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私立中高進学通信

2022年11月号

未来を切り拓くグローバル教育

開智日本橋学園中学校

国際バカロレアを全コースに拡充

世界標準の探究力・思考力と“使える英語”を身につける
美術科、技術・家庭科の授業は、中1からネイティブ教員が英語で指導(LCコースは中3から)。英語を使って実技教科に取り組むことで、英語を「学ぶ対象」から「コミュニケーションツール」へと変えていくことを目的としています。

美術科、技術・家庭科の授業は、中1からネイティブ教員が英語で指導(LCコースは中3から)。
英語を使って実技教科に取り組むことで、
英語を「学ぶ対象」から「コミュニケーションツール」へと変えていくことを目的としています。

主体的に学ぶ探究型学習で
課題意識と学力が向上

 2015年度より「国際バカロレア」(IB)を導入し、2018年度には認定校となった開智日本橋学園。IBとは、世界の先進的な教育学者や実践者が集まって作り上げた教育プログラムです。コミュニケーション能力や探究力、課題解決力を伸ばすことから、世界158の国・地域で実践されています。IBといえば、海外大学進学の際に有利な資格が得られる「ディプロマ・プログラム」(DP)がよく知られていますが、同校はDPだけでなくIBの中等教育プログラム「ミドル・イヤーズ・プログラム」(MYP)も中学から取り入れています。

「中学でMYPの学びを経験した生徒たちは、IBが掲げる“自ら学ぶ・探究する”姿勢が身についています。何事にも課題意識をもって取り組むようになり、興味をもって主体的に学ぶことで学力も伸び、大きな成長を見せています。
 そのため、これまでは中学の『グローバルリーディングコース』(GLC)と『デュアルランゲージコース』(DLC)の2コースで実践してきたMYPを、2022年度より『リーディングコース』(LC)でも実施し、中学の全コースでIBの学びを展開することにしました。グローバル社会で活躍できる人材育成のために、IB教育はますますその重要度を増すと考えています」(国際バカロレア教育主任/近藤健志先生)

“使える英語”の習得と
キャリア教育にも注力

 IBによる探究的な学びに加え、オールイングリッシュで学ぶ機会を増やし、コミュニケーションツールとして“使える英語”を身につけさせるのも同校の教育の特徴です。GLCは帰国生などを対象としたコースなので、探究学習や社会科、美術科、技術・家庭科の授業も英語で学びます。DLCでは英語でも探究的な学びができることをめざし、徐々に英語以外の教科も英語で学べるように指導、LCでは中3から美術科と技術・家庭科を英語で学びます。

「ネイティブ教員が多いので、校内では英語が飛び交っています。GLCやDLCはホームルームも英語で行っていますし、休み時間や部活動など、コースに関係なく英語を使う機会は多いですね」

 学びと並行して、さまざまな職業のプロフェッショナルから話を聞く機会や将来を考えるワークショップを中学から実施するなど、キャリア教育にも注力。早い段階から進路について考える機会を多く設け、高2でのコース選択へとつなげているのです。

 同校では高2から、『バイリンガルDPクラス』『日本型DPクラス』『医学系クラス』『国立理系クラス』『国立文系クラス』『私立系クラス』のコースに分かれます。2つのDPクラスでは「国際バカロレア資格」を取得できますが、資格取得試験のスコアによっては、海外の難関大学や、「DP入試」を活用して国内有名大学の合格を勝ち取ることもできるようになります。

「DPクラスに進む生徒は年々増加しています。2022年3月にはDPクラスの2期生が卒業し、8名が世界大学ランキング上位の名門を含む海外大学に進学しました。国内大学のDP入試でも、これまで上智大学、ICU、早稲田大学、東京理科大学などの難関大学に合格しています。国内外・理系文系を問わず進路を選択できる点も魅力です。
 一方、本校ではDPクラス以外の生徒が海外大学に進学するケースもあります。どのような進学目標に対しても、ネイティブ教員、日本人教員の双方が英語指導、受験情報、二次試験や面接対策などをしっかりサポートしています」

Action Report File001
IB教育を効果的に活用する中高6年間
中1からグローバル人材を育成するカリキュラム

 GLC、DLC、LCの3コースとも、中1から高1まで4年間のMYPによる学びを経て、高2から進路に合わせたコースを選択します。MYPで主体的に学ぶ姿勢を身につけたことで生徒の学力は向上を続け、難関大学合格者数を増やしています。

