダイバーシティ(多様性)にあふれています。英語だけでなく、フランス語、中国語、ドイツ語、コリア語など各国の言語に対応し、帰国生の学びやすい言語に合わせた個別指導も充実。近年は独自の理系教育やICT活用にも力を入れており、サイエンスやデータに強いグローバル人材の育成に注力しています。

適性検査やプレゼン入試
多様な選択肢を用意
「帰国生教育のノウハウを活かし、より生徒の多様性を伸ばす学校をめざしたい」と話す大坪隆明校長先生。「帰国生教育のノウハウを活かし、より生徒の多様性を伸ばす学校をめざしたい」と話す大坪隆明校長先生。

 2022年度より大坪隆明校長先生を迎え、より充実した教育活動をめざして入試改革が始まりました。2023年度入試の変更点は4つ。まず1つめは『適性検査型入試』の導入です。近隣の都立中高一貫校の出題形式に準拠した適性検査Ⅰ・Ⅱを用いた入試を新設します。

 2つめは、英語または算数のいずれかを選択する『得意科目入試(1教科入試)』に、新たに「国語」が加わります。3教科それぞれを深堀りした問題に加え、国語と英語では対話型試験も実施します。

 3つめは『プレゼンテーション入試』の新設です。課題に取り組む力、自由な思考力と表現力を重視した入試です。自分の得意分野や長所をアピールするタイプではなく、問いに対して自分で考え、調べて発表をする双方向型の試験になる予定です。

 4つめは、従来の『2科型入試(国語・算数)』に英語をプラスした『3科型入試(国語・算数・英語)』の新設です。3科型入試では上位2科の得点が合否判定の対象になります。

 今回の入試改革は、刻々と変化し、予測不可能なグローバル社会を生き抜くうえで、同校が必要と考える資質と能力をさらに高める第一歩です。

「本校には、さまざまなバックグラウンドの生徒が多数在籍しています。どの生徒も、語学面、学習面、生活面で手厚いサポートを受けながら、自分の居場所を見つけ、自分らしさを失わずに学校生活を送ることができます。
 その豊かなノウハウとリソースは、帰国生だけでなく、多くの生徒のグローバルな力を伸ばすことにもつながります。多様な受験生に新しい入試にチャレンジしてもらい、本校のめざすダイバーシティの輪に加わっていただきたいです」(大坪校長先生)

Action Report File001
2023年度は入試が大きく変革
“多様化”がキーワード

 2023年度入試は、従来よりも入試方式が多様化します。今後の学校説明会では、新たな入試に関する説明、サンプル問題の公表や出題方針の説明が予定されています。また、トライアル試験も現在検討中です。

啓明学園中学校 2023年度入試方式

❶適性検査型入試(適性Ⅰ・適性Ⅱ)<新設>
都立立川国際、南多摩に準拠した適性検査を実施
❷得意科目入試(1教科のみ)<一部新設>
国語、算数、英語の3教科から得意科目1教科を選べる。
国語と英語は「対話型試験」を実施。
国語四技能型 日本語の「聞く」「話す」「読む」
「書く」の四技能のバランスを試す
英語特化型 英検準2級レベルの試験を実施
(2022年度まで「英語1科入試」)
算数特待型 深い思考力を測る問題を出題
(2022年度まで「算数特待入試」)
❸プレゼンテーション入試<新設>
課題に取り組む力、自由な思考力と表現力を重視した入試
❹2科または3科選択型入試<リニューアル>
全日程で「英語」の選択が可能に
Action Report File002
国内で異文化を体験する『グローバルキャンプ』
コロナ禍でも国際理解教育を継続

 新型コロナウイルス感染症の影響により、海外渡航が難しい状況が続いていましたが、同校はあらゆる手法を用いて、国際理解教育のエッセンスを国内にいても味わえるよう、工夫を重ねてきました。

 リアルな国際交流体験を提供しようと、2022年7月には『グローバルキャンプ』が行われました。中2から高2までの希望者が2泊3日の日程で長野県の教育施設に滞在。日本に滞在している外国人留学生とさまざまなアクティビティを英語で行い、交流を深めました。英語を母語としない留学生にも加わってもらい、グローバルコミュニケーションの共通ツールとしての英語を体感しました。

自然の中で留学生と英語でわかり合う体験自然の中で留学生と英語でわかり合う体験
留学生にインタビューし 困りごとを解決するアイデアを練る留学生にインタビューし
困りごとを解決するアイデアを練る
Action Report File003
カンボジアのお母さんたちと協働して就学支援
オンラインでサポートを継続
現地を訪れてボランティアに参加する機会も現地を訪れてボランティアに参加する機会も

『カンボジア縫製プロジェクト』は、2011年度からNPO法人アジアの子どもたちの就学を支援する会(ASAP)と連携して、カンボジアの貧困家庭を支援するフェアトレードの取り組みです。日本で集めた布を現地のお母さんたちに預け、手縫いしてもらった布製品を文化祭で販売しています。高校生の有志を中心に、コロナ禍でも活動を継続。6月下旬には現地のお母さんたちとZoomを通して交流を深め、活動の意義を再確認しました。

 大坪校長先生もこのプロジェクトの意義に共感しています。

「世界にはウクライナ以外にも紛争地域や、困難を抱える国があり、つらい思いをしている人がいる。開発途上国への視点をなくしてはいけないし、むしろ強化したいと考えています」

Action Report File004
ラウンドスクエア世界大会に高校生4名が参加
世界の私立高校生とイギリスで交流
世界の高校生と交流し社会課題の解決に向けた学びを深めます世界の高校生と交流し社会課題の解決に向けた学びを深めます

 世界50カ国の私立学校180校が参加する国際的な私立学校連盟「ラウンドスクエア」に、同校は2018年から加盟しています。加盟校の生徒と交流し、感謝祭やクリスマスなど、バイリンガルのイベントを実施しています。

 2022年9月には、2019年度のインド大会以来となる対面による国際大会がイギリスで開催されました。同校からは高校生4名が参加。オックスフォード大学や現地の高校で、各国から集まった高校生とチームを組んで課題解決に取り組みました。参加した生徒は多くの刺激と学びを持ち帰りました。コロナ禍前に行っていた加盟校との交換留学が復活する日も、そう遠くはないでしょう。

(この記事は『私立中高進学通信2022年11月号』に掲載しました。)

啓明学園中学校  

〒196-0002 東京都昭島市拝島町5-11-15
TEL:042-541-1003

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