Oops! It appears that you have disabled your Javascript. In order for you to see this page as it is meant to appear, we ask that you please re-enable your Javascript!
LINEで送る

スクールポット中学受験版 - 首都圏版学校情報検索サイト スクールポット中学受験版 - 首都圏版学校情報検索サイト

X フェイスブック

私立中高進学通信

2025年7月号

校長先生はこんな人!

八王子学園八王子中学校

“一期一会”の気持ちを忘れず
多様性を尊重し
未来へつなぐ学び舎に

藤岡 隆史(ふじおか・たかし)校長先生

1970(昭和45)年生まれ。東京都出身。一橋大学社会学部地域社会研究専攻。
1994(平成6)年、八王子高等学校の英語科教諭として着任。生徒指導部長、学年主任、教務部長を歴任し、
2020(令和2)年、八王子学園八王子高等学校副教頭、2021年、同教頭を経て、
2025年に八王子学園八王子中学校・高等学校校長に就任。
趣味はサッカー観戦でJリーグ発足時から浦和レッズのサポーター。休日には家族でスタジアムを訪れる。

19年間途切れることなく
学級担任を担当

 2025年4月、校長として初の入学式を経験しましたが、やはり緊張しました。本校は八王子市内のホールを借りて中高合同で入学式を行っており、多くの新入生や保護者、そして教職員に見守られながら、温かな雰囲気のなかで挨拶ができました。式では新入生に「一期一会」という言葉を贈りました。この学校で出会うクラスメートや先生との偶然の出会いを、ぜひ大切にしてほしいと願っています。

 私自身についてお話ししますと、幼少期から東京の多摩地域で過ごしました。大学は一橋大学の社会学部に進み、社会科学を学びながら、英語や海外への関心から、英語科の教員免許を取得しました。

 教員という仕事に魅力を感じたのは、さまざまな人生を歩み行く卒業生たちと関わることで、自分が直接経験できない多様な生き方を、追体験できると考えたからです。中学時代の恩師である技術科の先生にも影響を受けました。その先生は、文化祭に向け「箱根彫刻の森美術館を作ろう!」と提案され、みんなで大きなサイズの絵を描きオブジェを作りました。人を動かすそんな情熱に強く惹かれたことを覚えています。

 大学卒業後は、本校の高等学校に英語科の専任教員として採用されました。振り返ると実に多様な経験を重ねてきました。まず、担任を19年間、一度も途切れることなく務めました。その後は、生徒指導部長、学年主任、教務部長といった役職を歴任し、国際交流担当としても、韓国やドイツなど海外の学校との交流プログラムの設定に関わってきました。

 生徒会担当も長く務めました。私が担当し始めた頃は、立候補者も少なく、正直、人気がある活動とは言えませんでした。しかし、生徒たちの頑張る姿を見守り、彼らの主体的な提案を後押しするなかで、徐々に活動が活発化し、今では非常に大きな、頼もしい組織へと成長しました。

多様性を育むことを
大切にした教育環境

 本校の校風は、一言でいえば「多様性」に尽きるかもしれません。中学は「東大・医進クラス」「特進クラス」を合わせて1学年3クラスですが、高校ではまた新たな仲間がたくさん増えます。クラス編成は「文理コース」に特選・特進・進学の3クラス、「総合コース」にリベラルアーツ系・音楽系・美術系の3つの系統、そして「アスリートコース」と多岐にわたり、多彩な個性の生徒が集まります。授業は別々でも、部活動や学校行事では、コースの垣根を越えて協力し合います。体育祭ではクラスごとに特色あるTシャツを作りつつ、縦割りの「団」としては共通の色で統一感を出すなど、一体感が生まれるよう工夫を凝らしています。

 生徒も教員も他者の意見を積極的に取り入れながら、共通の目標に向かって力を合わせる「ボトムアップの精神」が、こうした校風を形作っています。中高合わせると約1900人超という大規模校ですが、互いに壁を作らず自然に和ができる、そんな素晴らしい雰囲気を生徒たちはもっていると日々感じています。

次の100年に向け
新制服・校舎改築を推進

 2028年に本校は創立100周年を迎えます。これにあたり、記念事業が進行中です。まず2025年度の新入生より、新制服が導入されました。校舎リニューアルも段階的に進めており、柔道場棟の改築が始まりました。敷地内に新しい柔道場と選択教室を建設します。また、今後はより大人数が利用できる新しいカフェテリアや、多目的室ができる予定です。

 教育内容については、大学入学共通テストの開始や探究学習の充実など教育そのものが大きく動いている現在、これらの変化に対応しつつ、現在の取り組みを着実に進め、教育の質を高めていくことが重要だと考えています。

 中高一貫教育の連携も強化して、現在の中3生が高2に進級する時点より、高校からの入学生と混合クラスを編成する予定です。多様なバックグラウンドをもつ生徒たちが共に学び、切磋琢磨することで、より良い刺激が生まれることを期待しています。

 私たちが最も大切にしていくべきものは、本校の教育の根幹である「人格を尊重しよう平和を心につちかおう」というスクールミッションです。多様性を尊重し、平和を願うこの精神は、これからも本校の変わらぬ指針となります。今後も、生徒一人ひとりの人格を尊重し、平和を希求する精神を大切にしながら、教職員と共に、この学校の未来を築いていきたいと思います。

[沿革]
1928(昭和3)年、八王子市内で写真館を営む市川英作氏を中心に、地元有志により「多摩勤労中学校」として創立。1935年に「八王子中学校」に改称。戦後の学制改革で「八王子高等学校」が発足。2012(平成24)年に八王子学園八王子高等学校の併設校として中学校が開校。2016年より、中学校に難関大学・医学部進学をめざす「東大・医進クラス」を新設。難関国公立・私立大への進学実績が目覚ましい。部活動も盛んで男子バスケットボール部や陸上競技部、吹奏楽部は全国レベル。2028(令和10)年には創立100周年を迎える。

(この記事は『私立中高進学通信2025年7月号』に掲載しました。)

進学通信 2025年7月号
紹介する学校
共学校 共学校   女子校 女子校   男子校 男子校
この号のトップに戻る 進学通信一覧を見る
ページトップ