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私立中高進学通信

2022年11月号

未来を切り拓くグローバル教育

共栄学園中学校

中3全員参加の授業内
オンライン英会話

実践英会話と到達度テストで英語力を底上げ
生徒たちは毎週、セブ島に住むフィリピン人講師と、趣味や旅行、食べ物などについて楽しく英語で会話します。

生徒たちは毎週、セブ島に住むフィリピン人講師と、趣味や旅行、食べ物などについて楽しく英語で会話します。

週1回の英会話の授業で
オンライン英会話を実施

 30年以上前から外部の学校を招いてレシテーションコンテストを開催するなど、英語教育に重きをおいてきた共栄学園。10名以上のネイティブ講師とともにグループワークで探究活動を行う体験型英語学習プログラム『K-sep』を2014年から毎年実施するなど、国際教育に力を注いでいます。

 2022年4月からは、これまで希望者のみが受講していた放課後の「オンライン英会話」を、中3の英会話の授業に組み込み、さらに英語教育を強化しました。

「英語で発話する機会を増やすことが狙いです。自分の考えを英語で表現して伝えること、外国人とのリアルなコミュニケーションを経験することを意図しました」と英語科主任の中島先生は話します。

 レッスンは週1回25分。中3生全員が、フィリピン人講師とオンラインでコミュニケーションを図ります。

「クラスを2つに分け、授業の前半ではクラスの半分がオンライン英会話に、もう半分がネイティブ教員との英会話授業に取り組み、後半はその逆となります。ネイティブとの英会話漬けの1時間ですね。これにより、生徒の発話の機会が飛躍的に増えました」

 オンライン英会話では、中1・中2で学んできた英語力をベースに、テキストに沿って、映画・家族・趣味などのトピックスについて、講師が質問し生徒が答えるという流れです。

 英語が苦手な生徒でも無理なく取り組めるように、基本のテンプレートに沿って会話を進めますが、講師は適宜フリートークを入れるなど、生徒のレベルに合わせ、楽しく会話することを意識した授業を展開します。

「毎回のレッスン後に振り返りを書いてもらうのですが、『楽しかった』という感想が大半です。授業に積極的ではなかった生徒が、オンライン英会話では楽しそうに話している様子を見て、学習へのモチベーション向上という意味でも大きな成果を感じています」

独自の英語到達度テスト
弱点をなくし基礎学力を強化

 総合的な英語力を向上させるため、英単語や文法など、教科書に沿った基礎学力の育成にも力を注いでいます。その一環として、6年前より同校独自の『中学英語到達度テスト』を実施しています。

「押さえるべき項目を細分化した120個の『To Do List』を作り、それぞれに3つずつ問題を用意。これらの問題を解くことで、何がわかっていないのか、弱点はどこかがわかる仕組みです。中学3年間で何度もテストを実施し、テスト後も解けるまで繰り返すことで、学力の底上げができました。オンライン英会話との両輪で、今後さらに生徒の英語力が向上することを期待しています」

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オンライン英会話で
自信を育み英語力を伸ばす
フィリピン人講師と1対1で英語トーク

 英語科教員やネイティブ教員が長年導入の必要性を感じていた「オンライン英会話」が、ついに授業内で実現。フィリピン人講師は、全員が研修を受けたプロフェッショナル。講師は毎回変わるため、さまざまな表現方法を学ぶことができます

 毎週1回、マンツーマンでリアルに外国人と話すことを通して、生徒の心や意識の部分にアプローチできた意義も大きいと英語科主任の中島先生は言います。

「英語学習が楽しい時間に変わり、英単語を覚えることの必要性と、覚えたことによる成果を、生徒は身をもって実感していると感じます。まさにこれこそが私たちの狙いです。
 今後は生徒たちのさらに目覚ましく成長していく姿が見られるのではと楽しみにしています」

「英語が通じた! 聞き取れた!」英語で話す楽しさを体感「英語が通じた! 聞き取れた!」英語で話す楽しさを体感
テキストやチャットを活用してきめ細かく指導してくれますテキストやチャットを活用してきめ細かく指導してくれます
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近隣の中学校も参加
英語レシテーションコンテスト
中学生全員が予選に参加して英語力を磨く
人前で英語を話す経験が自信につながる人前で英語を話す経験が自信につながる

 毎年秋には「英語レシテーションコンテスト」が開催されます。英文を暗誦し、表現力や発音、伝える力を競うこのコンテスト、中学3学年全員がクラス内予選に参加し上位2名を選出。そこから校内コンテストを実施し、中3生の上位2名が本選に出場します。出場者には、英語教員がマンツーマンで徹底的に指導を行います。本選には近隣の中学校の生徒も多数招いて、総勢30名が競い合います。2020年度は金賞・銅賞、2021年度は金賞・銀賞のダブル受賞を成し遂げました。

「英語の定期テストで平均点以下だった中1生が、放課後のオンライン英会話を続けた結果、中2の校内コンテストで優勝したことがありました。中3生の授業にオンライン英会話を導入したことで、レシテーションのレベルが今後さらに上がると期待しています」(中島先生)

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ネイティブ講師とともに
多彩に英語を体験『K-sep』
英語でのディスカッションやプレゼンも体験
ゲームやプレゼンテーションを交えながら生きた英語を学びますゲームやプレゼンテーションを交えながら生きた英語を学びます

『K-sep』は共栄学園オリジナルの体験型英語学習プログラム。中2生全員が参加します。2022年度の『K-sep』は体験型英語学習施設「Tokyo Global Gateway」で実施され、7~8名の生徒にネイティブ講師1名がつき、「薬局で〇〇の薬を買う」など、さまざまなシチュエーションで英会話を実践したり、社会問題等について英語でレクチャーを受けてディスカッションをしたり、さまざまな学びを体験しました。

「『K-sep』体験後は、英語でのコミュニケーションや、ネイティブ講師と話すことへのモチベーションが高まっているのを感じます」(中島先生)

先生から一言
目標達成への努力をする経験で思考力と課題解決力を体得
英語科主任・高1担任/中島大樹先生英語科主任・高1担任
中島大樹先生

 本校の生徒には、自分で考え、課題を克服し、困難に立ち向かえる力、つまり自分で人生を切り開く力を養ってほしいのです。そのためにリアルな経験をすることが大切だと考えています。たとえばレシテーションコンテストは、まずクラス全員の前で発表し、予選通過者は全校生徒の前で行われる校内コンテストで緊張感に満ちた舞台を経験します。保護者も観客席に招待し、YouTubeでも配信を行います。

 目標に向けて日々の努力を続け、本番で成果を出す。そうした経験が、今後の人生において揺るぎない土台となるはずです。海外の方とリアルに英語を話してもらいたいとの想いから導入した「オンライン英会話」も然りです。今後も“経験すること”を大切にした学びを提供していきます。

進学通信 2022年11月号
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