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私立中高進学通信

2022年11月号

未来を切り拓くグローバル教育

実践学園中学校

思考力・英語力の伸びを実証
グローバルリーダーシップ研修

日本の高校初!UCバークレー校の研修を校内で体験
7月に行われた『グローバルリーダーシップ研修』の様子。「若者がSNSをする時間を管理できるアプリ」の発表風景。SNSの時間が少なくなるとポイントが溜まって電動スクーターが借りられ、それを使って友達とリアルに会おうというアイデアです。

7月に行われた『グローバルリーダーシップ研修』の様子。「若者がSNSをする時間を管理できるアプリ」の発表風景。
SNSの時間が少なくなるとポイントが溜まって電動スクーターが借りられ、それを使って友達とリアルに会おうというアイデアです。

生きた教養を学ぶ
リベラルアーツ&サイエンス

 豊かな人間味あふれる真のグローバル人材を育成するために、実践学園は世界で通用し、実社会の動きと結びついた“生きた教養”や論理的思考力、科学的思考力、表現力を養うリベラルアーツ&サイエンス教育を全学で行っています。高校には『LA&Sコース』を設置し、英語以外の教科を英語で学ぶ機会を増やして語学力と知識の両方を深め、社会で活躍する人材を招いて講演会を開くなど、さまざまなアプローチを試みています。

『LA&Sコース』は、高1から高2にかけて、コースの生徒全員が半年間、北米へ留学するのも特色です。そして2022年の夏、新たな試みとして『グローバルリーダーシップ研修』が実施されました。カリフォルニア大学バークレー校(UCバークレー)から戦略的リーダーシップの専門家、フランク・シュルツ博士を招き、5日間の研修を行うというものです。6月に北米留学から帰国したばかりの14名の生徒が参加しました。

 同校が考えるグローバルリーダーの条件は、教科の知識や応用力である「IQ=知能」、自己や他者の感情を知覚し、自分の感情をコントロールする「EQ=心の知能」、そして「CQ=異文化対応力」の3つです。この研修は、留学経験が生徒のEQやCQにどのような影響を与えているかを検証する機会にもなりました。

グローバルリーダーの
条件を体感する

『グローバルリーダーシップ研修』のゴールは「新しい製品やサービスのアイデアを提案すること」。ビジネスモデルの基礎的な講義を受け、少人数チームでワークショップやディスカッションを重ねていきます。最終日には新サービス・商品のプレゼンテーションが行われました。もちろんすべて英語で行われます。

 積極的に研修に参加する生徒たちの様子を見て、『LA&Sコース』主任で英語科の岩内孝輔先生は、コースの方向性に確信を得たそうです。

「生徒たちは入学時から問題解決型の学習活動を通して、思考力や判断力、表現力を磨いてきました。
 そうした学びで身についた土台があるからこそ、留学によって、英語力だけでなく思考力などのスキルもさらに大きく伸びていました。今回の研修では、培ってきた力を大いに発揮できたと思います」

 同校は2022年度より、LA&Sコースのエッセンスを中1から学べる『LA&Sクラス』を中学に新設しました。『LA&Sクラス』では、中2で初めての海外短期語学研修を経験し、中3で北米留学、高2でアジアを舞台にした研修を構想中です。

 “世界”を十代のうちに体験させ、グローバルに活躍できるリーダーの資質を育てる同校のLA&S教育は、進化を続けています。

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シュルツ博士も賞賛!
ビジネスセンスが光る新提案
米大学ビジネススクールの学びを英語で体得

 7月4日~7日までの4日間、生徒はグループごとに新しい製品やサービスのアイデアを練り上げ、「どのような活動か」「キーとなるパートナーは誰か」「必要なリソースは何か」「費用の構造はどうなっているか」など、ビジネスに不可欠な9つの要素を統合的に学ぶ「ビジネスモデル・キャンバス」の手法に則ってコア・セッションを受講しました。

 3日間、講義、ディスカッション、プレゼンテーション、フィードバックを繰り返し、4日目に最終プレゼンテーションを行いました。

 発表後の質疑応答では、同校のネイティブ教員や日本人教員から各グループに鋭い質問が向けられ、それにしっかりと答えなければならないハードなプログラムでした。

「男性向けコスメ」を提案したあるグループは、化粧品市場のデータなどを用いて顧客層を想定し、アウトレットストアなどの販売ルートも提案していました。「大手の化粧品会社はすでに男性スキンケア商品に力を入れていますよね。競争にどう対抗しますか?」との質問に、「私たちのチームはスキンケア分野の競争で優位に立とうとしているわけではありません。コスメに特化して展開したいと思います」と切り返すなど、実際に企業で行われている新規事業へのプレゼンさながらの様相を呈していました。

