Oops! It appears that you have disabled your Javascript. In order for you to see this page as it is meant to appear, we ask that you please re-enable your Javascript!
LINEで送る

スクールポット中学受験版 - 首都圏版学校情報検索サイト スクールポット中学受験版 - 首都圏版学校情報検索サイト

X フェイスブック

私立中高進学通信

2025年7月号

校長先生に聞く「グローバル教育のビジョン」 

日本大学豊山女子中学校

英語教育とキャリア教育を融合
0 to 1で育む国際力と自立心

中学生が参加する『ニュージーランド春季短期留学』の一コマ。現地授業への参加を中心に、小学校訪問やホームステイなどを通して、英語力の向上と異文化理解を深める貴重な体験を積むことができます。

中学生が参加する『ニュージーランド春季短期留学』の一コマ。
現地授業への参加を中心に、小学校訪問やホームステイなどを通して、
英語力の向上と異文化理解を深める貴重な体験を積むことができます。

 世界に貢献できるアントレプレナーシップの育成に力を注ぎ、国際感覚と自らの未来を切り拓く自立心を育む同校。校長の黛先生に、同校のグローバル教育について伺いました。

体験型の学びが充実
英語力と将来の夢を育む
3つのビジョン
  1. 自分、日本、世界を知る
  2. 自ら動く、行動する
  3. ネットワークを活かし協力する

 日本大学付属校で唯一の女子校である同校。時代に合わせた新たな学びを常に取り入れ、高い知性と豊かな人間性を併せもった女性の育成をめざしています。

 同校のグローバル教育の大きな特徴は、英語教育とキャリア教育が一体となったカリキュラムにあります。各学年に国際交流の機会を設け、生徒たちはさまざまな体験型活動を通して、学びを深めていきます。例えば中学では、中1はネイティブ教員と共に過ごす林間学校、中2では英国文化を体感する「British Hills研修」を実施。また、中1から中2の希望者を対象に、『ニュージーランド春季短期留学』も設けています。

「これらのプログラムは、単に英語を学ぶことが目的ではありません。ニュージーランドへの短期留学では、現地の人々と交流するなかで、自分自身について質問される場面が多く出てきます。そうした体験が、自分や自分の国を知るきっかけになるのです。
 英語に自信がなかった生徒が、自己理解を深めて自立心や主体性を育み、『もっと英語を使えるようになりたい』と努力し、やがては学校代表として日本大学付属高校スピーチコンテストへ出場するまでに成長する---そうした過程を大切にしています。
 英語学習をきっかけに視野を世界へと広げ、自らのキャリアを選び取る力を育む。本校では、こうした学びの姿勢を『0 to 1(ゼロトゥーワン)』という言葉で表現しています。自主・自立の精神を礎に、自分の未来を切り拓く力を育むことこそが、本校のグローバル教育の核心なのです」

留学希望者の増加を受け
サポート体制も拡充
校長 黛 俊行先生校長
黛 俊行先生

 高校では、イギリスのケンブリッジ大学で行われる日本大学主催の「ケンブリッジ大学サマー・イースタープログラム」や、イギリス・ブライトンの語学学校で外国人留学生と共に学ぶ「海外英語研修」など、より高度な英語力とアカデミックな力を養う希望制プログラムを用意しています。近年では、希望制の留学プログラムに関心をもつ生徒が増え、2024年度から校内に『留学コーナー』を設置。生徒がいつでも相談できるよう窓口の先生を配置し、東京都私学財団助成金の申請サポートなども行っています。

「今後は、海外からの生徒を受け入れ、本校生徒の家庭でホームステイを受け入れるなど、双方向の国際交流にも取り組んでいきたいと考えています」

「0 to 1」の精神を体現する
ラボの創設

 同校では高校から、国公立大学・難関私立大学をめざす「A特進クラス」、日本大学への進学に対応した「N進学クラス」、理数系のスペシャリストを育成する「理数Sクラス」の3つに分かれます。「N進学・A特進」では『ラボ』によるゼミ形式の探究学習を実施。「理数Sクラス」でも独自の探究学習を実践しています。

