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私立中高進学通信

2025年7月号

基礎学力の育て方~こんなに成長しました!~

武蔵野中学校

M.S.Cで学習が習慣化
勉強方法が身につき学力向上

 中高一貫教育を通して、グローバル社会で活躍できる「国際人」の育成に取り組んでいる同校。
中学3年間はその土台作りと位置づけ、基礎学力と学習習慣の確立を徹底して行っています。

手厚い学習支援システムで
確実な学力アップを図る
渡瀬宏先生教務部部長/渡瀬宏先生

『10年後の社会で活躍できる生徒の育成』をめざして、武蔵野では独自の教育を展開。実践的な英語力・コミュニケーション力・自己実現力を軸に、グローバル化・多様化する現代社会において、主体的に生きていく力を育てています。

「中学3年間は、その土台となる基礎学力を鍛える時期。中学のうちに学習を習慣化し、積み重ねを自信につなげて、高校は夢や目標を叶えるための3年間にしてほしい」と教務部部長の渡瀬宏先生は話します。

 その基盤となるのが、確実な学力アップをめざす学習支援体制『ムサシノ・スパイラル・サイクル(M.S.C)』です。

「学力向上は直線的ではなく、螺旋状に曲線を描いて進むものです。M.S.Cの一環となる毎日の『朝学習』や、弱点克服に向けた『放課後補習』というサイクルを繰り返し、確実な学力アップを図っています」

 朝のホームルーム前の10分間を活用する『朝学習』では、全学年が20問の英単語テストを受けます。

「1週間で100単語を学ぶことになり、英語力向上はもちろん、毎日の継続で学習習慣を定着させるのもねらいです。毎日コツコツ学習に取り組む習慣づけができると、他教科でもその習慣が活きてきます」

 優秀な生徒を学年全員の前で表彰する『朝学習賞』を設け、クラス対抗で平均点を競わせるなど、生徒のやる気を引き出すさまざまな取り組みも実施しています。

「『2年連続で賞を取りたいからもっと頑張る』『隣のクラスに勝ちたいから皆で協力して勉強する』など、生徒のモチベーション向上につながっています。そうした小さな成功体験を積み重ねることで、自信と学習意欲が向上し、定期試験や検定など大きな試験で結果を残せるようになっていきます」

つまずきを
早い段階からサポート

「苦手を作らない」「わからないところはその日のうちに解決」を目的に実施しているのが『放課後補習』。各教科担当が、成績が伸び悩んでいる生徒を対象に、理解できるまでていねいに指導を行う少人数学習です。特に定期試験前は頻繁に開催され、全生徒が高得点をねらえるようサポートしています。

「教員が生徒一人ひとりと向き合い、距離が近い点も本校の特徴です。生徒はわからない部分をいつでも教員に質問でき、教員は親身になって応える信頼関係が根づいています」

 また、的確な指導を行うために『セルフチェックノート』が活用されています。

「生徒が毎日の学習内容や一日の出来事を記入して担任に提出しています。生徒が自らの弱点を客観的に分析しながら、学習目標とスケジュールを書き込むことで、学習時間が可視化され、課題が見えてきます。それを教員と共有することで、的確なサポートが受けられるようになります」

放課後に学内で学習を完結
チューター常駐の自習室

 生徒が集中して自習できる環境も整備。100席の自習ブースを備えた『武蔵野進学情報センター』は、月~土の21時まで利用が可能です。宿題や予習・復習に活用できるほか、5教科の演習プリントも用意されています。チューターが常駐しており、いつでもわからないところを質問できます。

 高校になると、志望大学向けの対策講座のほか、大学受験指導に長けた講師によるマンツーマンの個別指導(有料)も導入。この個別指導は中学生でも受講できます。

「朝学習、放課後補習、進学情報センターを活用することで、生徒は継続的な学習の大切さを実感し、自分に合った学習方法を見つけ、自ら学びを進める力が身についていきます。生徒一人ひとりがこのサイクルを円滑に回せるよう、教員は全力で生徒を支援していきます」

