私立中高進学通信
2025年7月号
中1の始め方
安田学園中学校
生徒の頑張りに呼応して
学校全体が手厚くサポート
座談会参加の中1担当教員。左から宮本寛希先生、学年主任の淺野美帆先生、上里彩先生、工藤大奈先生。
自ら考え学ぶ力を伸ばすことをモットーとする安田学園。1学年約250名という活気ある中1の導入期にどのような工夫をしているのか、中1を担当する4名の先生に話を聞きました。
安心・安全で楽しい学校と
感じてもらえる授業の工夫
淺野先生
中1の導入期において、授業の進め方で気をつけていることは何でしょうか? 私が担当する国語では詩を群読し、読み解く作業を最初に行うことが多いです。どういう心情が描かれた詩なのか、どうやったら気持ちが伝わるのか、話し合って発表することで活発な意見が飛び交う授業になります。
工藤先生
いかに英語を楽しみ、好きになってもらえるかを重視しています。具体的には英単語のビンゴといったゲームや、テキストの登場人物になりきって英文を読む“なりきり音読”を授業に取り入れています。
上里先生
安心して発言できる環境を整えたいので、なるべく生徒の発言を肯定するようにしています。どんな意見も「それは違うよ」と否定せず、「そういう考えもあるね」といったん受け止めるように心がけています。
宮本先生
日常生活のなかで気になる「理科っぽいもの」を撮影するように呼びかけ、身近な理科を発見できるようにしています。例えば花の写真を撮ってきた生徒がいたら、花によって決まった柄があることや植物のつくりを知る機会になりますし、電信柱の写真であれば、その構造から物理学を学ぶこともできます。
『スコラ手帳』が自己管理と
トラブルの早期発見につながる
淺野先生
学習習慣、生活習慣確立のための取り組みについては『スコラ手帳』の活用に尽きますよね。日々の予定や振り返りを書き続けることで、スケジュール管理と自己管理ができるようになります。
工藤先生
私は毎日10人分の『スコラ手帳』をチェックしてコメントを書き込み、生徒とのコミュニケーションツールとして役立てています。教員も1人1冊持ち、予定の把握や授業進度、クラス運営とフル活用しています。
上里先生
日々の振り返りと長期的なスケジュール、両方書き込めるところがいいですよね。学校ではわからない、自宅での様子や、休日に何をしたかを書く生徒もいて読むのが楽しみです。
宮本先生
私は本校の卒業生ですが、『スコラ手帳』のおかげで自己管理ができるようになりました。テストや行事まであと何日かがわかりやすいので逆算して準備ができますし、先生との交換日記のようなやり取りが楽しかった思い出もあります。ただの手帳ですが、手帳以上の使い方ができると思います。
淺野先生
生徒が抱えるトラブルを『スコラ手帳』で知ることもあります。気になるコメントがあれば個別に話を聞き、休み時間も様子を見るようにして、問題を小さいうちに解決することが大事だと考えています。先生方はトラブルがあった際の対応はどうしていますか?
上里先生
当事者だけではなく、周囲の生徒にも聞いて、まずは状況をしっかりと把握するようにしています。個別であれば話せるという生徒もいるので、放課後残っている生徒には声をかけるなど、普段から気を配っています。
工藤先生
保護者が不安にならないよう、途中経過も含めて細かく連絡するように心がけています。場合によっては担任だけで解決しようとせず、学年主任や生徒指導部など多くの教員が関わって、学校全体で多面的に問題への対応に当たっています。
生活習慣や学習習慣の確立に重要な『スコラ手帳』。
スケジュール管理や日々の振り返り、長期的な目標などが書き込め、
英語で一言日記を書く生徒もいます。
英語力が磨かれる行事が豊富
合唱コンクールでは成長を実感
淺野先生
安田学園の行事は、「探究」「グローバル」「コミュニケーション」の3つの柱をもとに実施しています。中1の行事で印象的なものは何ですか?
工藤先生
英語科の教員としては、年間5回開催する英単語コンテストに力を入れています。毎回約300単語と覚える数は多いのですが、クラス対抗コンテストとして点数を競うのでゲーム性があり、学習意欲を高めながら楽しんで取り組んでくれています。2月には英語でのスピーチコンテストがあり、200人超の同級生を前に代表者がイキイキとスピーチをする姿を見るのが毎年楽しみです。
宮本先生
スピーチコンテストには私も在学中に出場しました。本番ではほかの生徒のスピーチを聞くことや、ネイティブ教員の審査やアドバイスが刺激になりました。
淺野先生
英語に関しては、11月に「TOKYO GLOBAL GATEWAY」というお台場にある施設で半日疑似海外体験ができるのも貴重な機会です。ホテルや空港、レストランや薬局といったさまざまな場所でのロールプレイをオールイングリッシュで行うことができます。
上里先生
2月に実施する合唱コンクールは学年が上がるにつれてクオリティが上がっていき、クラスの団結や成長が見られるので教員も楽しみにしています。
1年の締めくくりにクラス対抗で実施する合唱コンクールは
団結力が高まり、成長を感じる行事。
淺野 美帆先生(中1学年主任/国語科)
10年以上この学校で教員をしていますが、生徒に寄り添い、面倒見のいい教員が多いと思います。一人ひとりの生徒をしっかり見て、良いところを伸ばしていきたいです。
上里 彩先生(中1担任/社会科)
素直で頑張り屋の生徒が多く、教員もその努力に応えようという気持ちになります。生徒同士、生徒と教員が互いに期待し合い、相乗効果で高め合える関係性が築けます。
工藤 大奈先生(中1担任/英語科)
新入生には、学校、学年、クラスのルールを徹底します。「挨拶をする、時間を守る、人が嫌がることはしない、といった基本ルールがあるなかで楽しく過ごしましょう」と伝えています。
宮本 寛希先生(中1副担任/理科)
私は本校のOBです。安田学園はサポートが手厚く、学校完結型なところが魅力。6年間を通して多くの体験ができますし、自分の輝ける場所が必ず一つは見つかる学校です。
(この記事は『私立中高進学通信2025年7月号』に掲載しました。)
安田学園中学校
〒130-8615 東京都墨田区横網2-2-25
TEL:03-3624-2666
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