2022年度主要大学入試実績(抜粋)

国公立大学・大学校
東京工業大学  1
千葉大学  1
横浜国立大学  1
横浜市立大学  2
電気通信大学  1
防衛大学校  2
東京都立大学  3
埼玉大学  4
東京海洋大学  1
海上保安大学校  1
山梨県立大学  1
宇都宮大学  1
北見工業大学  1
医学部医学科
東邦大学  1
東海大学  1
国際医療福祉大学  1
東京女子医科大学 1
海外大学(抜粋)
メルボルン大学(豪) 2
ブリティッシュコロンビア大学(加) 2
ジョージ・メイソン大学(北米) 1
コヴェントリー大学(英) 1
クイーンズランド大学(豪) 1
ニューサウスウェールズ大学(豪) 1
私立大学(抜粋)
早稲田大学  10
慶應義塾大学  5
上智大学 8
東京理科大学  22
国際基督教大学  2
学習院大学  2
明治大学  28
青山学院大学  15
立教大学  25
中央大学  19
法政大学  17
世界7カ国出身の教員が在籍するグローバルな環境 同校の教員の約30%がネイティブとバイリンガル。出身国は、アメリカ、カナダ、オーストラリア、インド、シンガポール、スペイン、南アフリカと多彩です。世界7カ国出身の教員が在籍するグローバルな環境
同校の教員の約30%がネイティブとバイリンガル。出身国は、アメリカ、カナダ、オーストラリア、インド、シンガポール、スペイン、南アフリカと多彩です。
キャリア教育も兼ねた留学生との交流 東京大学や東京工業大学の大学院で学ぶ外国人留学生とのサマーキャンプ(高1)。英語で会話をしながら、海外の優秀な学生が描く将来像を知り、自分たちの将来に活かしていきます。キャリア教育も兼ねた留学生との交流
東京大学や東京工業大学の大学院で学ぶ外国人留学生とのサマーキャンプ(高1)。英語で会話をしながら、海外の優秀な学生が描く将来像を知り、自分たちの将来に活かしていきます。
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海外大学進学希望者への手厚いサポート
最新の留学事情を集め、受験対策をフォロー
海外大学のスタッフに直接質問できる海外大学のスタッフに直接質問できる

 高2で選択できる2つのDPクラスでは、海外大学進学希望者の進路選択をサポートするため、海外大学のアドミッションオフィサー(募集・採用を専門に担当する各大学のスタッフ)を講師に招き、説明会を開催しています。また、海外大学出身のバイリンガルのネイティブ講師による、SAT(※1)やTOEFL(※2)、出願エッセーの書き方講座を開講するなど、きめ細かい進路サポートを実施しています。

 また、年2回、「留学フェローシップ講演会」を実施し、実際に海外大学に進学した日本人の大学生を招いて、どのように“主体的”に進路を決めていったのかを知る機会を設けています。海外大学を視野に入れている生徒はもちろん、国内大学をめざす生徒にとっても、主体的な進路選択の大切さが感じられるキャリア教育です。

※1 SAT…アメリカの高校生が受ける、大学進学のための標準テスト。アメリカの大学は入学審査において高校の成績やエッセー(自己アピールの作文)、推薦状などと併せて、SATのスコアの提出が求められます。

※2 TOEFL…世界最大の教育測定機関「ETS」が英語圏の大学や大学院への入学希望者の英語で学ぶ力を測ることを目的に開発した世界基準の英語テスト。

先生から一言
日本の学校の良さと
国際バカロレア教育の良さを融合

 本校はIB認定校であると同時に日本の学校教育法第1条で規定されている1条校であるため、双方の要件を満たす教育課程を実施しています。日本の学習指導要領で求められる知識を、IBや開智メソッドを活用して習得していくのが本校の教育の特徴です。

 自ら考え、判断しながら身につける基礎と応用を兼ね備えた学力は、国内外の大学入試や、大学での学びに対する最適な準備と考えています。主体的に育まれた知識やスキルは、変化の激しい国際社会にあっても十分に発揮されるものと期待しています。(校長代理・国際バカロレア教育主任/近藤健志先生)

(この記事は『私立中高進学通信2022年11月号』に掲載しました。)

進学通信 2022年11月号
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