「2024年度までは『A特進クラス』を対象に、アメリカ・ボストン近郊のハーバード大学や、マサチューセッツ工科大学などを訪問し、ディスカッションや学生に向けてプレゼンする修学旅行を行っていました。社会情勢の変化を受けて一旦終了としましたが、『N進学・A特進』の『ラボ』での探究活動に、このボストン研修プログラムを希望制で組み込みました」

 高校「N進学・A特進」の「ラボ」では、生徒が自分たちで決めたテーマを探究していきます。黛先生は、「ラボに参加せず、個人で探究したい生徒もいるのでは」と考え、「ラボに参加してない人のためのラボ」を創設し、先頭に立って進めています。

 このラボでは、生徒一人ひとりが自らテーマを設定し、大学教授や研究者など外部の専門家の力も借りながら、自主的な探究活動に取り組みます。予想を超える多くの生徒が参加し、高い関心を集めています。

「在学中にさまざまなチャレンジを経験しながら、自分の力で道を切り拓いていくアントレプレナーシップを磨いてほしい」と黛先生は語ります。実際に、「今度カンボジアに勤務することになりました」「フランスの企業に就職しました」と報告してくれる卒業生もおり、海外という未知の世界に対する抵抗感が薄れ、自然に一歩を踏み出せる力が育ってきていることを実感しているといいます。また、卒業生同士の強いつながりにも大きな期待を寄せています。

「本校は卒業生のネットワークが強く、まだ女性の進出が進んでいない分野にも、互いに支え合いながら飛び込んでいくことができます。そのネットワークを活かして、日本を、そして世界をより良く変えていくことができると信じています」

ドローンを活用したラボ(ドローン部)の活動風景。卒業生が所属する企業の協力によって実現し、板橋区の課題解決をテーマに、企業からアドバイスを受けながらドローンの活用アイデアを生徒たちが考案します。このほか板橋区立教育科学館とのコラボなど、地域や人とのつながりも活かしています。ドローンを活用したラボ(ドローン部)の活動風景。卒業生が所属する企業の協力によって実現し、板橋区の課題解決をテーマに、企業からアドバイスを受けながらドローンの活用アイデアを生徒たちが考案します。このほか板橋区立教育科学館とのコラボなど、地域や人とのつながりも活かしています。
自らテーマを決めて調べ学習を行う、中3『探究発表会』の様子。JICA訪問をきっかけに、『世界の教育』をテーマに選んだ生徒もいたそうです。自らテーマを決めて調べ学習を行う、中3『探究発表会』の様子。JICA訪問をきっかけに、『世界の教育』をテーマに選んだ生徒もいたそうです。
ココに注目!
日本にいながら世界に目を向ける機会をつくる
地理科/野村大樹先生地理科/野村大樹先生

 同校では、中高の地理の授業でJICA(国際協力機構)への訪問を取り入れています。地理科の野村大樹先生は自身の高校時代のJICA訪問経験から、「世界の課題や国際協力について実際に見て・聞いて・考えるきっかけになった」と効果を実感し、この機会を設けました。

「JICA訪問では、実際に海外で活動した方々の体験談を聞いたり、各国の食文化を体験できたりします。こうした体験は、生徒たちの異文化理解や多角的な視点を育むうえで、貴重な機会となっています」(野村先生)

 さらに、高校で希望者を対象に開講される『国際協力に関する特別講座』でもJICA訪問を採用しています。

「高校生になると、積極的に話を聞いたり、地形や宗教など地理の知識と結びつけたりして理解を深める姿が見られます。日本にいながら世界を知り、視野を広げる機会をさらに増やしていきたいです」

JICA訪問の様子。
地理の授業ではクイズ形式で世界の国旗や世界遺産、さまざまな言語の挨拶を学ぶことも。
世界遺産検定に挑戦する生徒も増えているそうです。

進学通信 2025年7月号
紹介する学校
共学校 共学校   女子校 女子校   男子校 男子校
この号のトップに戻る 進学通信一覧を見る
ページトップ