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私立中高進学通信

2025年12月号

私たち、僕たちが大好きな先生

昭和学院中学校

生徒が日々を笑顔で過ごし
希望進路を実現できるように

英語科 川内勇太(かわうち ゆうた) 先生

英語科 川内勇太(かわうち ゆうた) 先生

昭和学院高等学校を卒業後、
私立大学の文学部英文学科に進学し、大学院で言語学を専攻。
大学院在学中に、母校の非常勤の英語科教員として着任。趣味はドライブ。

 実践的な英語を身につけ、世界で活躍する人材を育む「IA(インターナショナルアカデミー)コース」の担任を務める英語科の川内勇太先生。同校の卒業生でもある川内先生に、高校生活で力を入れていたことや、英語科の教員をめざしたきっかけ、生徒への思いについて伺いました。

生徒会長を務めた経験から
問題に対処する力がつきました

――先生は昭和学院の卒業生とのこと。同校を志望した理由を教えてください

 高校から昭和学院に通いました。高校受験の時、本校が2003年に共学校化したことを知った母から、「雰囲気の良い学校よ」と勧められたのがきっかけです。母は本校が女子校だった頃の卒業生ですが、入学してから、親子入学やきょうだい入学が多い学校だと知りました。それは現在も続く傾向で、それだけ信頼が寄せられているのはOBとしてもうれしいです。

――在学時はどんなことに力を入れていましたか?

 中学校で生徒会に関わっていたので、高校でも続けたいと考え、高2からは生徒会長も務めました。人見知りな性格なのですが、桜和祭(文化祭)や体育祭など大きなイベントの裏方として、みんなが活躍できるように取りまとめることがやりがいでした。ちょうど新しい校舎が完成したその年に生徒会長だったので、桜和祭では、校舎の使用方法や教室の割り振り、人々の動線など、新しく決めることがたくさんありました。次々と問題が出てくるので、対処する力が身につきました。

――英語科の教員を志したきっかけは何ですか?

 幼稚園の頃に、家族でテーマパークへ行き、勇気を出して好きなキャラクターに話しかけてみたところ、言葉が全くわからなかったというのが英語との出会いです。何とかそのキャラクターと話せるようになりたいと、英語教室に通い始めました。そして小学生の時には、将来は英語に関わる仕事がしたいと考えるようになっていました。次第に言語としての英語にも興味が湧き、私立大学の文学部英文学科に進学し、大学院では言語学を研究しました。

 大学生活は勉強と塾講師のアルバイトで忙しくしていましたが、教員も選択肢の一つと考え、教職員免許の取得をめざし、本校で教育実習を行いました。塾では中学受験と大学受験の生徒に英語と社会科を教えて、それなりに手応えを感じていましたが、学校で教壇に立つのは想像以上に大変でした。先生方が生徒一人ひとりに向き合って寄り添い、ときには厳しく接する姿を見て、自分には難しいと感じました。そして大学院に進学し、将来の進路を考えていたところ、高校時代の担任の先生や、教育実習の担当の先生から、本校で教員をやってみてはどうかとお話をいただいたのです。迷いもありましたが、内向的な性格だからこそ可能な生徒との関わり方もあるのではと考え、教員になる決心をしました。

変わったことはないか、後方から生徒の様子を見守っています

――IA(インターナショナルアカデミー)コースを担当されていますね

 本校は生徒一人ひとりの学びへの意欲に応え、夢の実現を支えるために、5つのコースを設置しています。IAコースは、英語を通じて国際的な視点や感覚を身につけ、世界を舞台に活躍できる人物を育むコースです。ディスカッションやプレゼンテーションに注力し、対話できる英語力を育んでいます。ネイティブ教員と日本人教員の2名担任制で、基本的に朝の会・帰りの会はネイティブ教員が担当します。IAコースで中学の担任を務めるのは4年目で、今年度は中3を担当しています。英語や海外留学に興味をもつ生徒が集まるクラスで、帰国生も、入学後から本格的に英語を学び始める生徒もいます。IAコースの生徒たちは、意欲的で物怖じしないのが特徴で、積極的に楽しく学んでいます。

――授業での工夫を教えてください

 英会話やプレゼンテーションの好きな生徒は多いのですが、留学や大学受験を視野に入れると、やはり英文法や長文読解なども重要になってきます。英語の授業で楽しい部分はネイティブの先生に任せて、私の授業では基礎をしっかり定着させることを心がけています。生徒が興味をもつように、例えば受動態を扱う時は、生徒たちが好きな恋愛アニメの相関図をスライドで作成し、人間関係を受動態の文章で表すなどの工夫をしています。生徒が喜んでくれるとうれしいですね。昨年度まで担任をした生徒が4人、高1で1年間のカナダ留学へ向かいましたが、その姿も励みになりました。今後も、生徒が英語を楽しいと感じられるような授業をつくっていきたいです。

――生徒との関わりで大切にしていることは?

 本校の校風でもあるのですが、教員が地道に生徒一人ひとりに向き合い、叱るべき時は叱って、希望進路の実現に向け付き添うことを大切にしています。私は積極的に生徒を導くタイプではないのですが、一人ひとりの様子を後方からよく見て、タイミングを見計らって話しかけています。自分から話しかけてくる生徒ばかりではないので、少しでも変わった様子があれば見逃さずに、ゆっくり話を聞きます。思春期の生徒にはいろいろな感情があると思いますが、一日の終わりや学期の終わり、卒業式など、節目節目に笑顔でいてほしいと考えながら接しています。

担任する中3のクラスとの集合写真です担任する中3のクラス。
「自由に発言しやすい、明るい雰囲気のクラスです」
高校時代の恩師である倉田透先生との写真です高校時代の恩師である倉田透先生と。
「高校時代に生徒会長を務めていた川内先生は、中学生にも人気があり、頼りにされていました。教員として母校に帰ってきてくれて、その成長と活躍を見られるのは、元担任として大変うれしいです。真面目でいつも優しいので、生徒たちも安心感があると思います」(倉田先生)
生徒の声
中3 I・Tさん中3 I・Tさん

 気さくで優しく、みんなを楽しませてくれる先生で、やるべきこともしっかり教えてくださいます。


中3 T・Yさん中3 T・Yさんん

 フレンドリーに声をかけてくださるので、困ったことがあっても相談しやすく、頼りになる先生です。


中3 O・Rさん中3 O・Rさん

 オリジナルのスライドで単語や文法を覚えやすくするなど、工夫がいっぱいの先生の授業は楽しいです。


中3 K・Sさん中3 K・Sさん

 良いことは褒め、良くないことは叱ってくださる先生のもと、みんな明るくのびのびと過ごしています。

進学通信 2025年12月号
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