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私立中高進学通信

2024年7月号

国際交流の今

武蔵野中学校

海外研修で英語力を高め
『他者理解』の尊さを知る

マルタ共和国の離島であるゴゾ島を訪れた宮﨑さん(写真右)

国際人の育成をめざす同校では、中高一貫生に対し英語による探究型教育に力点をおいた『インテンシブステージ』を高校で用意。生徒は『ニュージーランド3カ月留学』または『マルタ語学研修』に参加できます。

身につけた英語力を
海外研修で実践

「『インテンシブ』は『集中的に』を意味します。『インテンシブステージ』では、専任のネイティブ教員によるLTE(Learning Through English)の授業を通して、社会問題や環境問題などを学びながら、プレゼンテーション能力や情報収集能力、協働性を集中的に身につけていくのです。こうして磨いた英語の力を、海外研修では空港やレストランでのやりとり、ホストファミリーや現地校の生徒との会話などにおいて実践します」(英語科・海外事業部/泉澤誠先生)

『ニュージーランド3カ月留学』は、高1の2月から高2の4月まで行われます。留学中、現地では1家庭に1人でホームステイをしながら、現地校に通って授業を受けます。雨宮煌さん(高2)は次のように振り返りました。

「ホストファミリーは本当の家族のように接してくださり、現地校では友達がたくさんできて、このままニュージーランドで暮らしたいと思えるほど充実した3カ月間でした」

 コロナ禍で海外研修の中止が続いた期間に、同校ではその質をさらに高めるべく内容をブラッシュアップ。2023年からは新たに『マルタ語学研修』を選択できるようになりました。

地中海に浮かぶマルタ島で
世界各国の留学生と交流

「マルタ共和国は地中海に浮かぶ美しい島で、ヨーロッパからさまざまなバックグラウンドをもった留学生が集まってきます。こうした同年代の留学生と英語を使って心を通わせることで、本校の教育理念である『他者理解』の尊さがより実感できると考えて研修先に選びました」

 同校初となる『マルタ語学研修』は、2023年の7月から8月にかけて実施されました。期間は約2週間で、高1生3名が参加。その一人である宮﨑一誠さん(高2)はこう話します。

「マルタでは世界各国の留学生と語り合ったり、青く透き通った海や歴史を感じさせる世界遺産を見たりしました。貴重な体験を積み重ねたことで視野が大きく広がり、人間的にも成長できた気がします」

 また、高入生の希望者に向けては、3月に約2週間の『カナダ海外研修』を用意。ホームステイをしながら現地校に通います。菱沼龍一さん(高2)は次のように振り返りました。

「楽しくて、あっという間に時間が過ぎていきました。来年も参加できると聞いたので、もう一度訪れて同じホストファミリーの家にステイし、再会を果たしたいと思っています」

マルタ語学研修

マルタ語学研修
留学生と語らう宮﨑さん。親しくなった各国の生徒たちと、リビエラビーチや世界遺産の巨石神殿群などの名所を巡りました。「最初は英語で話しかけるのにためらいましたが、知っている単語を使ってみると、通じたのです。それからは多くの生徒と交流を図ることができました」(宮﨑さん)

ニュージーランド3カ月留学
今年参加した4名は、まず1週間ほどクライストチャーチにある家庭にホームステイをして、現地の生活に慣れていきます。その後、ステイ先から現地校に通学。留学生必修の授業以外は、自分で自由に選択した授業を現地校の生徒とともに受けながら英語の4技能を鍛えていきます。「ホストファミリーとは、みんなで川や海へ遊びに行きました」(雨宮さん)

カナダ海外研修
ESL(English as a Second Language)という英語のレッスンを受けた後、現地校の授業に参加。その他、カーリングなどさまざまなアクティビティに挑戦します。
「ナイアガラの滝にも見学へ行きました。感受性が豊かな時期に、スケールを超えた自然の造形を体感することも、海外研修の目的です」(泉澤先生)

海外研修へ参加した生徒に聞きました
4人1組の部屋で
留学生と寝食を共に
宮﨑一誠さん(高2)宮﨑一誠さん(高2)

 絶景と青い海が目の前に広がるマルタ島で、僕はイタリアやフランス、ウクライナから来た留学生と共に英会話を学んだり、観光やビリヤードを楽しんだりしました。観光で訪れた場所で最も感動したのは、ブルーグロット(青の洞窟)です。研修中は、4人1組の部屋で留学生と寝食を共にしました。こうした日々を通して気づいたのは、英語を学ぶことの重要性はもちろん、自分から積極的に話しかけたり、行動に移したりすることの大切さです。


自分の思いを英語で
伝えられるようになりました
雨宮煌さん(高2)雨宮煌さん(高2)

 ニュージーランド3カ月留学の大きな成果は、自分の思いを相手に英語で伝えられるようになったことです。現地校での授業も最初は聞き取るのがやっとでしたが、帰国する頃には先生のお話がほとんど理解できるようになっていました。ニュージーランドで親しくなった友人たちとは今もSNSを使って交流を続けています。そのため、Writingの力も身につき、LTEの授業では自分の意見を英作文にまとめ上げることができるようになりました。


英語の力をさらに磨き
海外大学に進学したい
菱沼龍一さん(高2)菱沼龍一さん(高2)

 フィリピンで育った僕は、当時は公用語の英語で授業を受けていました。そのためListening力には自信があったのですが、カナダ海外研修では悔しい思いをしました。化学の授業で出てきた専門用語がまったく聞き取れなかったのです。そこで、バディの助けも借りながら理解できなかった英単語を調べ直すことで、授業についていけるようになりました。今回の経験を活かして、英語の力をさらに磨き、海外大学に進学したいと思っています。

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