 このほかにも、コロナ禍で買い物の行列を減らすシステムや、市街にごみ箱を増やす計画、若者がSNSをする時間を管理できるアプリの開発などが提案されました。

 シュルツ博士は、生徒たちの英語力、ビジネスに必要な知性、プレゼンテーション力、チームワークを高く評価し、激励しました。

「さあ、解決策を見つけに出かけましょう。皆さんのアイデアが形になったら面白いじゃないですか。それに、世界のどんな大学でもあなたたちなら大丈夫でしょう。カリフォルニア大学では入試でSATを廃止するなど、状況は変化しています。皆さんはグローバルな大学に進む力を十分に有しています」

 参加した生徒たちの表情は、研修を終えた充実感と、周囲の大人から認められたという自信に満ちあふれていました。

アイデアをビジネスに昇華し英語で堂々とプレゼンアイデアをビジネスに昇華し英語で堂々とプレゼン
男性用コスメについて発表したグループ。イラストや関連データなどを効果的に使って、説得力あるプレゼンを展開。もちろん発表はすべて英語で行われました。
発表後の質疑応答では、同校のネイティブ教員や日本人教員から、英語で鋭い質問が浴びせられていました。発表後の質疑応答では、同校のネイティブ教員や日本人教員から、英語で鋭い質問が浴びせられていました。
生徒を励ますフランク・シュルツ博士。UCバークレーのビジネススクールの先生です。翌日にはLA&Sコースの中1~高3を対象にした特別講義も行われました。生徒を励ますフランク・シュルツ博士。UCバークレーのビジネススクールの先生です。翌日にはLA&Sコースの中1~高3を対象にした特別講義も行われました。
シュルツ博士と『グローバルリーダーシップ研修』に参加したLA&Sコースの生徒たち。シュルツ博士と『グローバルリーダーシップ研修』に参加したLA&Sコースの生徒たち。
参加した生徒にインタビュー
Iさん(高2)Iさん(高2)
ビジネスプランの要点を実感

 一つの課題を解決したと思っても、課題を深堀りしてみると抜けている点に気づきました。シュルツ先生のアドバイスを得て、グループで話し合って、一つひとつ解決していきました。プレゼンでは、自分の頭で考えたことを自然に英語で話すことができて、自分でも英語力が身についたことを感じました。

Tさん(高2)Tさん(高2)
課題を深堀りして解決策を模索

 アイデアを実現するための資金や費用を考える部分が難しかったですが、本格的なビジネス提案が体験できました。発表でも原稿を見ることなく、質疑応答もしっかり英語で答えられましたが、留学前にはできなかったと思います。カナダの高校で先生とのやりとりを繰り返し行った経験が、力になっていると思いました。

Sさん(高2)Sさん(高2)
アイデアを形にするためのコツをつかむ

 期間中は、素案の時点から毎日プレゼンをして、シュルツ先生の講評をもとに改善していきました。留学時、カナダの高校で「ビジネス」の授業を履修していましたが、今回の研修では大学レベルの講義を受け、アイデアを明確にする「判断力」の重要性をしっかり学ぶことができたと思います。

先生から一言
多様性のなかで培われる柔軟性に期待
LA&Sコース主任・英語科/岩内孝輔先生LA&Sコース主任・英語科
岩内孝輔先生

 留学前にはリーダー的存在ではなかった生徒が、帰国後は自分からチームメンバーに声をかける積極性が身についていたり、留学前からリーダーシップを発揮していた生徒は、自分の考えを押し通すのではなく、仲間を尊重しながら相手の力をうまく引き出すようになっていたりと、皆が大きく成長したと感じました。留学で身をもって多様性を体験したのでしょう。

 秋には、シンガポール国立大学の大学生と交流しながら商品開発のアイデアを英語でプレゼンする『メンタリングプログラム』も控えています。これらのプログラムが連動して、「CQ=異文化対応力」「EQ=心の知能」「IQ=知能」を伸ばしていけると考えています。

進学通信 2022年11月号
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