育成のポイント①
『朝学習』で毎朝20問の
英単語小テスト

 出題範囲は前日に告知され、7割以上の正解で合格となります。ただ英単語を覚えるだけでなく、自分の弱点を把握し、いかに克服するかを実践する機会となっており、朝学習をきっかけに「努力すれば必ず好成績が取れる」と実感して、勉強へのやる気をアップさせる生徒が多いそうです。

育成のポイント②
苦手克服のための『放課後補習』

 学習レベルに合わせて補習授業を実施。基礎から応用まで、生徒の学力を伸ばせる体制が整っており、英検や漢検など検定試験対策にも対応しています。高校生に向けては受験対策の講習も実施。高3には、志望大学の過去問解説など、実践対策も用意されています。

育成のポイント③
生徒全員が毎年英検を受験
放課後補習でもサポート

 英語力の向上に注力しており、毎年の英検受検を全員必須とし、学年ごとに目標級を定めています。『放課後補習』では上位級取得に向けた対策を行っており、毎年英検2級、準1級の合格者を輩出しています。また、数学が得意な生徒には数学検定の受検を奨励し、数検対策の個別指導も行っています。

育成のポイント④
チューター常駐の自習スペース
『武蔵野進学情報センター』

 月~土の21時まで利用でき、常駐するチューターに随時質問可能なので、疑問を残さず学習を進められます。必要に応じて、少人数での演習授業が実施されることも。大学情報が調べられる進路情報エリアも充実しています。

「日々の予習・復習から定期試験対策まで、目的に合った学習を、放課後に学校内で完結できます」(渡瀬先生)

生徒インタビュー
基礎力養成の取り組みで学力向上を実感
朝学習で学習習慣が身につき
成績が学年5位に!
Mさん(中3)Mさん(中3)

 私の目標は天文学者になることです。そのためにもさらに成績を上げたいと考え、週に3回は進学情報センターで自習し、放課後補習では英検準2級の2次試験対策の指導を受けています。朝学習の英単語テストは、帰宅後すぐに書いて覚え、翌朝また復習しています。当たり前に実行できるようになるまでは大変でしたが、継続することで効果が出てきました。

 英単語を覚えることをきっかけに、いったん勉強を始めさえすれば楽しくなることに気づきました。そのため、社会科や理科、漢字練習など他分野にも同じ方法を応用しています。その結果、中1では学年の中ほどだった成績が、現在は学年5位まで上昇しました。朝学習で表彰され、さらにやる気に! 目標に向かって頑張っています。


放課後補習でやる気を保ち
定期テストの点数がアップ
Iさん(中2)Iさん(中2)

 もともと英語が苦手だったので、朝学習の英単語テスト対策として、隙間時間に単語帳を見て勉強するようになりました。チアダンス部の練習で毎日忙しいですが、今では他科目の勉強もテスト範囲をスマホで撮影し、通学時に見て覚えるなど効率よく勉強する習慣が身につきました。中1から中2にかけて成績が大幅に上がったのは、勉強の習慣化と放課後補習のおかげです。

 定期テスト前の放課後補習では、先生に理解できるまで指導してもらえるので、モチベーションを保つことができました。間違えた問題を繰り返し解いて克服するという自分なりの苦手克服方法も身につき、集中して自学自習ができています。

発展力を育む
培った基礎力を発信 !
外国人教員によるLTE授業

 中学の英語の授業は週10時間設けられ、そのうち4時間は日本人教員による授業、残りの6時間は外国人教員による英語の授業『Learning Through English』(LTE)を実施。英語でディスカッション、プレゼンテーションを行うことで、生徒のコミュニケーション力を高めていきます。毎日の朝テスト対策で学んだ英単語がこの授業に活きることも。M.S.Cとの両輪で、真の英語力を培っています。

進学通信 2025年7月号
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